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箏曲部を中心に描く青春群像コミック「この音とまれ!」初単独コンサートが感動の中終演! 文化庁芸術祭賞レコード部門優秀賞を獲得!!

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12月23日(土)東京・草月ホールにて、ジャンプSQ.にて好評連載中のコミック「この音とまれ!」(集英社刊)に登場する箏曲を演奏する『この音とまれ!箏曲コンサート』が行われた。またコンサートの興奮冷めやらぬ中、同コミックのタイアップ箏曲アルバム『この音とまれ!~時瀬高等学校箏曲部』が、平成29年度(第72回)文化庁芸術祭賞レコード部門において、優秀賞を受賞した。

2017年3月にリリースとなったCD『この音とまれ!~時瀬高等学校箏曲部』は、作中に登場する箏曲の数々を、作中で描かれるシーンそのままに録音した箏曲アルバム。コミックを読みながら聴くと、弾き方や表現があまりに情景に合致しているため、“バーチャルCD”といっても過言ではない作品で、純邦楽ジャンルの作品としては異例の公称出荷枚数13,000枚を超えるスマッシュヒットとなった。今回は、ファンからの熱い要望もあり、初めて作品タイトルを冠した単独コンサートを行うこととなった。

コミックの中で描かれている箏曲を、実際に“生”で耳にすることができる貴重な機会を求め、一次選考から申し込みが殺到。一般発売ではものの数分でチケットは完売。プラチナチケットを手にしたファンが、開場前から期待に顔を輝かせてオープンを待っていた。

その間、舞台転換を円滑に進めるために舞台裏には実に28面もの箏が準備され、照明や音響の演出含め、奏者・スタッフ一丸となって開場ギリギリまでリハーサルが行われていた。

コンサートのオープニングを飾ったのは、作中初めて登場した、オリジナル楽曲「龍星群(りゅうせいぐん)」。箏の圧倒的な美しさとパワーに、最初から瞳を潤ませるファンも多数。曲や曲のシーンによって、優しく、もの悲しく、荒々しく表情を変える箏の生演奏に圧倒され、客席は水を打ったような静けさの中、ステージで繰り広げられる「この音とまれ!」のシーンの具現化していく様子に釘付けとなっていた。

曲間のトークコーナーでは、司会の音楽評論家、冨田明宏氏が登場。「箏曲コンサートの観覧が初めての人?」と問いかけると、観客の約8割が該当。そんな箏曲の生演奏自体が初めてのファンの緊張をときほぐすべく、箏の楽器の説明や調弦の方法等を、箏奏者で、オリジナル楽曲の作曲者でもある橋本みぎわさんをはじめとした、奏者がわかりやすく説明。敷居が高く思われることも多い箏や和楽器のコンサートがとても身近に感じられる演奏会となった。原作のアミュー先生からもメッセージとしてオリジナル楽曲の制作秘話や、録音秘話が届き、原作ファンにとっても箏曲ファンにとっても興味深い内容となった。

休憩を挟んだ第2部は、より原作の雰囲気を体感できるように、コンクール形式で作中のライバル学校たちの演奏が次々と披露された。演奏前には各々の学校の紹介、生徒からのメッセージなどのアナウンスがあるなど、雰囲気たっぷり。観客はコンクールの審査員になったつもりで、配布されたアンケート用紙に審査結果を書き入れるという企画で、ステージ上では原作に沿ってそれぞれの学校の演奏の特色が再現され、「この音とまれ!」のシーンが鮮やかに脳裏に再生されるステージとなった。

最後に披露された、主人公たちの学校、時瀬高等学校箏曲部による「天泣」は、物語のヒロイン、鳳月さとわが作曲をしたという設定のオリジナル楽曲。虹色の照明が差す中、ステージ上で奏でられる箏の調べに客席はすっかり魅了される。原作の中で、切なさや痛みを伴っていた同曲が時瀬高校箏曲部の面々によって前向きで嬉し涙のような輝きを放つものに変わっていった過程が自然に思い起こされたのか、静かに涙を流すファンを多く見受けられた。最後の音の響きが会場に美しく広がって、穏やかに消えきった後、客席から万雷の拍手が沸き起こり、コンサートは感動のままに終了した。

ファンのSNSなどでは熱い感想と早くも次のコンサートや展開を期待する声が高まる中、文化庁芸術祭賞レコード部門で、CDアルバム「この音とまれ!~時瀬高等学校箏曲部」が優秀賞を受賞という素晴らしいニュースも飛び込んできた。箏曲経験者、未経験者、老若男女問わず箏曲を広め、名誉ある賞を獲得し、さらに多くの注目が集まる「この音とまれ!」。今後「この音とまれ!」のストーリーの行方と現実世界での交錯と展開が、どのように広がり、どんな新しい可能性を提示していくのか、目を離さないでほしい。

(C)アミュー/集英社

【原作『この音とまれ!』概要】
先輩部員が卒業し、部長の“武蔵(たけぞう)”一人となった廃部寸前の時瀬高等学校箏曲部に、見るからに不良の“愛(ちか)”や天才箏奏者の“さとわ”、箏経験なしの3人の個性的な生徒たちが入部。各々が抱える問題やお互いの切磋琢磨、思いやりを経て変わっていく瑞々しい青春群像を、箏を中心に鮮やかに描く。原作のアミュー先生自ら箏の経験者であり、母、姉は現役の箏奏者というバックグラウンドを基に表現されており、楽曲は箏柱(ことじ)の位置まで正確に描かれている。オリジナル楽曲の「龍星群」「天泣」の作曲は姉の橋本みぎわが担当。コミックのストーリーに魅せられた箏曲未経験のファンから、箏曲部所属の生徒たちや、箏曲・和楽器経験者まで幅広いファンを持つ。

【CD情報】
★平成29年度(第72回)文化庁芸術祭賞レコード部門優秀賞 受賞作品
★アミュー先生書き下ろしジャケット!
★全曲本CDのための新録音音源!

■CDアルバム『この音とまれ!~時瀬高等学校箏曲部~』 時瀬高等学校箏曲部
KICC-1349  ¥2,500+税
発売中

<収録曲>
1. 龍星群 演奏:時瀬高等学校箏曲部
2. 六段の調≪初段≫演奏:倉田武蔵
3. 六段の調≪全曲≫演奏:鳳月さとわ
4.  さくらさくら~十三絃三重奏のための~
演奏:鳳月さとわ(時瀬高等学校箏曲部)、凰 かずさ(姫坂女学院箏曲部)、桐生桜介(明陵高等学校箏曲部)
5. 虚龍譚~独奏十三絃箏と箏三重奏のための~ 演奏:時瀬高等学校箏曲部
6. セピアの風に 演奏:鳳月さとわ
7. 久遠 演奏:時瀬高等学校箏曲部
8. 二つの個性 演奏:姫坂女学院箏曲部
9. 百花譜 演奏:明陵高等学校箏曲部
10. さらし風手事 演奏:永大附属高等学校箏曲部
11. 堅香子 演奏:珀音高等学校箏曲部
12. 天泣 演奏:時瀬高等学校箏曲部

【コミック情報】
「この音とまれ!」
・集英社 月刊『ジャンプSQ.』にて好評連載中!
・単行本1~16巻 紙版・デジタル版 好評発売中! 紙版 438円(本体)+税

 【『この音とまれ!』Information】
◆ジャンプSQ.公式サイトhttp://jumpsq.shueisha.co.jp/
◆この音とまれ!特集http://jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/konoototomare/

◆ジャンプSQ.公式Youtube公開中動画
・龍星群>

・久遠>

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