アメリカの歴史ある音楽賞の一つである「ビルボード・ミュージック・アワード2017」が日本時間5月22日に開催され、カナダ出身のラッパー、ドレイクが「トップ・アーティスト賞」を含む今回最多の13部門を受賞した。
ドレイクはノミネートされた19部門中13部門で受賞し、他のアーティストを引き離しての戴冠。「トップ・アーティスト賞」の受賞は自身初であり、2011年にアルバム『21』が大ヒットし、2012年の同賞で12冠を記録したアデルを上回る受賞数からも、ドレイクが全米のみならず世界中から支持を集めたことがうかがえる。
ドレイクは昨年リリースしたアルバム『ヴューズ』が空前の大ヒット。8週連続を含む通算13週で全米1位を獲得するなど大きな支持を集めた。ここ25年で全米通算13週以上1位を獲得した作品は『ヴューズ』を含め7作品しかなく、2016年を象徴する大ヒットとなったことがこうした数字からも見て取ることが出来る。また、3月にリリースされた最新アルバム『モア・ライフ』(デジタル配信中)も3週連続1位を獲得するなど、前作に引き続き大きな支持を集めている。