『途上国の子供たちに未来の仕事を贈るプロジェクトGIG』として今年で4回目となるOne of Love Vol.4が今年も世界音楽の日である6月21日に渋谷AXで開催された。このイベントは、途上国の子どもたちに、未来の仕事を贈るプロジェクト「One of Love」の音楽支援ライブとなる。集まった支援金は、バラ農園を代表とする地域の労働環境整備とその家族・子どもたちの生活向上のために使われる。発起人である夏木マリをはじめとし、ichiro、井手綾香、華原朋美、斉藤ノヴ、紗羅マリー、シシド・カフカ、土屋アンナ、仲井戸“CHABO”麗市、LiLiCo、One of Love スペシャルバンドと今年も豪華アーティストが参加した。
オープニングのOne of Loveバンドのグルーブ感あるセッションの後に、夏木マリが登場し、仲井戸?CHABO“麗市が夏木の60(ロクマル)のお祝いにプレゼントした楽曲「キャデラック」を熱唱。仲井戸との豪華な競演で会場からは大きな歓声がわき起こった。「今年も逢えました!みんなありがとー!」と夏木マリの感謝のコメントの後、仲井戸?CHABO“麗市が「ブルースでぶっ飛ばせ」、そして「Hungry Heart」を披露。
続いて登場したのがシシド・カフカ。長身でモデルばりのルックスから迫力のあるロックドラムパフォーマンスをしながらパワフルに「愛する覚悟」を歌う姿に圧倒された。
井手綾香はびやかな声でCMでもおなじみに「ヒカリ」を熱唱。
歌手・モデルとしても活躍する紗羅マリーは赤いストライプのサマードレスでキュートなルックスだがロックな楽曲「ROCK’N’ROLL IS HERE TO STAY」をソウルフルに聴かせてくれた。
イベントもいよいよ後半戦。ブラックドレスに身を包んだ華原朋美が登場し、「I BELIEVE」「I’m Proud」をのびやかな声で熱唱。確かな歌唱力と表現力に圧倒される素晴らしいライブに、会場からは長い長い拍手が寄せられていた。
映画コメンテータとしてもおなじみのLiLiCoがディスコクイーンのGloria Gaynorの名曲「I Will Survive」で会場を盛り上げ、そしてビートルズの「Let It Be」では夏木マリ、土屋アンナもコーラス登場。
One of Love GIG皆勤賞の土屋アンナは「in my hands」「Brave vibration」を歌い会場を盛り上げた。
ラストを飾った夏木マリは自身の60(ロクマル)を歌った「スワサントンブルース」を「自分のアーカイブ的な楽曲を聞いてもらいました」と言いながら披露。
そしてGIGのフィナーレの楽曲は夏木マリがエチオピアの子供たちの事を感じて歌詞を書いた、One of Loveプロジェクトのテーマソング「One of Love」を出演者全員が歌った。出演全アーティストが口々に想いを伝え、最高の笑顔をプレゼントしてくれた。