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CANDY GO! GO!、名古屋ワンマン公演の模様をがっつりレポート!!

イベント 音楽

 今年3月に初めて名古屋を舞台に行ったワンマン公演。そのときは、フロアの後ろのほうまで観客たちを集めながらも、ソールドウトの声を聴くまでには至らなかった。その悔しさと、遠征を繰り返すたびに名古屋でも着実にファンをつかんできた手応えを覚えていたことから、前回のリベンジ公演の意味と、今後も定期的に名古屋でワンマン公演を続けるための新たな布石として、彼女たちは11月16日(土)に「GIGS 2019 in NAGOYA 2nd.」と題し、ふたたびバンドを従えHOLIDAY NEXT NAGOYAの舞台に立っていた。

  この日は、椎間板ヘルニア除去の手術を終え、年末までライブ活動を休んでいるリーダーのなぎさりんが描いた特製オリジナルPASSを来場者へ配布。今回は、リーダー不在という形での挑戦となった。

バンドメンバーの演奏する、お馴染み「MITSUKO」のテーマソングへ誘われるように、メンバーたちが勢いよくステージへ駆けだした。フロア中から沸き上がる絶叫を受け、CANDY GO! GO!のライブは「神様のイジ悪」からスタート。軽快に駆ける演奏の上で永瀬りかが、菜月アイルが、磯野未来が、滾る気持ちを歌声にぶつけだす。彼女たちは、沸きだす熱情を観客たちへ力強く突きつけていた。舞台を目一杯使い踊るセクシーでダイナミックなステージングからも、目が離せない。

  「Imishinn」でメンバーらは、愛らしさとセクシーさを増幅させ観客たちを挑発。互いに大きく手を突き上げ、跳ねる演奏に合わせ騒ぎ続ける。躍動が止まらない。「JUMP×4」の声に合わせ、飛び跳ねる観客たちも。大人を忘れ少年少女に変えてゆく、この楽しさが堪らない。

  この日は、なぎさりんを除いた正規メンバー6人ステージでCANDY GO! GO!はパフォーマンス。続く「FakeNews」では、磯野未来がファンたちへ熱情した想いを投げかける。磯野の強い心模様を描いた歌声を、永瀬りかや杉本莉愛、菜月アイルが巧みにサポート。神頼みの軌跡なんかに頼ることなく、一緒にリアルを積み重ね、互いの関係を深く深く繋ぎながら夢をつかもう。その意志を確かめあうように、観客たちも熱を上げていた。最後に肩を組み合い合唱してゆく姿を見たときには,胸に熱い昂りを覚えずにいれなかった。

  MCでは、永瀬りかが顎の長い人(なぎさりん)も降臨させて歌うことを宣言。この日は、初めてなぎさりん不在のワンマン。磯野未来は、リーダーの想いも一緒に背負いながら歌うことを誓っていた。心の綺麗な方には、この日、舞台上に顎の妖精の姿が見えていたらしい。

  哀切さを歌声に含ませながら届けたのが、「Born to fate」。永瀬りかがリードヴォーカルとして、壊れそうな脆い感情を涙零れ落ちそうな声で歌い出す。彼女の歌声を宇野みずきが巧みにサポート。哀切な心模様をパフォーマンスへ投影するメンバーたちの動きからも目が離せない。歌声に心震えるのはもちろん、彼女たちのミュージカルの一場面のようなステージングにも見惚れていた。

  歌のバトンを受け取ったのが、菜月アイルと磯野未来。2人はパワフルでワイルドなロックナンバー「Find it !」を、想いをリレーするように歌唱。込み上げる熱情を解き放つよう歌いあげる2人の姿に、情熱的なロックシンガーの姿が重なって見えていた。

  飛びだしたのが、「overdrive」だ。メンバー6人が、「激しく揺らせ、もっと揺らせ」と舞台上で観客たちをガンガン煽りだす。「うっ!!」という低い掛け声にも雄々しさを覚えれば、躍動的なステージングや開放感たっぷりの歌声にも気持ちが熱く触発される。抑えられない感情を誰もが叫びに変え、舞台へ全力でぶつけていた。互いに激しく高ぶる気持ちを交わしあう、この関係が最高だ!!

