11月9日(土)にデンカビッグスワンスタジアムで開催された明治安田生命J2リーグ、アルビレックス新潟のホームゲームで広島出身のシンガーソングライターHIPPY(ヒッピー)が「君に捧げる応援歌」を歌唱した。
HIPPYは広島を中心に活動しているシンガーソングライター。広島ではテレビ番組を持つなどタレントとしても幅広く活躍している現在だが、自身も高校時代にプロ野球選手を目指していていたがケガによりその夢を諦め、新たな目標として音楽の世界に身を投じメジャーデビューを果たしたシンガーである。
「君に捧げる応援歌」という楽曲はリリース自体は約2年半前の楽曲だが、昨年から今年にかけてさまざまなプロスポーツの世界で使用された”エールソング”。プロ野球などの選手登場曲や、テレビのスポーツ番組などに使用され、立ち上がろうとするすべての人たちに向けて「心の燃料」になってほしいと書かれた楽曲だ。
今回、広島出身のHIPPYがアルビレックス新潟の試合で歌唱に至った理由は、プロデビューと同時に急性白血病を発症したアルビレックス新潟所属のJリーガー早川史哉選手の、クラブ発信の復活動画のBGMに”「君に捧げる応援歌」が使用されたのがキッカケだ。その動画はツイッターで新潟県を中心に全国に大きく広がり、早川選手の復活を祝うコメントとともに楽曲に対しての反響も多く寄せられ、今回のスタジアムでの歌唱に至ったというわけだ。
HIPPY自身も現在クラウドファンディングにて支援を募り「あなたの街に行きますプロジェクト」を敢行中。メールにて応援してもらいたい方を募集しそこにお伺いし歌でエールを届けるプロジェクト。
この内容とチームの思いも合致し新潟へお伺いすることとなった。
「早川選手が走っている姿を見て感動しました。彼の存在が立ち上がろうとする方達のエールの象徴みたいな方ですから。」とHIPPY。
アルビレックス新潟は、前節の試合結果を受けて今季のJ1昇格の道が絶たれたが、この試合はHIPPYの熱いエールのおかげもあり、FC岐阜に2-0で快勝した。
(C)ALBIREX NIIGATA