アーティストのみならず『CanCam』の専属モデルとしても活動し続けているchay。以前から弾き語りライブが観たい!というファンの声が多く、9/30に実現されたchayの弾き語りワンマンLIVE『chay’s room vol.1〜One mic,One guitar〜』。LIVEのコンセプトはタイトル通り、chayの部屋。chayの部屋に遊びに来て、ゆったりしながら近くでギターを爪弾いてくれる…、そんなスペシャルな空間を演出。サポートメンバーは一切おらず、ステージにはchayとギターのみ!何種類ものギターが置かれ、全編弾き語りのライブに挑んだ。
大きな白いソファーにクッション、chayが普段から自分の部屋で使用している机やティーセット、さらにお花といった小物の数々…。本当に部屋に遊びに来たようにしたい!と自宅から運んでくるという拘り様。白の刺繍が施されたネイビーのトップスにピンクのロングスカートでchayが登場した。
ランプに明かりが灯され、ソファに座ると弾き語りを始めるきっかけにもなったCyndi Lauperの楽曲『True Colors』を披露。オープニングMCでは「chay’s roomへようこそ!デビュー前からずっと弾き語りライブをやりたくて、きょう念願の1回目を皆さんと迎えられた事を本当に嬉しく思います。」と今回の弾き語りに対する想いを語り、続けて自身の楽曲『Twinkle Days』『Wishes』を弾き語りバージョンで披露。曲によってギターを持ち替え、バンジョーで『Mean』、12弦ギターで『As Tears Go By』を披露し、会場のファンを魅了した。
当日、開演前にお客さんからchayに弾き語りしてほしい曲やchayへの質問、メッセージを募集していたが、次のコーナーでは、そのメッセージカードを貼ったコルクボードがステージ上に登場した。そのリクエストからchayが楽曲をセレクトし、即興で弾き語りを披露。自身のInstaglamへもリクエストの多かったという、THE BEATLESの『Let It Be』や、Taylor Swift『We Are Never Ever Getting Back Together』、またデビュー前からある自身の楽曲で、音源化されていないがリクエストの多かった『Together』、そして以前ラジオ番組で披露したこともあったという中島みゆきの『空と君のあいだに』を続けて披露した。
リクエストコーナーでお客さんとの身近なやり取りで会場があたたまると、お客さんの手拍子にあわせてThe Jackson 5の『I Want You Back』で会場は一気に盛り上がる。さらに月9主題歌となっていた『あなたに恋をしてみました』では、会場に集まった300人のお客さんが一体となった。そして、ライブ本編の最後には初の『それでしあわせ』をピアノで披露。会場からのすすり泣く声に思わずもらい泣きをしてしまう場面も…。会場は温かい空気に包まれた。最後には『chay’s room〜One Mic,One Guitar〜vol.2』が11月2日(水)に開催されることも発表され、本編は終了。そしてなりやまない拍手を受け、chayが再びステージに!
この『12月の雨』は、1970年代にユーミン・サウンドを支えたバンド、“ティン・パン・アレー”のメンバーであり、はっぴいえんど、ハックルバックの活動を始めとした日本の音楽シーンのレジェンド・ギタリストである鈴木茂氏がプロデュース。ドラムには同じくティン・パン・アレーの林立夫氏、ベースには元サディスティック・ミカ・バンドの小原礼氏、キーボードには柴田俊文氏、コーラスには鈴木雄大氏を迎え、超豪華メンバーによるレコーディングが実現した。
「『12月の雨』はもともと大好きな曲でした!私の両親がユーミンさんの大ファンで!小さい頃にライブに連れて行ってもらった事もありました。なので、今回カバーさせて頂き、嬉しく、光栄です!でも、どうやったらこの名曲を表現できるのだろう…と考えました。原曲のおしゃれなアレンジ雰囲気を出した方が絶対に良いと思って、スタッフさんと相談していましたが、鈴木茂さんにアレンジをお願いするっていうのは?という提案があって…。そんな事、実現できるのかな…と思って、実際に鈴木茂さんにお願いしたところ、快諾していただきました!当時の方は懐かしく、知らなかった方にも楽しんで聴いていただけるアレンジになったと思います。そして、この曲を表現するために、少し大人っぽく、歌い方もいつもと変えてみたので、楽しみにしていてくださいね!」とカバーへの想いを語った。「でも、弾き語りライブなので、この『12月の雨』を今日は弾き語りで聴いてください」と、『12月の雨』を披露。初となる弾き語りライブは大成功で幕を閉じた。