北海道を拠点に活動する4人組ロックバンド「プルモライト」のミニアルバム『World’s End』が12月17日発売された。
この作品は彼らにとって初の全国流通盤にも関わらず、ミニアルバムのオープニングナンバー「間もなくフィクション」は、USENインディーズランキング9位(12/10付)に初登場し、リード曲「ほころび」はオリコンの12月度全国FMパワープレイ獲得ランキング1位になるなどメディアから多くの反響を集め早くも話題となっている。
このアルバムタイトル『World’s End』は、直訳すると世界の終わりや世界の果てなどネガティブなイメージが強いが、悲しいこと・辛いことがあって、もう何もかも終わりだと思うようなことがあっても、その果てにはまた新しい自分だけの世界を創ることが必ず出来るんだと言う希望を込められている。上辺だけの励ましでは無く現実をきちんと受け入れて、その上で希望を見つけ出すことをテーマにして、今回の作品は制作された。そんなテーマがリスナーの心にも響いているのだろう。
今作について、プルモライトが先輩バンドとして慕うAoのVo/Gt安田貴広さんは、下記のようにコメントを寄せてくれた。
僕が彼らの音楽に出会ってから、まだ1年程しか経っていないことに改めて驚きを覚える。これほどまでに成長著しいバンドを、僕は他に知らない。 おそらく尋常ならざる痛みと努力の果てにこの新しい音源を生み出したであろう彼らは、正しく?進化?し、そして?深化?していた。
僕自身、楽曲制作を生業としている身でもあるので、「これは名曲になる!」という確信が持てる楽曲が完成するとき特有の感覚には身に覚えがある。それは0から何かを創り上げるというものとはまた違ったものである。例えるなら、まるで別の世界では初めからすでに完成していた何かを僕らが生きるこの世界に具現化するような。自分はただひたすらに、大いなる何かの意志に従って動く紡ぎ手でもあるかのような。
いささか大袈裟かもしれないが、要は良いものができるときには不思議と迷うことなくサラッと完成したりするものだということである。そしてその感覚を掴む精度を上げるということが、優れたソングライターになるということなのだと思う。
驚くべきは、今作に収録されている全ての曲において、創り手がそういう感覚を掴んでいたのだろうという想像が容易にできることである。具体例を挙げるとすれば、「間もなくフィクション」における、サビのメロディと歌詞の符合。同じメロディのリフレインに乗せた、「アクション」、「リアクション」、「フィクション」、「テンション」という韻の踏み方などは、おそらく頭で考えて思い付く類のものではない。
このような時代を超越した黄金律を既に感覚として理解しているとは、末恐ろしいものがある。 デビューアルバム『World’s End』を皮切りに、プルモライトの世界は始まりを告げるだろう。
1月には仙台・東京・名古屋・大阪・広島とまわり、ファイナルを札幌で行うリリースツアーが行われる。札幌以外ではなかなか見ることが出来ない彼らのライブは絶対に見逃せない。
◆1st Mini Album『World’s End』
1. 間もなくフィクション
2. 世界は嘘で出来ている
3. イミテーション・ワールド
4. 歌うカメレオン
5. ほころび
6. 空中遊泳
【発売日】2014年12月17日
【品番】DLCR-14121
【価格】1,200円 +税
【レーベル】BUDDY RECORDS
◆リリースツアー
プルモライト『World’s End』リリースツアー 〜君を待つ新世界〜
1/23(金) 仙台MACANA
1/25(日) 東京BASEMENT BAR
1/27(火) 広島CAVE-BE
1/28(水) 大阪JANUS
1/29(木) 名古屋CLUB UPSET
2/07(土) 札幌COLONY(Tour Final)
◆新曲「間もなくフィクション」Music Video
http://youtu.be/VQPJhn1zLRU
◆新曲「ほころび」Music Video
http://youtu.be/z3NdqCHV0Ac
◆「World’s End」全曲ダイジェスト
http://youtu.be/F0KFwR-BjMc
◆プルモライト ホームページ
http://strangeeeee.web.fc2.com/
◆ツイッター
https://twitter.com/strangeeeeeg
<関連リンク>
■プルモライト ホームページ