妄想系個性派シンガーソングライター吉澤嘉代子の新曲「月曜日戦争」が、バカリズム原作・脚本・主演ドラマ「架空OL日記」の主題歌に決定した。
吉澤嘉代子は、2014年5月にミニアルバム「変身少女」でメジャーデビュー。父の影響で井上陽水を聴いて育ち、物語性の高い楽曲を次々と発表、独特の世界観に各界からの支持も多い。近年では私立恵比寿中学、南波志帆への楽曲提供も行う、今、最も注目を集めるシンガーソングライターの一人。
新ドラマ「架空OL日記」は、バカリズムが2006年から3年の月日をかけ、ネット上にこっそり銀行勤めのOLのフリをして綴っていたブログを書籍化した、「架空OL日記」(小学館文庫 全2巻)が原作で、その唯一無二のOL観察力に、ブログを読んでいた誰もが「本物のOL」だと騙され、「女心が分かりすぎている」「いや、頭おかしい」と話題を巻き起こし、本人主演で連続ドラマ化が決定した。
吉澤嘉代子起用の理由と、主題歌「月曜日戦争」について住田崇監督は、「女性の気持ちを歌えるミュージシャンを探していました。独創的な世界観があり、ドラマを観た人になんとも言えない不思議な余韻を残してくれるのではと感じたので」「夢みる女性のメランコリックな雰囲気の中にきゅんとくる切なさを感じ、何度も聞いてしまいました」とコメント。
一方、初のドラマ主題歌が決定した吉澤嘉代子は、「このたびは書下ろしさせていただきありがとうございます。脚本を読ませていただいたときに、女だけが知る合言葉をばらされたようでどきりとしました。私もこの架空の花園に狂気と心地よさを感じて、バカリズムさんに生みだされたOLたちが戦士となり、月曜日と戦う宇宙絵図が浮かびました。どうぞよろしくお願いします。」と語っている。
なお、吉澤は、3月15日に待望の3rdアルバム「屋根裏獣」をリリース。4月からは、全国6都市をめぐる全国ツアー「獣ツアー 2017」の開催も決定している。