世界を舞台に活躍するピアニスト上原ひろみが、ジャズの殿堂「ブルーノート・ニューヨーク」にて日本人初となる13年連続公演を行い、その映像が公開となった。
今回行われたのは、上原が今年から本格的に始動させた世界最高峰のジャズ・ハープ奏者エドマール・カスタネーダとの新プロジェクト「上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ」としての6日間公演。公開された映像では二人の競演の映像、インタビューや舞台裏などを見ることができる。
動画のインタビューで上原ひろみは「ハープがこんな風に演奏されたり、ハープとピアノが一緒にこんな演奏をするのは殆どの人が見たことないと思います。実際見てくださった方はみなさんとても驚いていました。私たち二人を含め、みなさんにとって全く新しい体験だったんだと思います」と英語で語り、エドマールは「これは、ピアノとハープの共演の始まりだと思っています、それに日本とコロンビアにとっても」と話している。
このデュオは9月24日に横浜・赤レンガ倉庫広場で開催される「Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN」に出演する予定。これが日本での初お目見えとなる。
エドマール・カスタネーダは南米コロンビア出身。16歳のときにニューヨークに移り、ウィントン・マルサリスやゴンザロ・ルバルカバとの共演でも知られる世界最高峰のジャズ・ハープ奏者。二人の出会いは2016年6月、上原がカナダのモントリオール・ジャズ・フェスティバルに出演した際に観たエドマールの情熱的なパフォーマンスに共鳴し、交流がスタート。翌月の7月には早くも上原のブルーノート・ニューヨーク公演のステージにて初共演が実現している。