ryo(supercell)がプロデュースを手掛ける架空のアーティスト、EGOIST。8月18日(金) Zepp Nagoyaにて “EGOIST Greeting Tour 2017「E / A」”ツアーファイナルが開催された。当日はスペシャルゲストとして、TVアニメ「Fate/Apocrypha」のエンディングテーマ「Désir」を歌うGARNiDELiAも登場。EGOISTの代表曲「The Everlasting Guilty Crown」をコラボ歌唱するなど、ツアーファイナルにふさわしいスペシャルなライブとなった。
“EGOIST Greeting Tour 2017「E / A」”は、8月16日(水)発売の新曲「英雄 運命の詩」をひっさげ、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の6都市7公演を周る全国ツアーで、のべ1万人を動員した。ツアーファイナルとなる名古屋公演も、開場前から大勢のファンが詰めかけ、早くも会場は熱気の渦に。
会場が暗転し、「名前のない怪物」のイントロが流れた瞬間、会場からは大きな歓声が。続くのは「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」。スタートから息もつかせない展開に、会場はますますヒートアップ。3曲目は、「Door」。静かな曲ながら、会場の盛り上がりを損なうことなくEGOISTの世界観に引き込んでいく。ここで最初のMCパート。この日はEGOIST初となるニコニコ生放送でのライブのネット生中継を行っており、会場にいるファンだけでなく、配信を見ているファンにも挨拶。現在放送中の人気TVアニメ「Fate/Apocrypha」の話から、そのオープニングテーマ「英雄 運命の詩」を披露した。この楽曲では、「Fate/Apocrypha」に登場するルーラーの甲冑をまとって歌い上げるINORI。壮大で力強く歌う姿は、まるでファンを扇動していくかのよう。
つづいて披露したのは「Fallen」「Welcome to the *fam」「リローデッド」。アップテンポな楽曲を立て続けに披露し、ファンのボルテージが上がる上がる。しっかり盛り上げた後は、ライブ後半戦に。ボーカル、chellyの声の良さが際立つミディアムバラードが続く。「Ghost of a smile」「All Alone With You」「永遠」の3曲に続き、本編ラストとなる「Departures〜あなたにおくるアイのうた〜」を披露。会場では思わず涙を浮かべるファンの姿も多数見られた。
アンコールの声にこたえて再び登場したボーカルのchellyは、ここでこの日スペシャルゲストとして呼んでいたGARNiDELiAをステージに呼び込む。今回のツアーでは、会場ごとに「Fate」シリーズの楽曲をカバーしてきたEGOIST。ツアーファイナルとなる名古屋では、TVアニメ「Fate/Apocrypha」のエンディングを担当するGARNiDELiAを招き、スペシャルライブとしてそのエンディングテーマ「Désir」を披露してもらう事に。GARNiDELiAの圧巻のパフォーマンスに会場からも大きな拍手が巻き起こる。そして、この後サプライズとしてEGOISTとGARNiDELiAがコラボ歌唱する事が発表され、「それでは聞いてください」というchellyのMCと共に、EGOISTの代表曲「The Everlasting Guilty Crown」のイントロが流れた瞬間、会場が震えるほどの歓声が巻き起こる!予想していなかった名曲のスペシャルコラボにこの日最大の盛り上がりを見せた。大歓声の中、GARNiDELiAを送り出すと、ファンからの人気の高い「キミソラキセキ」でアンコールの幕を閉めた。
これまでの会場であれば、ここでライブは終了なのだが、鳴りやまない拍手に再びchellyがステージに登場する。そして特別にシングル「英雄 運命の詩」のカップリングに収録されている「英雄 運命の詩」の英語詞ver.である「Eiyu Fate`s Song」を初披露。さらなるサプライズの演出に集まったファンからも大きな歓声が飛ぶ。こうして大盛況のうちに“EGOIST Greeting Tour 2017「E / A」”は終演を迎えた。