騒ぎたい感情をさらに煽るように、CANDY GO! GO!は熱狂を描き出す「絶対加速少女C」をブースト。甘さも含め、艶かしくせまるメンバーたち。わがままボディを揺らしながら挑発してゆく姿が、とてもたまらない。その美魔女なアプローチに、高ぶった興奮が収まらない。まさか、こんなセクシーな挑発を前半部を仕掛けてくるとは。妖しく女豹のように挑発する姿も、大人なロッカーCANDY GO! GO!に似合う表情だ。ドキドキした心の加速が止まらない!!

表情は一変、哀愁を振りまきながら、「Let it rain」を哀切な想いたっぷりに歌いだしたのが菜月アイル。途中からは、沸きだす悲しみを磯野未来が熱唱。泣き濡れる心模様を、2人のシンガーが揺れ動く気持ちの変化に合わせ歌声を繋いでゆく。その様に、痛く胸突き刺す想いを覚えずにいれなかった。物語を描くようにパフォーマンスしてゆくメンバーたちの動きも、印象深く瞼に焼きついた。止まらない心の雨を、壊れた感情のままに。いや、それさえも振り切ろうと力強く熱唱する磯野未来の姿に、女性特有の性を感じずに入れなかった。

  何時だって自分たちは、この舞台の上で輝き続ける。終わらない声で歌い続ける。離れていった仲間たちへ「僕らは何時だってここで光を放ち続けるから」と想いを届けるように、CANDY GO! GO!は「CANDY」を歌唱。CANDY GO! GO!を長く支えてきた菜月アイルと磯野未来の2人が「CANDY」を歌うからこそ、その歌声には強い意志と勇気。何より、絶対にこの空間の明かりを消さないという決意が映し出されていた。何度別れと出会いを繰り返そうと、フロア中にオレンジの光が揺れ続ける限り、CANDY GO! GO!の物語を終えることはない。だからみんなも、何時だって此処へ戻ってくればいい。此処には、消えることないオレンジの光とオレンジ色のTシャツ姿の仲間たちが笑顔で居続けているのだから。

  ここで、なぎさりんがパーソナリティを担い、この日限定で復活したラジオ番組「CANDY GO! GO!のGO! GO! RADIO」を放送。舞台に立てないぶん、違う形で存在をアピールしながら互いの糸を結びあうところが、なぎさりんらしい心遣い。内容がけっこうブラックなところも、彼女らしさ。中身に関しては…現場にいた人たちだけが味わえた楽しさということにしておこう。

  ラジオ放送を終えて登場したのが、菜月アイルと夏井さら。信頼する相手への本心を愛おしさと寂しさを重ね合わせ歌詞にした「BLUE JAY」を、2人が歌唱。愛らしさたっぷりに歌う初組み合わせとなる2人の姿に、新鮮さを覚えていた。互いに顔を見合せ歌う姿にも初々しさを感じていたように、またこの形で歌うことがあるなら、どんな風に想いへ深みが出てゆくかも楽しみにしていたい。

  歌のバトンを受け取ったのが、永瀬りか。彼女は夏井さらと宇野みずきを従え、みずからのリードヴォーカル曲「Natalie」を愛おしさたっぷりに歌唱。彼女の歌声を支える夏井さらと宇野みずき。切なさの中にピュアな乙女心を覚えるのも、そこへ永瀬りか自身の姿が重なって見えたから?!。切ない別れの歌とはいえ、ライブで触れていると微笑ましさを覚えるのも、永瀬りかのキャラクターが色濃く投影されていたせいか?!

  ここから、ふたたび熱狂を生み出すエンジンを吹かすように、CANDY GO! GO!は「Yes-Yes-Yes」をぶち込んできた。フロア中から飛び交う絶叫。熱く挑発するように雄々しく歌う磯野未来。そこへ、愛らしさも重ね歌っていたのが夏井さら。それぞれのキャラクターを上手く生かしながらも、唸りを上げて駆ける楽曲の上で、彼女たちは「強く生きろ!!」と自分たちの生きざまも重ねながら歌いかける。身勝手な大人たちに散々だまされ苦渋を飲んできた彼女たちだからこそ、立ち向かうその歌声には、誰にも負けない強い意志が漲っていた。

