辻井伸行が、世界的ピアニストで指揮者のウラディミール・アシュケナージとオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)による日本ツアー初日を9月17日(火)石川県立音楽堂で行い、満席の客席を喝采で沸かせた。
今回のツアーは、石川県立音楽堂での公演を皮切りに名古屋、東京(2公演)、静岡県富士、大阪、宮崎、熊本、福岡、山口県岩国、長崎県佐世保の10都市11回公演をまわり、すでに全公演完売となっている。
辻井伸行が巨匠アシュケナージと初共演したのは2010年6月のOEKとの公演。その後、アシュケナージさんの招きで、2012年ロンドンでフィルハーモニア管弦楽団とも共演し、聴衆を感動に包み込んだ。そして今回、その奇跡の共演が日本でも実現した。
現代最高のピアニストの一人とも言われているアシュケナージさんについて辻井伸行は「小さい頃からCDを聴いてきて雲の上の存在のアシュケナージさんとツアー出来るのは幸せ。一回一回の演奏を大事にしたい」と語っている。アシュケナージさんも「彼は素晴らしい才能を持ったピアニスト」と辻井伸行を称えている。
■辻井伸行×アシュケナージ 夢の共演!!
http://avex.jp/classics/tsujii-oek2013/
ウラディミール・アシュケナージ(指揮)
Vladimir Ashkenazy, Conductor
1955年ショパン・コンクールにて、世界にその名を知らしめて以来、ウラディミール・アシュケナージは、ピアニストとして傑出したキャリアを誇るだけでなく、アーティストとして多彩な活動を積極的に展開し、世界の音楽愛好家に感動を与え続けている。 2009年よりシドニー交響楽団の首席指揮者、音楽アドヴァイザーに就任。また、桂冠指揮者を務めるフィルハーモニア管弦楽団、NHK交響楽団、アイスランド交響楽団や、クリーヴランド管弦楽団、サンフランシスコ交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団などと定期的に演奏活動を行っている。EUユース・オーケストラの音楽監督。 ピアニストとしてのアシュケナージは、レコーディング・スタジオを舞台に移して、1999年グラミー賞を受賞したショスタコーヴィッチ「プレリュードとフーガ」や、バッハ「平均律クラヴィーア曲集」、ヴォヴカ・アシュケナージとのフレンチ・デュオ集などに見られるように、多彩で広範囲にわたる作品の録音に、献身的に取り組み続けている。
オーケストラ・アンサンブル金沢
Orchestra Ensemble Kanazawa
1988年、世界的指揮者、故岩城宏之が創設音楽監督(現在、永久名誉音楽監督)を務め、多くの外国人を含む40名からなる日本最初のプロの室内オーケストラとして石川県と金沢市が設立。2001年金沢駅前に開館した石川県立音楽堂を本拠地とし、世界的アーティストとの共演による年20回の定期公演や、北陸、東京、大阪、名古屋での定期公演など年間約110公演を行っている。これまでにシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭(ドイツ)、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノフェスティヴァル(フランス)など音楽祭からの招聘を含む15度の海外公演を実施。設立時よりコンポーザー・イン・レジデンス(現コンポーザー・オブ・ザ・イヤー)制を実施、多くの委嘱作品を初演、CD化している。ジュニアの指導、学生との共演、邦楽との共同制作などオーケストラ育成・普及活動にも積極的に取り組んでいる。ドイツグラモフォン、ワーナーミュージックジャパン、エイベックスなどメジャーレーベルより90枚を超えるCDを発売。07年1月より、指揮者の井上道義を新音楽監督に迎え、新たな活動を展開し、注目を集めている。08年より毎年開催されている世界的音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ金沢」の中心的役割を担っている。
オフィシャル・サイト http://www.oek.jp
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