デビュー12年目を迎え、銀幕歌謡第2弾「涙くれないか」がオリコン演歌・歌謡曲ウィークリーチャート初登場1位&USEN演歌チャート1位を獲得した山内惠介が21日、東京・中野区のサンプラザホールで「山内惠介コンサート2012〜20代最後!惠介魅せます。〜」と銘打ったコンサートを開いた。6月2日の東京・浅草公会堂を皮切りに、名古屋、大阪、福岡、札幌、そしてこの日と、全国5カ所(全9公演)で行ったコンサート・ツアーのファイナルで、総動員数が約15,000人と過去最大のコンサートとなったもの。約2,200席の会場は、中年女性ファンを中心に満席の中、「僕自身、このステージに立たせていただくのは、いままで何度かありましたけれども、たった一人で単独のコンサートをやらせていただくのは今日が初めてです。お陰さまで2年前、10周年を迎えることができて、いま歌手生活12年目に入っています。17歳でデビューして、いま29歳になりまして、20代最後の年を歩ませていただいています。今回は、オープニングのようにちょっとマジックめいたことや、衣装も取っ替え、引っ替え、皆さまに趣向を凝らしてお送りしてまいります。どうぞ最後まで瞬きをしないように、ごゆっくりご覧いただければと思います」と挨拶。
自らもデザインの選定に参加したという11パターンの衣装を次々と着替えながらデビュー曲「霧情」をはじめ、「海峡雨情」「恋する街角」「20才の酒」「つばめ返し」「船酒場」「風蓮湖」、それに新曲「涙くれないか」など全24曲を熱唱。
オープニングは、イリュージョンの世界を彷彿とさせる登場の仕方でステージに現れ、彼の夢だったというダンサー(女性6人)と一緒に踊りながら歌うシーンで幕を開け、目玉コーナーの「惠介銀幕歌謡ショー」では、ラジオドラマ風のセットで、昭和の時代を語るナレーションをバックに懐かしい銀幕スターのヒット曲から赤木圭一郎さんの「霧笛が俺を呼んでいる」、石原裕次郎さんの「ブランデーグラス」、小林旭の「さすらい」などを披露。もう一つの目玉コーナー「女形」では、女形(娘姿)に扮して、彼が歌う故・美空ひばりさんの「函館山から」、吉幾三の「情炎」の2曲をバックに女性に成りきって踊り、その妖艶な姿に満員の客席をうっとりとさせた。公演終了後、「今日は、20代最後の自分を出し切ったコンサートができました」と満足そうな笑顔を見せながら「ダンサーの方と一緒に踊って歌うこと、お客さんをマジック的なことであっと驚かせること、その2つの夢がかなえられました。次の夢は、20代最後の年を『NHK紅白歌合戦』のステージで締めくくること。そして、30代は器の大きな人間になりたい」と話していた。
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