第58回グラミー賞授賞式が日本時間2月16日(火)(現地時間2月15日(月))に開催され、小澤征爾が指揮した2013年のサイトウ・キネン・オーケストラ演奏の「Ravel: L‘Enfant Et Les Sortilèges; Shéhérazade (ラヴェル:「こどもと魔法」)」がクラシック部門「最優秀オペラ・レコーディング」賞を受賞した。
過去多数のグラミー賞ノミネートを重ねてきた小澤征爾は、8度目のノミネートにして今回初めてグラミー賞を受賞。過去のノミネート作品がすべて海外録音作品だったのに対し、今回受賞した作品は初の日本録音作品となり、サイトウ・キネン・オーケストラとしても初ノミネート・初受賞という、W快挙の受賞となった。
【小澤征爾 コメント】
この「子どもと魔法」は僕の大事な仲間であるサイトウ・キネン・オーケストラとすばらしい歌い手たちと創った作品で彼らのお陰で、充実した練習と公演ができてとても楽しかった。それが松本のフェスティバルの力なのだと思う。たいへんうれしく、みんなとこの作品を創れたことを誇りに思います。仲間たちとこの喜びを分かち合いたいです。