全世界累計800万部を突破し、「東野圭吾作品史上、最も泣ける感動作」と高い支持を受けている原作の実写映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の主題歌を山下達郎が書下ろしたことが明らかとなった。タイトルは「REBORN」。
昨年デビュー40周年を迎え、ますます精力的な活動を展開し、常に音楽ファンの注目を集め続ける山下達郎に、制作サイドが主題歌の書下ろしを依頼し実現。山下達郎はアルバム制作やツアー準備で多忙を極める中、原作ですでにタイトルの決まっている「再生」という曲を映画で「REBORN」として具現化するという、自身が今まで担当した主題歌の中でも一・二を争う非常に難しい作業に挑み、まるまる1か月半もの時間をかけ渾身の1曲を書き下ろした。「REBORN」は本作品のテーマといえる時代を超えて繋がる<想い>を表現した、作品に優しく寄り添う楽曲です。また「REBORN」は主題歌だけでなく、劇中で過去から現在へ歌い継がれている楽曲として、本作の主軸となっている。
この新曲「REBORN」は、山下達郎通算50枚目のシングルとして9月13日に発売される。
●山下達郎コメント
映画の主題歌の仕事は、これまで何度も担当させていただきましたが、今回はその中でも一・二を争う難しい注文でした。東野圭吾さんの原作において、すでに「再生」(映画では「REBORN」)とタイトルが定められている曲を、映画の劇中に具現化し、さらにそれをエンドロールで私自身が歌うという、虚実ないまぜの世界が求められました。そのため、どの場面にも違和感のない曲調を実現するために、かなりの模索と推敲を要しました。そのおかげで、今までの自分の作品とはひと味違った、新たな作風が提示できたと思います。歌のテーマは「死生観」です。人はどこから来てどこへ行くのかという、根源的な問いに思いをはせていただくことで、映画のストーリーと併走し、盛り立てることができるのではと思っています。