  会場中に生まれた興奮の風をさらに攪拌するように、CANDY GO! GO!は「JACK!」を投影。雄々しき戦士と化した6人は、観客たちを徹底して挑発。フロア中の人たちも、左右にモッシュしながら互いに熱狂を貪り食らっていた。切れ味鋭いダイナミックなステージングからも、目を離したくなかった。

  菜月アイルの歌い上げる声から始まったのが、「Dahlia」。会場に生まれた熱へ、彼女は哀切さを含んだ感情的な歌声を重ね合わせ、揺れ動く気持ちのまま声を響かせていた。胸の内から沸き上がる女としての痛い愛情を、菜月アイルが、そして永瀬りかが心張り裂けんばかりの歌声で熱唱。その姿に、魂を震わせるロッカーとしての姿も重なって見えていた。

  「来年10周年を迎えるCANDY GO! GO!としてやりたいこと」という話の中、杉本莉愛が「ツアーをやりたい」と熱く語れば、永瀬りかは「わたしは肉(29)球歳になるので、もっとたくさんニャンニャン頑張りたい」と的はずれな回答をしてゆく。宇野みずきが「正式にりんさんからリーダーの座をいただきたい」と下克上宣言すれば、 磯野未来は「おっきい会場でワンマンライブをやりたい。理想はマイナビBLITZ赤坂や恵比寿リキッドルームを超えた場所でやりたい」と熱く語っていた。

  終盤を彩ったのが、杉本莉愛がリードヴォーカルを担う「Kiss me more」。哀愁味を抱いたミディアムメロウな楽曲を、切なさと何処か甘えた声も交えながら杉本莉愛が。そして、永瀬りかや菜月アイルが想いのバトンを受け取りながら歌声を繋いでゆく。サビ歌を、沸き上がる想いのままハートフルに歌う杉本莉愛の姿が、ギュッと抱きしめたくなるくらい愛らしい姿として見えていた。最後の投げキッスも、嬉しいトラップだ。

  そんな想いも彼女たちのハニートラップ?!気持ちを熱く刺激するように、CANDY GO! GO!は「HONEY TRAP」をぶつけてきた。歌の口火を切ったのが、フレッシュなセクシーさ??を全開にした夏井さら。そこからはメンバーたちが次々と歌をリレーすれば、全員で熱く観客たちを挑発。健康的な色気を放ちながら、彼女たちは観客たちへ熱狂というハニートラップを仕掛けてゆく。フロアでも大勢の人たちが身体を大きく揺らしながら、気持ちを熱く揺さぶる熱狂のトラップへ堕ちていた。

  「踏み出そう一歩また一歩」と、共に未来を切り開こうと、CANDY GO! GO!は「JUMP×JUMP」をプレゼント。互いに未来を切り開く想いを分かちながら歌う想いに、気持ちが同調。「もう一歩、また一歩」踏み出すことで開ける未来があるのなら、この歌を相棒に、笑顔で、胸を張って彼女たちと一緒にジャンプし続けたい。

  開放した心をさらに押し広げるように、CANDY GO! GO!は「YOU」を歌唱。宇野みずきが先頭を切って歌いだせば、菜月アイルや夏井さらが想いを受け止め、晴れた気持ちのまま真っ直ぐに歌いあげる。サビでは「そこに、あなたがいるから」という愛おしい声の風を受け、メンバーとフロア中の人たちが大きくタオルを振りまわし、笑顔と楽しいを全力で分かち合っていた。何時だって「YOU」は心を笑顔で解き放つ元気と、共に想いを分かち合える喜びや幸せを届けてくれる。誰もが無邪気に声を張り上げ騒いでゆくのも、ここに「あなたがいるから」だ。

  開放した無邪気な気持ちへさらに楽しさを振りかけるよう、本編最後にCANDY GO! GO!は「夢を信じてる」と「Cinderella Call」を届けてくれた。光を携え駆けだす楽曲へメンバーと観客たちが一緒に飛び乗り、ギラギラとした熱情を振りかざし、熱狂の中で溶け合っていた。メラメラと滾る熱い気持ちを声に乗せ、パワフルに歌い踊るメンバーたち。僕らは何時だって信じている。彼女たちが描く夢の世界へ、僕らも一緒に連れていってくれることを。僕らもまた、彼女たちの求める夢の舞台へ連れてゆく力になり続けていけることを。信じた夢を共に大きく膨らませ、何時か現実に変えたい。いや、もっと早く現実に近づけたい。そうなることを僕らも、CANDY GO! GO!のメンバーたちも信じているのだから。

