昨年行われたthe pillowsが主催の、同じ1960年代生まれのアーティストであるTHE COLLECTORS、Theピーズ、TOMOVSKY、怒髪天と共に全国8カ所のライブハウスを回った対バンツアー『Born in The’60s Tour』が今年は一夜限り『Born in The ’60s 2011』として10月9日(日)に宮城県・Zepp Sendaiにて開催された。今年も昨年と同じメンバーで開催され昨年の全国ツアー以来の再結集となるが、ピロウズとゲスト2組との対バン形式であった前ツアーとは異なり、5組が一堂にZepp Sendaiに集結。
トップバッターは怒髪天。満員のオーディエンスを前に雰囲気たっぷりと“枯レ葉ノ音”を披露。「オイッ!オイッ!」と観客を盛り上げていく。LIVEの盛り上がりと同時に「この会場どこを切ってもおっさんしかいねーぞ。昨日は結局4時間半のめちゃイケSPを見ちゃったよ」などと会場を笑わせる。「オトナになって良かった事はテストがないこと」と話し “オトナノススメ”などアゲアゲ曲を含む全6曲を披露。2番手はTOMOVSKY。LIVE開始時には7分巻いており「7分巻いてます?7分余計にやれるぜー!仙台―!」と絶叫しLIVEスタート。“ほめてよ”ではLIVEを終えた怒髪天4人がお酒をもってステージ下手から上手へと踊りながら乱入するなど観客は大歓声。新曲“文句いわない”では♪ラララ♪をみんなで合唱。「次の人たちは年齢だけじゃくて人間の格もあがるから」といいバトンタッチ。
受け取った3番手はTHE COLLECTORS。「前にZepp Sendaiでやった時は今日と同じくらい満員だったんだよ。なぜならスピッツがいたからな。」と笑わせると「リハはやらないほうが調子いい。今日はやってないな。伝説のLIVEになるぜ。君たちはその目撃者だ。」との言葉通り“恋はヒートウェーヴ”“東京虫バグス”をスケール感たっぷりと歌い上げれば“タフ”や“NICK!NICK! NICK!”では会場を煽ると、オーディエンスは手を振り、手をたたくなど一体感のステージとなった。
4番手はTheピーズ。“焼きめし”“植物きどりか”でオーディエンスの心をつかむとDr.佐藤シンイチロウのソロから始まる“とどめをハデにくれ”などスピード感溢れる楽曲で会場を盛り上げる。「今年は多く東北に来ました!良いよ東北。」とVo.Bの大木が話すと会場からは暖かい拍手が沸きあがる。「このイベント来年もみんなで出たいなぁ。この後はthe pillowsなので最後まで盛り上がってください」とトリをピロウズに託す。最後はthe pillows。まずは“EMERALD CITY”“Ritalin202”で一気に盛り上げる。Vo山中さわおは「今日は楽しいだろ?誰がこのLIVEを企画したんだい?」というと会場からはさわお、さわおのさわおコールが沸きあがる。“Funny Bunny”では「君の夢が叶うのは〜・・」と満員のオーディエンスと大合唱。会場の心は1つになった。“白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター”を歌い上げると最後は“LAST DINOSAUR”“ハイブリッド レインボウ”で締め圧巻のステージを見せる。
アンコールではLITTLE BUSTERSを出演者全員で大合唱。他のバンドマンは登場時に山中ばりのサングラス着用で、観客はみな踊り、唄い
、本日最高に一体となった瞬間だった。最後は昨年と同じく人間ピラミットの頂上に山中さわおが乗り、この熱い夢のような60年代生まれのおっさんたちが魅せた対バンLIVEは幕を閉じた。
the pillows セットリスト
1.EMERALD CITY
2.Ritalin202
3.Crazy Sunshine
4.Blues Drive Monster
5.Funny Bunny
6.白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター
7.LAST DINOSAUR
8.ハイブリッド レインボウ
EN1.LITTLE BUSTERS
山中さわおセカンドソロアルバム「退屈な男」
the pillows NEW LIVEDVD「BORN AGAIN」
2011.10.12同時リリース!
the pillows Official web site http://www.pillows.jp/
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