演奏・歌唱での表現が不可能といわれているような打ち込みと音声合成ソフトを使用した難解な構造のボーカロイド曲を、生の演奏と歌唱で再現・ 表現するバンド“有形ランペイジ”が、8月9日に築地BLUE MOODでライブ「sasakure.UK presents 有形ランペイジ〜葉月の陣〜」を開催し、1stアルバムのリリースを発表、満員の会場を湧かせました。
プロデューサーであるsasakure.UK率いる有形ランペイジは、TVアニメ「Angel Beats!」の劇中バンド”Girls Dead Monster”のボーカル・岩沢役の歌唱パートを担当し、sasakure.UKやDECO*27のアルバムにも参加しているmarinaをボーカルに 迎え、第一線で活躍する若手スーパープレイヤーを招集し結成された超絶テクニックを持ち合わせたバンド。昨年12月に同じく築地BLUE MOODで初のワンマンライブの成功、そしてオリコン初登場デイリー4位を獲得したsasakure.UKの2ndアルバム「幻実アイソーポス」にも参加 し、彼らにしか再現・表現できない圧倒的なパフォーマンス力で音楽の新境地を開拓、一躍話題を呼びました。
その有形ランペイジが、約8ヶ月ぶりとなるライブを開催。「タイガーランペイジ」「ぼくらの16bit戦争」など、難解な構造の sasakure.UKの名曲の数々をはじめ、「FREELY TOMORROW」(オリジナル:Mitchie M)をJAZZアレンジで、「二息歩行」(オリジナル:DECO*27)をハードなメタルアレンジで原曲とは異なる表現で再構築し、ファンも驚愕の再現力 と予想を上回るアレンジに、感嘆の拍手で会場がいっぱいに。
さらにゲストボーカルパートでは、Daisy×DaisyのMiKAが「千本桜」(オリジナル:黒うさP)を和装コスチュームで盛り上げ、ニコニコ動画を中心 に活躍する歌い手UmiNekoが「トリノコシティ」(オリジナル:40mP)を独特なグルーヴで、また今回が初の顔出しとなった同じくニコ ニコ動画で活躍する歌い手majicoが「カゲロウデイズ」(オリジナル:じん)を圧巻の歌唱力でカバーし、集まったファンを唸らせました。
ライブ終盤では、sasakure.UKが有形ランペイジのために初めて書き下ろした「世界五分前仮説」を初披露。めくるめく変拍子と怒濤の 演奏、独創的な歌詞の世界観が歌に乗り、凄まじいテクニックと圧倒的なパフォーマンスの勢いに、会場は一気にヒートアップ。さらに新曲「世界 五分前仮説」を含む有形ランペイジの1stアルバムが10月17日にリリースすることを発表すると、ファンの熱気は最高潮に達しました。
次のライブは、”有形ランペイジ4″として楽器隊のメンバー《佐々木(Gt)/二家本(Ba)/白井(Key)/今井(Dr)》のみによる編 成でインスト曲メインのセットを9月23日にRoppongi Orange Ladyにて行うことが決定。
そして気になるアルバムの詳細はこれから随時発表されるとのこと。
音楽の新境地を開拓していくバンド有形ランペイジ、これからの活動からも目が離せません。
■有形ランペイジ 1stアルバム「タイトル未定」
■発売日:2012年10月17日(水)
■品番:PCCA.03703
■価格:¥2,500 [tax in]
■オフィシャルサイト: http://ukrampage.com/
■twitter: @toraschool
■ライブ:有形ランペイジ4 -Inst Edition-
■日時:2012年9月23日(日) 17:30 OPEN/18:00 START
■場所:Roppongi Orange Lady
■価格:¥3,000[tax in] (別途1ドリンク¥500)
■チケット:ローソンチケット(Lコード:77327)
・web予約: http://l-tike.com/