2016年アフリカの旅を経て『Back to the Jungle』をリリース、2017年には女性のみのMCバトル「CINDERELLA MC BATTLE」で見事に優勝し、初代No.1フィメールラッパーの称号を得た事から始まり、ラジオやTVレギュラー番組といった多数のメディアを賑わせている一方で、サマーソニックなどのフェス出演、さらに“I’M A GREEN QUEEN”を地球規模で宣言し、スケールアップしたアーティスト・コラボ曲+新作コラボ曲をまとめた2nd EP「GREEN QUEEN」が話題を呼び、同年末から2018年頭にかけて向井太一との収録コラボ曲「ゲリラ × 向井太一」がSpotifyのCMに大抜擢され、インディーズながら100万回再生を突破。さらに、ソニー・ミュージックからデビューを発表し、早速1stシングル「余裕」を配信リリースし話題のラッパー・あっこゴリラ。
「ゲリラ」のヒットを記念して、代官山UNIT公演を皮切りに東名阪で行われたワンマンツアーが、名古屋にてツアーファイナルを迎えたが、このツアーのメジャーデビュー発表始め、スペシャルゲストと話題に尽きなかった代官山UNIT公演の模様のオフィシャルレポートが届いた!
今回のツアーは、”顔が濃いので選んだ”というメンバーによる、あっこゴリラの”弟子”かつ、サポートメンバーであるBNNZ(ヨミ:バナナズ)と共に、バンドセットで行われた。開演と共に、BNNZが登場。4月に配信されたばかりのEP収録の「地球の歩きかた」からライブはスタートし、電子工作ユニット・ギャル電によって電飾と「ゲリラゴー」の文字が装飾されたショッピングカート・”ゲリラ号”に大量のバナナを載せてあっこゴリラが登場。「TOKYO BANANA」「TOKYO BANANA 2018」と立て続けに披露すると、BNNZの挨拶代わりと言わんばかりに、同じく配信EP収録の楽曲「B.N.N.Z」をパフォーマンス。
早々にオーディエンスを温めると、”バスケ”をテーマに制作された「電光石火」では、観客を巻き込みつつも、楽曲中盤からBNNZも含めたマイクリレーに発展。さらに、スペシャルゲストとしてZiNEZ a.k.a. KAMIKAZEがステージに登場し、楽曲にあわせてバスケットボールを使ったトリッキーな超絶パフォーマンスで会場を魅了する。巧みな構成でステージへと視線を引き戻すと、再度あっこゴリラ×BNNZによるショータイムへ。バンドでありながらも、楽器を置いてダンスも披露するなど、あっこゴリラの唱える”スーパーエンターテイメント”を体現する変幻自在のパフォーマンスで「遺書」、衣装チェンジをしたあっこゴリラが再登場してオルタナティブなバンドセットによる新たな魅力が引き出された「PETENSHI」、そしてあっこゴリラが敬愛して止まない向井秀徳へ向けた「向井さん」では、6/1に西永福JAMのこけら落としライブにて同氏との2マンライブが決まったことへの喜びと緊張を楽曲内に込める演出も。そして、あっこゴリラが再度ステージを後にすると、サックス・MC顔面塗料による即興の打ち込みのによるアンビエント的アプローチで、一転して幻想的な空気感に。ワンマンライブが中盤を越えて終盤に差し掛かったことを示唆するかのように、美しいサックスソロが響き、フィナーレへと加速していく。音が止み、暗転が解けると、再度衣装を変えたあっこゴリラが登場し、「Back to the Jungle」。会場はまたさらなる盛り上がりを見せていく。STUTSとの楽曲「黄熱病」、続いて向井太一とのコラボレーションソングで、今回のツアータイトルにもなっている「ゲリラ」を披露すると、観客席にはこちらもスペシャルゲストとしてさきほどの”ゲリラ号”に乗ったギャル電がフロアに乱入し、観客にバナナをプレゼントするサプライズで会場はポップでカオスな空間に変貌!「ゲリラ」の演奏を終え、あっこゴリラのMCが始まると、重大発表があるとソニー・ミュージックからデビューをオーディエンスに報告。この日一番の歓声が予想外だったのか、あっこゴリラの目に涙が浮かぶ一幕も。そして、バンド解散からラッパーへの転向、自尊心がなくなっていた自分がHIP HOPに出会ってラップをすることで自尊心を取り戻していった話、この3年間の自身の軌跡になぞって、「価値観の枠に捕らわれず自分自身でいること、”人生余裕”なんだよと昔の自分や自分のような人に伝えたい」と、熱いMCと共に”余裕を言う余裕”というフレーズが印象的なメジャーデビューを飾る新曲「余裕」を披露した。「残り2曲です」と告げると、「I’M A GREEN QUEEN」のMCと共に、会場をピースフルな雰囲気で包み込む「GREEN QUEEN」でオーディエンスと一体に。そして、最後は性別も年齢も何も関係なく自由であると力強いメッセージを込められた「ウルトラジェンダー」で大団円を迎えた。
新曲「余裕」のMuisc Videoも公開となったあっこゴリラ。6月30日には、六本木Varit.にて自主企画イベント「ドンキーコング vol.4」を開催する。
2018年、SpotifyのCMに抜擢からさらにメジャーデビューの発表と、大きく話題を呼ぶあっこゴリラのさらなる動きにますます目が離せない!
