作曲家・新垣 隆の新作交響曲が完成、11月16日に発売される。クラシックの世界的名門レーベル Deccaより世界配信も決定している。
「交響曲 第1番<HIROSHIMA>」から実に13年振りの交響曲となる本作品に、作曲家としての全精力を注ぎ、音楽に真摯に向き合う。今作はクラシックの世界的名門レーベル、Deccaより世界配信が決定しており、新垣隆はこの作品で新たな作曲家人生をスタートさせ、世界に羽ばたいていく。
Deccaのマネージング・ディレクター、ドクター・アレクサンダー・ブールは「新垣隆の新作シンフォニーは非常に迫力があり、さらに深みがある。複雑な構成、絶え間なく変化する音色そしてとても直接的な感情の融合により、はこの素晴らしい日本の作曲の独自な声で対話している。この音楽は私にとても強い印象を残した。皆さんにも同様に感じてもらえると嬉しい」とコメントを寄せた。
今作の世界配信に関して、新垣は「私(のみならず多くの日本人)にとって、Deccaは「クラシック音楽」の代名詞であり、その数々の名盤から音楽を識り、「世界」を識ったのだった。そのDeccaから私の音楽が配信されるということは、はかりしれぬ喜びと同時に、自分が世界に対して大きな責任を背負うことでもあるだろう―是非より多くの人々に聴いて頂けることを願う」と語った。
日本からも今作のリリースに関して多くの文化人、アーティストからメッセージが寄せられている。
■黒柳徹子「私は、悲しみを、のりこえようという祈りを聞いた。世界の人に聞いてもらいたい!」
■ビートたけし「新垣さんはずるいよ。一見、まるでキートンのようなクラウン(道化師)を演じながら、心の中ではずーっとファイティングポーズをを取り続けている。一連のゴーストライター騒動からの最初の作品がヒロシマやフクシマをテーマにするなんて、まったく。なんて度胸だ!」
■槇原 敬之「2015年に行われた僕のオーケストラコンサートのために書き下ろして下さった「Overture」もそうですが(これが正しい表現かどうかは解りませんが)、新垣さんの曲には、どこかヨーロッパ的な響きを感じるんです。例えて言うなら、大きな教会に降り注ぐ美しい残響の世界とでも言いましょうか。本作を聞いていると、自分が何処かの大きな教会にいる様な感覚を覚えます。力強く美しいその響きに包まれながら、僕は今何を祈るべきかを考えてみようと思います。新垣さん、素晴らしい作品をありがとうございます。」