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フリーライブで70分!スカパラ、25周年感謝祭!!

音楽

東京スカパラダイスオーケストラがデビュー25周年アニバーサリーアルバム「SKA ME FOREVER」発売前日の8月12日(火)に、代々木公園野外ステージにてフリーライブを開催した。8月9日(土)に開催されたスカパラ主催フェス「トーキョースカジャンボリーVol.4」(通称:スカジャン)のチケットが早々に完売したことを受け、スカジャンのチケットが取れなかった人たちがスカパラのライブを観れる機会を設けようと、スカジャンの“後夜祭”的な意味合いとデビュー25周年の感謝を込めて、8月12日にフリーライブを開催する運びとなった。

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その名も「東京スカパラダイスオーケストラ presents”トーキョーフリージャンボリー” supported by uP!!!」。スカパラは同所にて2007年3月、2012年3月と過去2度にわたりフリーライブを行っており、今回で3回目の開催となる。過去2回は午後2時台であったが、3回目となる今回は18時開演と、初の夜帯での開催となった。

雨が降ったり止んだりと落ち着きのない空模様の下ではあるが、約4,000人がスカパラの登場を待ちわびる。定刻18時にスカパラ登場を告げるオープニングSEが流れる。そのなかを黒地に迷彩柄のスタイリッシュなスーツでキメたスカパラメンバー9名がステージ下手より、大森はじめ(Percussion)、川上つよし(Bass)、沖祐市(Keyboards)、茂木欣一(Drums)、加藤隆志(Guitar)、谷中敦(Baritone sax)、北原雅彦(Trombone)、NARGO(Trumpet)、GAMO(Tenor sax)の順で登場する。

オープニングナンバー「SHOT IN THE DARK」のイントロが奏でられるなか、大森はじめの「代々木!We are TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA!トーキョーフリージャンボリーへ、よーこそ!天気悪いけどさぁ、いっしょに盛り上がろうぜ!いっしょに楽しもうぜ!いっしょに踊ろうぜ!

Here We Go!SHOT IN THE DARK!」を合図に熱狂のライブがスタートした。2曲目の「5days of TEQUILA」で熱狂がさらに加速していく。加藤隆志が「行こうぜ!」とオーディエンスを煽るなか、沖祐市がアコーディオンを奏で、川上つよしがステージセンターで「ペドラーズ、トゥーサウザント・フォーティーン!」とシャウトすると同時に、加藤隆志の激しいギターリフが鳴り響く。1989年にスカパラが初めて世に放った作品である通称“黄色いアナログ”の1曲目に収録されている「ペドラーズ」を、2014年最新型としてフルモデルチェンジした「ペドラーズ2014」が演奏される。スカパラメンバーがステージ狭しと縦横無尽に激しく動きまくり、沖祐市のナゾの言葉「ピロ〜シキ〜」が代々木のグレーな空に響き渡る。

谷中敦が最初のMCで「集まってくれてどうもありがとう!東京スカパラダイスオーケストラ25周年です。そして、明日アルバム発売です。両方を祝っておもいっきり暴れてほしい。トーキョーフリージャンボリー!おもいっきりフリーになってくれよ!闘うように楽しんでくれよ!」とオーディエンスのココロとカラダを解放していく。

沖祐市の鍵盤が炸裂する「Wild Cat」や、谷中敦のバリトンサックスと加藤隆志のギターによる男の色香漂うバトルが繰り広げられる「STORM RIDER」がオーディエンスを激しく踊らせていく。日本のフェスのアンセムと言っても過言ではない「DOWN BEAT STOMP」では大人に交じって小さな子供たちまでもが踊りまくるという素晴らしい光景が会場中に広がっている。

茂木欣一が「センキュー、センキュー、センキュー!」とオーディエンスに感謝の想いを伝えたあと、「今年スカパラ25周年で、その喜びをこのひと言に集約しています。」と言ったあと、ドイツ語で喜びを表す言葉である“フロイデー”をオーディエンスに教授する。

続けて、今まででいちばん時間をかけて、いちばん最高のアルバム「SAK ME FOREVER」が完成したことを報告。最近のスカパラの作品が評論家などに「手堅い」とか「安定感」といった言葉で片付けられてしまうことにモヤモヤしており、スカパラのメンバーで「最高の作品を作るしかない」と話し合っていたことを伝えるとオーディエンスからは大歓声が沸き起こる。加藤隆志とは「オレたちここでつまらないアルバム作ったらもう辞めよう。」と誓っていたことを話すと、大きなどよめきとともに、その覚悟を称賛する大きな拍手が起こる。

