4月からスタートするNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のヒロインをはじめ、フジテレビ月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」、テレビ東京系『東京センチメンタル』など、話題作に次々と出演している高畑充希。ドコモ光のCMの歌声も反響を呼んでいる彼女が12月28日、デビュー10周年を記念した“高畑充希 10th Anniversary Premium Live”東京公演を開催した(大阪公演は12月26日)。
東京公演、大阪公演ともにチケットは即日ソールドアウト。「いつも応援してくださるファンの方々へ、その歌声を届けたい!!」という本人の意思のもと、Billboardという、ゆったりとライブを魅せるラグジュアリーな空間で、食事や飲み物を楽しんでいただきながら、彼女のルーツを辿る音楽…ミュージカルや洋楽のカバー楽曲も含めた彼女自身の歌手としてのキャリアの集大成を披露、全12曲を熱唱した。
今回は初のバンドスタイルでのパフォーマンスとなり、音楽監督には、Mr.Childrenのサポートを始め、数々のミュージシャンのキーボードを担当するSUNNY氏を迎え、サポートのバンドには、ロッキング・オン主催コンテストro69 2011年夏優勝バンド shepherd、そしてピアニストは、クラシックをベースに様々なフィールドで活動している平間小百合が参加。女優としての活動と並行してリハーサルを重ね、初めてとは思えない息の合ったセッションとなった。
Billboard Live東京に詰めかけたファンが見守る中、SEが流れいよいよ本番。場内が暗転し、バンドメンバーの演奏が始まると、本人が好きだという“シアタープロダクツ”というブランドとコラボレーションした衣装を着て2階から登場。会場からは大歓声が湧き起こる!まずは1曲目、軽快なロックナンバー『JOY TO THE WORLD』をパフォーマンス。そして2曲目はカーペンターズのカバー(16:30スタートの1回目と19:30スタートの2回目では曲を変えるというこだわりをみせる)を立て続けに披露。本人が「もっともビルボード的な楽曲」というJazzyなナンバー『バードランドの子守歌』を披露し、ラグジュアリーな空間を彩った。
そして本人曰く「カラオケの十八番(おはこ)」という秦基博の『鱗』をしっとりと歌いあげた…。今年1年を振り返りつつ、今年1月に舞台で披露した『愛のブラックホール』、『ひこうき雲』をしっとりと歌い、歌手としてのポテンシャルの高さもアピールした。そして本人のディズニーコーナーと命名したコーナーでは、ピアノ1本で『夢はひそかに』と『リトルマーメイド』を歌い上げ、観客は彼女の声に酔いしれた。
そして、デビュータイミングのオーディションで歌った中島美嘉の名曲『FIND THE WAY』をパフォーマンス。この楽曲では、途中でカーテンが開く演出も。そして、今年ドラマ主題歌としてカバーした中島みゆきの名曲『ホームにて』を披露し、本編は終了。鳴り止まないアンコールの中、お酒を片手に登場した本人は「お酒を飲みながらライブをすることが夢だった」とお茶面な一面ものぞかせた。そして、『かもめが翔んだ日(※1st公演)」『天城越え(※2nd公演)』を挟み、さらなる幅広さを見せつけ、最後はデビュー曲である『大切なもの』で超プレミアムな一夜を締めくくった。
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■高畑充希 オフィシャルWebSite