スガシカオの6年ぶりのオリジナルアルバム『THE LAST』のブックレットに、作家・村上春樹のライナーノートが掲載されていることが明らかとなった。
スガは、かねてより村上の小説の大ファンであることを公言。一方の村上も、2005年に出版された音楽評論集『意味がなければスイングはない』(文春文庫)にて「かなり特徴的な「文体」である」「微妙なごつごつさや細かいツノの立ち具合、エラの張り具合が、なんといってもこの人の歌詞の持ち味なのだ」とスガの書いた歌詞を評価し、長編小説『アフターダーク』(講談社)ではスガの楽曲「バクダンジュース」を登場させるなど、かねてよりスガ シカオの音楽に注目していたことから、両者の親交がスタート。
今回ニューアルバムを制作するにあたり、「自身の集大成となる作品の解説を村上さんにぜひお願いしたい!」というスガの強い要望によりライナー執筆をオファーしたところ、村上氏も快諾、実現の運びとなった。
『「うまく呑み込めない気持ちのカタマリのように」スガ シカオの新しいアルバムのためのライナーノート』と題された解説文には、スガ シカオの音楽への特筆性や想い、ニューアルバム『THE LAST』収録曲の解説などが約3000字にわたり記されている。ちなみに、村上春樹が日本のアーティストの作品にライナーを寄せるのは初となる。
なお、本発表にあわせてニューアルバム『THE LAST』の全曲試聴・歌詞公開もスタートした。また、動画サイト・GYAO!では、「真夜中の虹」「あなたひとりだけ 幸せになることは 許されないのよ」2曲のMUSIC VIDEOがフル公開されている。
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