ここでニューアルバム「SAK ME FOREVER」に収録されており、茂木欣一がヴォーカルを務める新曲「チャンス」が披露される。川上つよし作曲の美しいメロディとアンサンブルが代々木公園を包み込んでいく。

ちなみにこの「チャンス」は、演劇界で絶大な人気を誇る2大巨頭「劇団☆新感線」と「大人計画」が今年の夏にタッグを組み「大人の新感線」として舞台「ラストフラワーズ」を公演。

この「ラストフラワーズ」の劇中音楽をスカパラが担当し、その劇中で星野源が歌うメインテーマ「ラストフラワー」(作詞:松尾スズキ)の元曲となったのがこの「チャンス」(作詞:谷中敦/作曲:川上つよし)だ。

「チャンス」とは打って変わって、「SKA ME CRAZY」や「ルパン三世’78」といったスカパラのライブでは鉄板の超アゲアゲなナンバーにオーディエンスは踊りまくりだ。

加藤隆志が「ちょっと気分いいんで1曲歌わしてもらいます。」と言って、細美武士(the HIATUS)をゲストヴォーカルに迎えた「Diamond In Your Heart」を披露。その勢いのまま伊藤ふみお(KEMURI)をゲストヴォーカルに迎えた「Pride of Lions」を谷中敦と加藤隆志のツインヴォーカルで披露。谷中敦が「雨のなか盛り上がってくれて本当にありがとう!

全員両手を挙げろ!そのまま手を左右におろして全員肩を組め!」の言葉を合図にラストナンバー「All Good Ska is One」へと突入していく。

平日の都心の夜の公園でオーディエンスが肩を組んで笑顔で揺れるという非日常的な光景が、トーキョーフリージャンボリーの楽しさを物語っているかのようだ。演奏が終わったあと、スカパラメンバー全員がステージ前方に並びオーディエンスへ感謝の気持ちを伝えていく。

突如、谷中敦が「全員ケータイを出せ!そのままカメラ機能をオンにしろ!思いっきり写真を撮れ!」と叫ぶと、アーティストから直接こんなことを言われたことがないであろうオーディエンスは、動揺しながらもほぼ全員がカメラ付きのケータイを取り出し、9人対4,000人の即席撮影会がスタートした。

ステージ上のスカパラメンバーにかざしている光る手元が、美しい景色を作り出していく。「すごい、最高だ!この景色!SKA ME FOREVER!」と茂木欣一も絶叫する。スカパラメンバーがステージを去ったあともアンコールを求める手拍子が鳴りやまず、アンコールはやる予定ではなかったが、ふたたびスカパラメンバーがステージに登場する。先頭で登場した加藤隆志が「帰るつもりだったんですけど、もう1曲やるよ!

(こんなに盛り上がってるんだから)帰れるわけないよ!みんなあの言葉覚えてるフロイデー!」と叫ぶと、オーディエンスも「フロイデー!」と応えていく。「フロイデー!」のコールアンドレスポンスが続いたあと、茂木欣一のドラムがリズムを刻み、タクトを持ったGAMOが勢いよくステージに登場。

NARGOがピアニカでメロディを奏で「歓喜の歌(交響曲第九番)」が披露される。間奏では「フロイデー!」のコールアンドレスポンスが大声で行われ、サビではもちろん大合唱となった。デビュー25周年の今のスカパラを表現するにはピッタリの曲だ。

演奏終了後、スカパラメンバーは口々に感謝の言葉を述べ、谷中敦は「ありがとう!無茶苦茶しあわせだったよ!」と言う。そして、茂木欣一が「フロイデー!」と叫んだあと、茂木欣一にしては珍しく、「トランペットNARGO!、キーボード沖祐市!、テナーサックス・ミスターGAMO!、ギター加藤隆志!、トロンボーン北原雅彦!、ベース川上つよし!、パーカッション大森はじめ!、バリトンサックス谷中敦!」とひとりづつスカパラメンバーのパートと名前を紹介していく。もちろんひとりづつパートと名前を茂木欣一がシャウトするたびに、オーディエンスも大きな拍手と大歓声で応えていく。そして、茂木欣一からバトンを受けた谷中敦が「ドラムス茂木欣一!」と紹介したあと、谷中敦の「We are TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA!」の力強い叫びでこの素晴らしい1日が終わりを告げた。

フリーライブだというのに「70分」も演ってしまう、そんな全力で人を楽しませる精神が、デビュー以来25年間ずっと色褪せず、今なお、スカパラに関わったすべての人たちのことを「ひとり残らず幸せにする」と本気で言いきってしまうスカパラの魅力なのだろう。

今後スカパラに訪れる30周年、40周年、50周年でも、きっと全力で楽しませてくれるだろうから、その日を楽しみに待ち続けよう。

東京スカパラダイスオーケストラ presents

“トーキョーフリージャンボリー” supported by uP!!!

