レバノン出身、ロンドン育ちのシンガー・ソングライターMIKA(ミーカ)が、4年ぶり5枚目のニュー・アルバム『マイ・ネーム・イズ・マイケル・ホルブルック』をリリースした。
先行シングルとしてリリースされた、90年代のポップ・アンセムに影響を受けた「アイスクリーム」、MIKA史上最もディープで内省的な曲となった「タイニー・ラヴ」に続き、エレクトロ・トロピカルな最新シングル「サンレモ」のミュージック・ビデオが公開された。「サンレモ」は夏の熱気できらめき、聴く者をMIKAのマジック・リアリズムの世界へと誘う、エネルギーに満ちた曲だ。ミュージック・ビデオの舞台は1950年代のイタリア、違法ではないが同性愛が社会的に受け入れられなかった時代。ビデオ・ディレクターのW.I.Z.によれば、「サンレモ」は理想の夢、架空の解放と超越を表し、50年を経た今でもなお多くの人にとってそうであるということを伝えているそうだ。雄弁さと勇気を持ってこのビデオの作成を決めたMIKAを心から尊敬しているという。
MIKAは『マイ・ネーム・イズ・マイケル・ホルブルック』を2年以上かけてマイアミとトスカーナにて書き上げ、その後ブリュッセルでプロデューサーのマーク・クルー、ダン・プリディ(バスティル、ラグンボーン・マンなどの作品に関わる)とレコーディングした。
アルバムについてMIKAは次のように語っている。「自分がどこからやって来て、なぜ実名がマイケル・ペンニマン・ホルブルック・ジュニアなのかを知りたかったんだ。アルバムを作る前からタイトルを決めていた。いわば自分に宣言していたんだよ。僕にとってのチャレンジだった」。
MIKAはデビュー・アルバム『ライフ・イン・カートゥーン・モーション』に収録され世界ブレイクを果たした大ヒット・シングル「グレース・ケリー」以前の自分のアイデンティティを模索した。そして発見したものに大きな喜びを感じた。「とても解放的だったよ、MIKAという概念から自分自身を解き放ったんだ」。
そしてMIKAは我々にも同じことを望んでいる。「完璧である必要はない。個性、それから感情が必要なんだ。自由に自分を表現することがね。だから自分を表現するんだ、あなたは裁かれないから」
<商品情報>
MIKA 『マイ・ネーム・イズ・マイケル・ホルブルック』 (My Name Is Michael Holbrook)
輸入盤、配信:2019年10月4日発売
日本盤:2019年10月11日発売
CD: UICU-1312 / ¥2,500(税抜)+税 / 日本盤ボーナス・トラック2曲収録
https://umj.lnk.to/MIKA_album/
<ニュージック・ビデオ>
Tiny Love
Sanremo
Tomorrow
Ice Cream
<アーティスト情報>