  「before daylight」の生演奏に乗せて幕を開けたアンコールは、12月10日に発売する最新シングルの表題曲「The last of days」からスタート。とても凛々しく、何より雄々しきパワーを秘めた楽曲だ。鋭い刃をギラつかせ熱唱するメンバーたち。今のCANDY GO! GO!のファンたちへの想いを投影。ここ何年かのCANDY GO! GO!は、「君」と一緒に歩み続ける意志や、共に手を携え未来へ突き進む想いをとても大切にしている。そうやって一緒に現実を積み重ねてこそ、そこには崩れることのない確かな未来へ続く道が広がり続けてゆく。その道が何処に辿り着くかはわからない。でも、少しずつ一緒に開拓した道を共に声を張り上げ進み続けてさえいけば、そこには答えが待っているはずだ。

  「CANDY GO! GO!のこれからの未来はめっちゃ明るいので楽しみにしていてください。この絆を胸に」の磯野未来の言葉を受け、最後にCANDY GO! GO!は、ここまで一緒に築きあげてきた幸せと熱狂を強く抱きしめるように、幸せに満ちた表情と歌声で「endroll」を届けてくれた。「目指した道迷わずに進んでいるから~だって僕は1人じゃない」の言葉を誰もが心のエールとして受け止めながら、何時ものように熱狂と喜びを分かちあっていた。また、この空間の中一緒にオレンジの光に包まれながらはしゃぎたい。今日も、とても濃密な時間だったよ。

  最後にCANDY GO! GO!から嬉しい発表がなされた。それが、2020年3月1日に仙台で初のワンマン公演を行うこと。場所は、仙台MACANA。今年は名古屋と同じく、定期的に仙台へライブのために足を運んでいた。それも、次なるワンマン公演へ向けてのこと。もちろん、この日の模様もお伝えする。まずは、次なるワンマン公演の成功へ向け、気持ちを一つに新たな夢を形にしようではないか。

TEXT:長澤智典

CANDY GO!GO! Web
http://candygogo.jp/
CANDY GO!GO! twitter
https://twitter.com/onecandygogo
CANDY GO!GO! facebook
https://www.facebook.com/candy55official/
CANDY GO!GO! YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/candygogo1to1

★音源情報★
「The last of days」
2019年12月10日発売!!
TYPE A
OTOR-20192
¥909 (税抜価格)+税
「The last of days」
「Let it rain」
「Find it !」
TYPE B
OTOR-20193
¥909 (税抜価格)+税
「The last of days」
「Let it rain」
「Natalie」

PCI MUSIC サイト
http://www.pcimusic.jp/catalog/jpn/1912/03.html

★LIVE情報★
次回ワンマンは、” 仙台 ”
2020年 3月 1日(日曜)
仙台 MACANA
初の東北 仙台での
バンド ワンマン公演を開催発表!

CANDY GO!GO!主催
「NEXT-Girl’s ONE in O-NEST」
日程:11月25日(月)
会場:TSUTAYA O-NEST(渋谷)
OPEN18:00 START18:30
料金:予約&前売2500円 当日3000円 各1D代別
出演
CANDY GO!GO! with BAND
道玄坂上り隊
・ゲスト2~3組予定
*予約受付は→ http://candygogo.jp/live-schedule/
(公式Webサイト予約フォームより)

─セットリスト─
「MITSUKO」
「神様のイジ悪」
「Imishinn」
「FakeNews」
「Born to fate」
「Find it !」
「overdrive」
「絶対加速少女C」
「Let it rain」
「CANDY」
「BLUE JAY」
「Natalie」
「Yes-Yes-Yes」
「JACK!」
「Dahlia」
「Kiss me more」
「HONEY TRAP」
「JUMP×JUMP」
「YOU」
「Cinderella Call」
-ENCORE-
「before daylight」
「The last of days」
「endroll」

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