9月25日にEXシアター六本木で開催されたビクターエンタテインメントのコンヴェンション『MUSIC STORM 2015』において、RHYMESTERやAwesome City Clubが所属する同社の新レーベルCONNECTONEは、新たに若干17歳の男性ソロ・アーティスト「ぼくのりりっくのぼうよみ」と契約し、デビュー・アルバムを12月にリリースすることを発表した。
ぼくのりりっくのぼうよみは、神奈川県在住の高校3年生、現在受験生だ。早くからネットに音楽を投稿してきたが、昨年夏TOKYO FMの人気番組「SCHOOL OF LOCK!」でおなじみの『閃光ライオット』でファイナリストに選ばれ、その才能が非常に高く評価されたことで俄然注目を集めることとなった。
会場では、「日本の音楽シーンを震撼させる、驚愕の17歳」による「とてつもない作品が生まれようとしています」というテロップと共に、アルバムに収録される“パッチワーク”と“sub/objective”の2曲が一足早く披露された。凄まじいまでの言語力に裏打ちされたハイレヴェルなリリック、唯一無二の個性的な歌声、そしてラッパー、ヴォーカリストとしての類まれな表現力は、会場に集まったメディア関係者やCDショップのスタッフの間でも大きな話題を集め、「今年最大の新人の登場!」との声もあちこちで聞かれた。
人を食ったようなアーティスト名を含め、まだまだヴェールに包まれた謎の存在ではあるが、間もなく完成するという1stアルバムが本当に日本の音楽シーンを塗り替えることになるかもしれないという期待を抱かせることとなった。