無料歌詞検索サイト「うたまっぷ」がおくる最新音楽・エンタメニュースサイト

うたまっぷNEWS

BUCK-TICK、17年連続の武道館公演が大盛況!30周年のプラン明かす

音楽

BUCK-TICKが、12月29 日東京・日本武道館にて、全国ツアー“TOUR アトム 未来派 No.9”のファイナル公演を行った。12月29日にBUCK-TICKが武道館公演を行うのは今年で17年連続。本公演はニューアルバム『アトム 未来派 No.9』を引っ提げたツアーの最終公演であり、アルバムの世界観を緻密かつダイナミックに表現した渾身のステージで、SOLD OUTした会場に集まった10,000人の観客を魅了した。

2017年9月よりデビュー30周年に突入するBUCK-TICKは、そのステージ上でAnniversary Yearのプランを一部発表した。終演後の大スクリーンに映し出されたのは、Anniversary Best Albumのリリース、“Anniversary Special Live”と題した単独野外ライヴを9月に東京・お台場野外特設会場J地区で開催、“THE DAY QUESTION 2017”12月23日群馬県・高崎アリーナ、12月28・29日日本武道館公演2Daysを含む全国ツアーを10月よりスタート、そして2018年春にニューアルバムをリリース。会場は数々の胸躍る発表に歓声を挙げながら、“And more…”の文字に更なる期待を寄せる。最後に流れた“See you on 2017. Anniversary Year”のメッセージが、大いなる期待と興奮を煽った。

ライヴ本編は、アルバム『アトム 未来派 No.9』の楽曲を中心に、組み込まれた過去曲は「Baby, I want you.」「MY FUCKIN’ VALENTINE」「メランコリア-ELECTRIA-」の3曲のみというセットリストで、アルバムの世界観を濃厚に魅せた。人工心臓を模したオブジェがメンバーを待つオーディエンスの胸の内とシンクロするように鼓動する中、ステージにメンバーが登場。星野英彦(G)が力強くかき鳴らすアコースティックギターと、今井寿(G)のエレキギターが描く鮮やかなコントラストに、リズム隊がずっしりと重なり「cum uh sol nu –フラスコの別種-」で幕が開けた。続く「PINOA ICCHIO –踊るアトム–」ではやる心に火を点け、同じビートトラックで繋いだ「美 NEO Universe」と「Baby, I want you.」で大爆発。序盤で一気に会場のテンションを最高潮まで引き上げた。

アルバムの深遠なる世界にどっぷりと沈めたのは「El Dorado」。オープニングでは鼓動する心臓のようにグラフィックで見せていた白いバルーンのオブジェが、蝶が羽根を開くように、大きな花のつぼみが花弁を開くように変態する。今回のステージも鮮やかなグラフィック、照明が効果的に各楽曲のストーリーを物語る。「ツアーも最終日なので、僕たちも思いっきり楽しみたいと思います。どうかみなさん、歌って踊ってください」。櫻井敦司(vo)のMCでスタートした中盤戦は「メランコリア-ELECTRIA-」「DEVIL’S WINGS」とヘヴィなダンスチューンを畳み掛ける。「BOY septem pecata mortalia」では、「もっと…僕はもっとほしい!」と欲望を暴走させる櫻井の生足が露わになったり、今井が寝転がったままギターをプレイしたりと、オーディエンスの心を翻弄する。ヤガミ・トール(D)がバスドラを高らかに打ち鳴らす「FUTURE SONG –未来が通る-」では、櫻井と今井のツインヴォーカルがパワフルに突き抜け、人魚姫が主人公の「THE SEASIDE STORY」では、このツアー中、回を重ねるごとに妖艶さを増していった櫻井のパフォーマンスの集大成を見た。星野と今井が共にアコースティックギターをかき鳴らすラテンナンバー「Cuba Libre」は、太陽が熱く照らす異国の地へと、「曼珠沙華 manjusaka」は真っ赤に染められたステージが、美しくも儚い幻想的な世界へと連れていく。そしてまだ見ぬあちら側へと誘ったのは「愛の葬列」。深い余韻を残し、本編を締め括った。

アンコールは、櫻井のヴォーカルと今井のギターのユニゾンによる「白鳥の湖」が印象的な「キラメキの中で…」、樋口豊(B)のズシリとしたベースラインが心を揺らす「見えないものを見ようとする誤解 全て誤解だ」、櫻井のシアトリカルなヴォーカルで釘付けにした「無題」と、本編とはまた違った世界観を刻み付けていく。

鳴り止まないアンコールにメンバーが再び登場すると、「天使は誰だ」「形而上 流星」「ROMANCE」の3曲を披露。櫻井が2017年から突入するデビュー30周年に触れ、感謝の言葉を述べた後、メンバー紹介をすると、「みなさんにとってまた来年素敵なコンサートが見れるように。本当に幸せな一年であってほしいと思います。みんながみんな幸せな一年であってほしいと思います。みなさんの輝かしい未来のために1曲」と、最後に「NEW WORLD –beginning-」を放ち、約2時間半のステージは大盛況の中、終了した。

1987年のデビューから2017年まで、不動のメンバーで進化し続けてきたBUCK-TICK。そして、彼らを支え続けてきたファンと共に迎える30th Anniversary Yearの幕開けに期待が高まるばかりだ。

photo:田中聖太郎
text:大窪由香

-音楽

関連記事

浜崎あゆみ、原点回帰を想わせる最新アルバム『A ONE』のジャケット写真と、アジアで絶大な人気を誇るJJ Linと共演したMV「The GIFT」を公開

浜崎あゆみが4月8日にリリースするオリジナル・フルアルバム『A ONE』と、LIVE DVD & Blu-ray『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2014-201 …

CODE-V、オリコン初登場7位!週末まで各地でリリースイベント実施!

CODE-V オリコンランキング初登場 7位!!10/10(水)リリース「世界中が敵になってもきっと君を守りぬくから」好発進!!USEN K-POP総合チャートでは1位獲得!!発売日にインストアイベン …

中島美嘉 日本テレビ「アナザースカイ」明日出演!

結婚・病気・休業について今だから語れたこと。人生の転機となった場所<ニューヨーク>を訪問し、耳の病気を乗り越え、復帰を決意した理由を初告白。昨年入籍後、初となるテレビ出演で新婚生活についても語った。 …

「LinQ」メジャーデビューシングル「チャイムが終われば」、レコチョク総合着うた(R)デイリーチャート初登場1位獲得!!!

活動2周年となる4月17日(水)にCD化を待ち望まれたファン待望のシングル「チャイムが終われば」でメジャーデビューする、今最も勢いのある九州発アイドルグループ「LinQ」。「LinQ」は、九州・福岡天 …

Mr.ふぉるて、10/15にTSUTAYA O-EASTにて『Carpe diem』リリースツアー追加公演決定!!

東京都出身4ピースロックバンド“Mr.ふぉるて”が、先月リリースした新作・EP『Carpe diem』(読み:カルペ・ディエム)を引っ提げた“Mr.ふぉるて「Carpe diem」~輝ける場所を探して …

JYJジュンス双子の兄JUNO、デビューシングルタイトルは”運命を信じた先に、未来がある…”という意味が込められた「Fate」に決定!

日本でも絶大な人気を誇るJYJジュンスの双子の兄JUNO(ジュノ)。先日中国で行われた第14回上海国際映画祭閉幕式のレッドカーペットに登場し日本だけでなくアジアでも活躍中のJUNOが、8月エイベックス …