1976年7月25日、アルバム『JAPANESE GIRL』でソロデビューした矢野顕子。数々の作品を世に放ち ソロワークは勿論のこと、様々なミュージャンとのセッションも含め長きに渡りライブ活動を行う彼女が今年ソロデビュー40周年のアニバーサリー・イヤーを迎えた。この度それを記念して、1992年に公開されたドキュメンタリー・フィルム『SUPER FOLK SONG 〜ピアノが愛した女。〜』を冬に期間限定復活上映することが決定した。
名カヴァー・アルバムのひとつ『SUPER FOLK SONG』は、矢野顕子のピアノ弾き語りシリーズの第一弾(‘92年6月1日発売)として津田ホールと松本市のザ・ハーモニーホールにて、編集なしの「一発録」を行った。そしてその模様を記録した故坂西伊作監督によるドキュメンタリー・フィルム『SUPER FOLK SONG 〜ピアノが愛した女。〜』が同時に制作された。監督の熱心な気持ちと情熱によりアルバム・レコーディング風景の完全密着収録が実現。緊迫した空気の中、一心不乱にレコーディングに没頭する矢野顕子の一挙手一投足を捉えた日本音楽史に残る伝説的な映像となっている。79分の映画のために回されたフィルムは、50巻つまり20万フィート、92時間分(16ミリで撮影)にも及び、その膨大な素材と格闘し、長時間に渡る作業を経て作品は完成した。そこには、アナログテープで収録するという現代ではみられない作業風景などその時代を感じさせる貴重なシーンも記録されている。当時’92年9月2日より全国18都市22館にて上映され、レイトショー動員記録を塗り替え、約2万人が来場した。
劇場上映から約四半世紀を経て、現代の上映スペックに合わせ高画質・高音質で再生。詳細については、公式サイトをチェックしてみよう。
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■矢野顕子『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』[2017デジタル・リマスター版]公式サイト