ライブ写真クレジット:山川哲矢
セットリスト
- 地球の歩きかた
- TOKYO BANANA
- TOKYO BANANA 2018
- B.N.N.Z
- 電光石火
- JUNGLE STAR WARS
- 遺書
- PETENSHI
- 向井さん
- Back to the Jungle
- 黄熱病
- ゲリラ
- 余裕
- GREEN QUEEN
- ウルトラジェンダー
■あっこゴリラ 『余裕』
◆あっこゴリラ「ドンキーコング vol.4」
6/30(土) 会場:六本木 Varit.
※詳細は追って発表
◆あっこゴリラ Profile
レペゼン地球のラッパー、あっこゴリラ。
リズムで会話する動物、ゴリラに魅了され、ドラマー時代に「あっこゴリラ」と名乗りはじめる。
ラップ・トラックメイクを自身が行い、また元々ドラマーという異色な経歴から自由に生み出されるラップスタイルは、唯一無二の形を提示している。様々なジャンルのイベントに参加するが、彼女がステージに立てばどんな場所でも其処はBack to the Jungleと化す。
2016年1月 全国流通アルバム「TOKYO BANANA」リリース。
11月 EP「Back to the Jungle」リリース。野生のゴリラに会いにルワンダへ旅立つ。
12月 渋谷WWWにてワンマンライブ「Back to the Jungle」開催し成功を収める。
2017年1月 日本初のフィメール(女性)のみのMCバトル「CINDERELLA MCBATTLE」で見事優勝し、初代No.1フィメールラッパーの称号を勝ち取る。
2月 トラックメイカー/MPCプレイヤー・STUTSとのコラボによるジャングル・ディスコ「黄熱病 -YELLOW FEVER-」を配信リリース。
3月 SIMI LABのOMSBトラックでCharisma.com(カリスマドットコム)のMCいつかとの3者コラボ作「PETENSHI」を配信リリース。フリースタイルダンジョンに椿とFUZIKOと共にフィメールラッパー初の出場を果たす。
4月 日本テレビ「ナカイの窓“女子だけどこんなお仕事してますSP”」に出演。
5月 テレビ東京「おしゃべりオジサンと怒れる女」に出演。
また、2月・3月・4月と主催イベント「ドンキーコング」を3ヶ月連続開催。
6月 SEBASTIAN Xの永原真夏を迎えたFUNKチューン「ウルトラジェンダー」を配信でリリース。「ドンキーコング」シリーズ特別編の「びっくり誕生日ドンキー3」を渋谷GLADで開催。
8月 「SUMMER SONIC2017」に出演。
11月 先に配信リリースした3曲に加え、R&Bシンガー:向井太一とのポップな掛け合いが超キャッチーな「ゲリラ」と、表題曲となるトラックメイカーPARKGOLFとのコラボ「GREEN QUEEN」、食品まつりa.k.a foodmanといった個性派アーティストを迎えての「電光石火」を収録したEP「GREEN QUEEN」をリリース。
12月 あっこゴリラワンマン「ウルトラワンマン」を渋谷WWWで開催。SpotifyのCMにインディーズながら「ゲリラ」が大抜擢。
2018年2~3月 「ゲリラ」Remix企画としRYOHU、okadadaによるRemix音源のリリース。
4月 配信EP「TOKYO BANANA 2018」をリリース、初の東名阪ツアー「ゲリラゴー ONE MAN TOUR」を開催。27日、代官山UNITでの公演でメジャー再デビューを発表し、翌28日メジャー1st配信シングル「余裕」でデビュー。
ーメディア情報ー
SSTV「スペシャのヨルジュウ♪」アシスタントVJレギュラー
宝島社「smart」 連載『ゴリラにおまかせ』 ※2017年11月号~