8月12日(火)

代々木公園野外ステージ

START 18:00

【SET LIST】

01. SHOT IN THE DARK

02. 5days of TEQUILA

03. ペドラーズ2014

04. Wild Cat

05. STORM RIDER

06. DOWN BEAT STOMP

07. チャンス

08. SKA ME CRAZY

09. ルパン三世’78

10. Diamond In Your Heart

11. Pride of Lions

12. All Good Ska is One

Encore

歓喜の歌(交響曲第九番)

東京スカパラダイスオーケストラ 

ニューアルバム「SKA ME FOREVER」

2014.8.13発売

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・初回受注生産限定版 6,000+税(CTZR-14834〜5/B)

・CD+DVD 3,500+税(CTCR-14836/B)

・CD ONLY 2,800+税(CTCR-14837)

Disc-1

[CD]

01 ペドラーズ 2014

02 One Way Punk

(作詞:谷中敦、作曲:谷中敦)

03 Can’t Take My Eyes Off Of You -君の瞳に恋してる-

(作曲:Bob Crewe・Bob Gaudio)

04 閃光 feat. 10-FEET ☆バンドコラボ第1弾

(作詞:谷中敦・TAKUMA、作曲:GAMO)

05 Damned feat. FPM

(作曲:川上つよし)

06 Sunny Blues 7inch.

(作詞:谷中敦、作曲:GAMO)

07 流れゆく世界の中で feat. MONGOL800 ☆バンドコラボ第2弾

(作詞:谷中敦、作曲:沖祐市)

08 For the GOAL

(作詞:茂木欣一・谷中敦、作曲: 茂木欣一)

09 Horizon ☆WOWOW 海外ドラマ「SUITS /スーツ 3」日本語版エンディング曲

(作曲:川上つよし)

10 Wake Up! feat. ASIAN KUNG-FU GENERATION ☆バンドコラボ第3弾

(作詞:谷中敦・後藤正文、作曲:加藤隆志)

11 チャンス

(作詞:谷中敦、作曲:川上つよし)

12 Tennessee Waltz

(作曲:Pee Wee King・Redd Stewart)

13 歓喜の歌(交響曲第九番)

(作曲:Ludwig van Beethoven)

Disc-2

[DVD] *DVD総収録分数:79分

01 閃光 feat. 10-FEET -Music Video-

02 流れゆく世界の中で feat. MONGOL800 -Music Video-

03 Wake Up! feat. ASIAN KUNG-FU GENERATION -Music Video-

04 25th Anniversary Hall Tour 2014 [SKA ME CRAZY] -Live+Documentary-

☆25周年ホールツアー初日のライブ+ドキュメンタリー

・Opening Documentary・The Last Bandolero〜ストレンジバード〜ホールインワン〜Call From Rio〜 TIN TIN DEO〜SOUL GROWL〜JUST A LITTLE BIT OF YOUR SOUL〜 SKAHOLIC GENERATION〜5 days of TEQUILA・YOU DON’T KNOW (WHAT SKA IS)・ルパン三世’78・スキャラバン・Interlude Documentary・水琴窟・White Light・All Good Ska is One・歓喜の歌 (交響曲第九番)

☆豪華!初回受注生産限定版☆

? [CD+DVD]※上記CD+DVDと同内容

? [CD] JUSTA RADIO “SKA ME FOREVER” edition

スカパラ茂木欣一がパーソナリティーをつとめた伝説のラジオ番組「JUSTA RADIO」の特別編。

ホールツアー限定で演奏されたメンバーソロ9曲のライブ音源も収録したボーナスCD。

? [BOOK] SKA ME FOREVER -Special Book-

アルバムの取り説的ガイドブック、豪華40P。

? [GOODS] 25周年バックドロップ型フロシキ

“25th Anniversary Hall Tour 2014 [SKA ME CRAZY]”で公開された25周年スカパラロゴをあしらった、イセキめぐりにもってこいな、今流行のピロシキならぬフロシキ。

? [仕様] 豪華”イセキ”ボックス仕様

永遠のスカパラを刻み込んだ、”石の上にも25年”仕様のボックス。
<関連リンク>
東京スカパラダイスオーケストラ オフィシャルサイト

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