ザ・ビートルズから現在に至るまで数多くの名曲と伝説を創りつづけている、ポール・マッカートニーの究極のベスト盤『ピュア・マッカートニー〜オール・タイム・ベスト』が6月10日に世界同時リリースされた。
実に15年ぶり通算4作目となる今回のベスト・アルバムは、1970年の初ソロ・アルバム『ポール・マッカートニー』から2014年の最新シングル「ホープ・フォー・ザ・フューチャー」までの45年間のソロ・キャリアで発表したアルバム/シングル作品から名曲を厳選。通常盤(全39曲)には、16の全米トップ10シングル/15の全英トップ10シングルを、デラックス・エディション(全67曲)には、18の全米・全英トップ10シングルを収録(いずれも、うち9曲が全米No.1を獲得)している。
今月6月は、ザ・ビートルズの歴史的な日本武道館公演から50年目にあたる。それから半世紀経つ現在も第一線で活躍を続ける“生ける伝説”ポール・マッカ―トニーの真髄が味わえる究極のコンピレーションとなっている。今回のプロジェクトの成りたちについて、ポールは次のように語っている。
「僕のニューヨーク・オフィスの女の子が提案してくれたんだ。彼女は車で旅行をしたときに僕の曲をずっと聴いていたと話してくれた。彼女は自分なりのプレイリストを作成してきて、これを形にしましょうと言った。それで僕も参加して、いくつか曲を追加した。僕たちは、車なんかでの長旅で聴くのによさそうな曲を選んだ。楽しいプロジェクトでやって良かったよ。なぜなら、今回20年くらい聴くことのなかった曲をまた聴くことができたから。普段僕は新しい曲を聴いたり書いたりすることばかりで、昔の曲を聴き返すことはないからね。この曲、いいじゃないか!ってね」