今年5月、ダブリンで行われたダブリン国際ピアノ・コンクールに19歳で優勝、その2ヶ月後にはシドニー国際ピアノ・コンクールでも第2位に入賞し、大器の片鱗を現し始めたロシアの超彗星、ニコライ・ホジャイノフのデビューアルバムが10月3日に発売される。この作品は、ダブリン国際ピアノ・コンクール優勝直前の今年4月下旬に録音されたもので、スタニスラフ・ブーニン氏も認めた演奏を存分に堪能できる1枚となっている。発売を記念して、来日&ミニ・コンサートの開催が決定!このイベントでは、19歳とは思えない表現を生で体感できる貴重なチャンス。是非足を運んで、今後の活躍も大いに期待される彼の実力を確かめて欲しい。
スタニスラフ・ブーニン氏コメント
ホジャイノフの名は、彼が2010年のショパン国際ピアノ・コンクールの一次予選で最高点を取ったという評判とともに私の耳にも入っており、どんなピアニストか気になっていたのだが、今回、試聴盤で初めて彼の演奏を耳にし、その繊細で、しみじみとした情感に感心させられた。19歳での録音とは思えない。計算し尽されたレガートやダイナミックさについても特筆すべき点だ。更に、ショパンやベートーヴェンの作品では、かつての名音楽家たちが持っていた音楽性そのものを彼は持ち合わせている。彼の将来が楽しみだ。(一部省略)
スタニスラフ・ブーニン
ニコライ・ホジャイノフ[Nikolay Khozyainov] プロフィール
1992年7月17日、ロシア・ブラゴヴェシェンスク(シベリア南部−モンゴルの東方、北朝鮮の北方に位置し中国国境を流れるアムール河沿いの州都)生まれ。父は軍人、母は小児科の医師で音楽とは無関係。5歳の時に早期教育プログラムで音楽の才能を見出された。母親が医師として行く幼稚園などで気の向くままにピアノの練習をしていたが、その後10ヶ月のピアノコースで学ぶ。同コースの先生から「モスクワで勉強を続けなさい。」と言われ、6歳でモスクワに移住。モスクワ音楽院の附属音楽学校で4年間を過ごす。12歳の時、同音楽院から来た先生がミハイル・ヴォスクレセンスキー氏を紹介、現在も師事している。モスクワ音楽院2年在学中。2005年以来、ロストロポーヴィチ財団の奨学生。
CD情報
デビューアルバム「マイ・フェイヴァリッツ」
10月3日発売 VICC-60824 / 3,150(税込)
イベント情報
デビュー・アルバム「マイ・フェイヴァリッツ」発売記念
ミニ・コンサート&サイン会
日時: 10月14日(日)15:00スタート
場所: タワーレコード渋谷店7F イベントスペース
《参加方法》*観覧はフリーです*
タワーレコード渋谷店、タワーレコード新宿店にて、10月3日発売アルバム「マイ・フェイヴァリッツ」をご購入のお客様に先着でサイン会参加券をプレゼント。
※イベントの詳細はレーベルサイトをご覧ください
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A024164.html
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