大ヒット映画「君の名は。」でヒロイン宮水三葉役を努め、現在大注目の実力派女優上白石萌音のデビューミニアルバム「chouchou」(10月5日発売)が、発売に先駆け9月30日よりiTunes Storeで先行配信がスタート。J-POPアルバムチャートで7位、総合アルバムチャートでも13位(10月1日AM9:00時点)にランクインする好スタートを切り注目を集めているが、そのデビューミニアルバムに収録される1曲「366日」のミュージックビデオが、上白石萌音のオフィシャルYouTubeチャンネルに公開された。
今作のミュージックビデオを手がけたのは、数多くのCMを手がけるクリエイティブ・ディレクター箭内道彦氏。自ら8ミリカメラをまわし撮影されたこの「366日」のミュージックビデオは、映像の暖かさと上白石萌音の透明感のある歌声と彼女の笑顔が印象的な作品だ。
撮影当日、上白石萌音はどこに行くのか、どういう撮影をするのか知らされないままだったという。撮った映像をその場で確認しながら進められる通常のミュージックビデオ撮影とは異なり、8ミリカメラでの撮影はその場で映像をモニターでチェックをすることもできない。8ミリフィルムに収められた真っ白なワンピースを着てカメラに向かって無邪気な笑顔を見せるその姿は、自然体の上白石萌音そのもの。大人の切ない恋を描いた名曲を、上白石萌音は初恋の気持ちを乗せて表現したというその真っ直ぐで優しい歌声と、デジタルでは表現することのできない8ミリフィルムの味わいのある映像が相まって、楽曲の切なさを倍増させながらも温かみのある作品に仕上がった。
箭内道彦氏はメイキングの中で「今しか撮れないもの、来年じゃ撮れないもの、明日じゃ撮れないもの」この時にしか納めることのできない、納めておかなければならない上白石萌音の姿を収めた”はじまり”のひとつとしての作品だと語っている。