T-BOLAN、13年振りの再結成――。6月15日の発表後、多くの音楽ファンやメディアから注目を集めていたT-BOLANが、10月4日からスタートする“BEING LEGEND”Live Tour 2012を前に、オリジナルメンバー4人全員が揃って現在の姿を現した。
T-BOLANメンバーが揃って姿を見せたのは、1999年の解散以来13年振り。T-BOLANはこの日、都内のスタジオで“BEING LEGEND”Live Tour 2012の最終リハーサルを行った。リハーサルでは、ツアーで披露される予定の「離したくはない」「Bye For Now」をはじめとした、1990年代に発表した多くのヒット曲を演奏。今回のツアーは、T-BOLANとして、ボーカルの森友嵐士にドクター・ストップがかかる中敢行した1995年3月26日の大阪厚生年金会館大ホール公演以来のライブということもあり、メンバーそれぞれに気合の入った姿を見せた。
リハーサル前には、メンバー4人へのインタビューも行われた。ボーカルの森友嵐士が心因性発声障害により歌えなくなってから、再び声を取り戻すまでの長い時間のなかで、メンバー五味孝氏がスタジオに誘ったことをきっかけに、1年かけて「上を向いて歩こう」を歌えるようになるまでの経緯や、ソロとして復活前の森友が全国で50本のサプライズライブを行っていたこと、1年前にT-BOLAN再結成を決意した“4人でスタジオにこもった3日間”などが明かされた。
13年振りの再結成と、間もなく始まる“BEING LEGEND”Live Tour 2012に向け、T-BOLANメンバーはそれぞれ、以下のコメントを寄せた。
「懐かしい気持ちと楽しい気持ちが入り混じって、少し新鮮でもあります。悔いのないよう、全部出して楽しみたい」―上野博文(Ba)
「再結成は不可能だと思っていたので、待ち遠しくて仕方ないです。楽しんでやろう、と。それしかないです」―青木和義(Dr)
「解散から長い時間が経っているので、音を出すまでは不安がありました。だけど、音を出した途端、何も変わっていなかったことがわかった。いいライブになると思うので、楽しみにしています」―五味孝氏(G)
「4人で楽器を持って集まったときに改めて感じたのが、“4人であることの意味”。いまは、ツアーを楽しみたいというのが一番。4人の中にいる自分を実感したいし、ファンのみんなにも見てほしい。2012年10月4日に、1995年3月26日の“続き”のステージが始まります」―森友嵐士(Vo)