昨年10周年を迎えたAA=の“その先”を見せるライブツアー「TOUR THE NEXT」が、6/2開催された大阪・心斎橋JANUS公演で完結!東京、名古屋、大阪の3箇所に轟音を響かせ大熱狂に巻き込んだ。そして、次なるAA=の動きを示唆する動画が公開された!
昨年10月に活動10周年を迎え、大きな節目を越えて新たなフェーズへと突入したAA=。“その先”を示唆するライブツアーということで用意されたのは、東京・名古屋・大阪の3箇所で開催された「TOUR THE NEXT」。心斎橋JANUSでツアーファイナルを迎え、ライブハウスは満員の観客で埋め尽くされた。
メンバーひとりひとりがステージに上がると歓声が沸き起こった。1曲目に投下したのは、「INEQUALITY」。轟音と静寂が交互に迫り来るイントロに、フロアが一気に高揚していく。オリジナルアルバムとしては最新作の『#5』(2016年リリース)に収録されているこのナンバーが1曲目であることが、このツアーの意味を物語り、メッセージ性の強い歌詞に煽られ瞬く間にフロアはモッシュピットと化した。続けてハードコアナンバー「I HATE HUMAN」になだれこみ、シンガロング必至のパンクナンバー「posi-JUMPER」で会場に一体感が生まれる。その後も、ハードナンバー「WORKING CLASS」「KILROY WAS HERE」を続けざまに披露し、エレクトロニック・ロックチューン「VICIOUSNESS」でダンスフロアに変容させる。ライブでは「The Klock」や「GREED…」などライブでの定番曲から、「DISTRAP」「Path of the arrow」「3.600.000.000=62」など久しぶりに披露された楽曲、そして昨年10月にリリースされた「SAW」、今年2月に配信リリースされた「DEEP INSIDE」の新曲まで、新旧織り交ぜた極上のセットリストが繰り広げられた。
この日のライブで上田剛士の音楽には“制限”がない事を再認識させられた。暴力的なまでにノイジーでラウドなサウンドもあれば、鬱屈とした世界に光を照らすような温かな楽曲もあり、3分弱のパンクナンバーで生み出す一体感は、他人同士をあっという間に仲間にする。全ては上田剛士の指揮棒の中で、心地よく踊り狂わせられている。アンコールでは、「このツアーは、AA=のその先を少しだけ見せるライブという事で、新曲を持ってきました」と上田が語り、未発表の新曲(タイトル未定)をフロアに叩き込む。ハードなサウンドが音の壁となってフロアに押し寄せ、観客のアドレナリンを爆発させる。初めて聞いたはずのファンたちが嬉しそうな表情でモッシュし、巻き起こったダイブの波に、AA=のさらなる進化を確信させられる。アンコールを含め、計22曲披露され「TOUR THE NEXT」は幕を閉じた。
そして、終演後には会場のスクリーンで、この先に待ち受ける発表を示唆した映像が放映され、さらなる大歓声が巻き起こった。当該映像は、AA=のオフィシャルYouTubeチャンネルでも公開されているので、是非ともチェックしていただきたい!
「AA=(aaequal) – ???#6???」
今回のツアーで上田剛士が着用していたTシャツに書かれていた言葉は、“NEXT NUMBER IS?”。
AA=の“NEXT”はすぐそこだ。次なる知らせに、ご期待いただきたい!
写真クレジット:浜野カズシ
<ツアー情報>
「AA= TOUR THE NEXT 2019」
ツアーメンバー:AA=(Takeshi Ueda and Takayoshi Shirakawa,Minoru Kojima,YOUTH-K!!!)
2019年5月12日(日)@渋谷WWW X
2019年6月1日(土)@名古屋UPSET
2019年6月2日(日)@心斎橋JANUS
*全会場ソールドアウト
〜セットリスト〜
- INEQUALITY
- I HATE HUMAN
- posi-JUMPER
- WORKING CLASS
- KILROY WAS HERE
- VICIOUSNESS
- 憎悪は加速して人類は消滅す~Hatred too go fast, Vanishing all human~
- Such a beautiful plastic world!!!
- GREED…
- DISTRAP
11.The Klock
- Path of the arrow
- ROOTS
- DISTORTION
- 3.600.000.000 = 62
- FREEDOM
- DEEP INSIDE
- NEW HELLO
- SAW
[アンコール]
- 新曲
- LOSER
- PEACE!!!
【AA=プロフィール】
世界に名を轟かせたモンスターバンド “THE MAD CAPSULE MARKETS”の中心人物、上田剛士のソロプロジェクトとして、2008年”AA=”を始動。常に進化したサウンドで独自の音を作り続けるイノベーター。アーティスト名はジョージ・オーウェルの小説「動物農場」に登場する言葉“All Animals Are Equal”に由来。映画「へルタースケルター」エンディングテーマや2015年モード学園TVCM曲を提供。現在までに通算5作となるフルアルバムを制作、10周年を迎えた2018年には初のベストアルバム『(re:Rec)』をリリースし、TSUTAYA O-EASTにて初の全メンバーが終結したライブ「THE OIO DAY」を開催、2019年3月27日には映像作品としてリリースされた。また、並行して上田剛士名義でも精力的な活動を展開し、BABYMETAL「ギミチョコ!!」「あわだまフィーバー」、BiS「STUPiG」、マーティ・フリードマンなど他アーティストのプロデュースや楽曲提供、椎名林檎、マキシマム ザ ホルモン、BUCK-TICK、Crossfaith、SINSAENUMを始めとする様々なアーティストのリミックスワークから映画音楽、ゲーム音楽、CM音楽の制作なども数多く手掛け、その活動は多岐にわたる。
【リンク】
・オフィシャルサイト http://www.aaequal.com/