1998年に東京・サントリーホールにて、小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー交響楽団との共演で日本デビューをしたヴァイオリニスト・川畠成道が、今年20周年の年を迎える。
川畠成道は、視覚障害を負った身ながら、英国王立音楽院史上二人目となるスペシャル・アーティスト・ステイタスの称号を授与されるなど輝かしい経歴を誇り、1999年のデビューアルバム『歌の翼に』、セカンドアルバム『アヴェ・マリア』がクラシック界では異例ともいえる20万枚の大ヒットを記録した世界的ヴァイオリニスト。またデビュー当初より音楽活動の傍ら、積極的に国内外でチャリティコンサートを行っていることでも知られている。昨年は、文部科学省より、教育・スポーツ・文化・芸術などの分野で、障がいを持つ方が人生を通じて学びの場、チャレンジの場を充実させる大切さを広める「スペシャルサポート大使」に任命されるなど、活動も幅広いものとなっている。
その川畠成道が今春、満を持してかねてより “20周年のその年に” と心に決めていた、J.S.バッハ『無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ』の全曲録音に挑んだ。バッハの音楽は音楽家にとってバイブルとも云うべき作品であり、ヴァイオリン音楽の最高峰にあると言っても過言ではないだろう。このアルバムは、デビューから20年という「今」を一つの節目とし、心から崇拝するバッハの作品の演奏に、川畠成道がこれまでの道のりとして確かな足跡を残し、また聴く者の心にも “鮮烈な印象” を刻むものとなるだろう。
【商品情報】
アーティスト:川畠成道
タイトル:J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006
発売日:8月22日
品番:VICC-60951~2
価格:¥5,000+ 税/2枚組
8月22日よりiTunes Store、レコチョク、moraほか主要配信サイト、Apple Music、LINE MUSIC、AWAなど定額制音楽配信サービスにて配信スタート
【収録曲】
-CD1-
1. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
2. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
3. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
-CD2-
4. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
5. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
6. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
【公演情報】
~20th Anniversary Concert~
第15回 川畠成道ソナタシリーズ2018
“J.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」CDリリース記念コンサート”
日時:2018年9月8日(土)13:30開演
会場:紀尾井ホール
お問い合わせ先:(株)テンポプリモ
TEL: 03-3524-1221
【プロフィール】 川畠成道/Narimichi Kawabata/Violin
視覚障害を負った幼少期にヴァイオリンと出会い音楽の勉強を始める。桐朋学園大学卒業後、英国王立音楽院へ留学。
1997年、同院をスペシャル・アーティスト・ステイタスの称号を授与され首席卒業。翌年、東京・サントリーホールにおいて小林研一郎指揮、日本フィルとの共演でデビュー。
その後、英国と日本を拠点にソリストとして精力的な活動を展開し毎年数多くのリサイタルを行う。国内外の主要オーケストラとも多数共演。ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、スロヴェニア国立マリボール歌劇場管弦楽団、ボローニャ歌劇場室内合奏団などにソリストとして迎えられいずれも高い評価を得ている他、欧州最高のオーケストラのひとつであるキエフ国立フィルハーモニー交響楽団の日本ツアーのソリストとして成功を収めるなど着実な歩みを進めている。
CDは、ファースト・セカンドアルバムがそれぞれ20万枚の記録的大ヒットとなり大きな話題を集めて以来14枚をリリース。尚「ザ・ベスト」と「クライスラーを弾く」、「無伴奏の世界」は、「レコード芸術誌」で特選盤に選ばれている。デビュー当初より音楽活動の傍ら、積極的に国内外でチャリティコンサートを行う。中学音楽鑑賞教材や高校英語・現代文教科書、高校入試問題やNHKラジオ高校講座「現代文」に映像や文章が使用される等、社会派アーティストとしても多方面に影響を与えている。2017年、文部科学省の「スペシャルサポート大使」に就任。
<川畠成道オフィシャルサイト http://www.kawabatanarimichi.jp>
【リンク】
■オフィシャルサイトhttp://www.kawabatanarimichi.jp
■レーベルサイト:http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A014195.html