Droogの全国ツアー「Droog GIG TOUR 2012 ?End of teenage-」のファイナル公演が7/25新宿LOFTにて開催された。5/23にリリースされたファーストフルアルバム「End of teenage」を引っ提げて敢行されたツアーのファイナル公演。
定刻を少し過ぎ、待ちわびる観客のなか場内の照明が落ち、お馴染みの「時計仕掛けのオレンジ」のテーマが流れる。大歓声に迎えられ荒金祐太朗(G)、多田拓斗(B)、右田智弘(Dr)の3人がステージに登場し演奏がはじまるなか、カタヤマヒロキ(Vo)が登場し「こんばんは、Droogです。よろしく!!」の言葉を合図に、アルバム「End of teenage」の1曲目でもある「ロックンロール以外は全部嘘」がオープニングナンバーとなった。アルバム「End of teenage」の曲順と同じく「BOMB!」「眠たい奴ら」と破壊力抜群のナンバーを立て続けに披露し、フロアを一気に過熱させる。カタヤマヒロキ(Vo)が「日本をぐるっとまわって帰ってきました。End of teenageを最後まで見届けてくれ」と言ったあと、Droogのメンバーが憧れるスターの名前が次々に登場する「カルト・スターに憧れて」が披露され「日々の泡」「我思う故に我あり」と最新アルバムからのナンバーが次々に披露されていく。
カタヤマヒロキ(Vo)が「ファイナル公演を最高の夜にすることを約束します」と観客に伝え、「オレたちなりのラブソングを聴いてくれ」と前作「LOVE SONGS」から「LOVE SONG」が披露され、そのままの勢いで「HORROR SHOW」「アハハ」へとなだれ込んでいく。
Droogのメンバー4人が中学2年の14歳のときにロックンロールに出逢ってからの想いが込められている「ティーンエイジ・カルチャー」、「キラキラ」と披露されたあと、フロアをクールダウンするかのようにTHE STREET SLIDERSの「のら犬にさえなれない」のカバーが奏でられる。
その後、十代の初期衝動の塊とも言えるインディーズ時代の2枚のミニアルバム「Droog」「Violence」からの曲も次々と披露していく。
「ああ絶望」では赤い拡声器を手にしたカタヤマが静寂のなか新宿の街にピッタリ合うかのようなサイレンを鳴り響かせ、「新宿ロフトにぴったりの曲を持ってきました」と「全滅ロック」を披露。ラストナンバー「人類」まで一気に駆け抜け4人はステージを去っていく。
観客の手拍子がDroogメンバー4人をふたたびステージに迎え入れ、カタヤマヒロキ(Vo)が「あとちょっとだけやって帰ります」と言ったあと、「14才のときにロックンロールに出逢ってから毎日、生きてる今”この瞬間”しかないと思ってやってきました、だけど、はじめて明日のことを考えたときに作った曲を聴いてください」と「からっぽの世界」を披露。
そして、「Droog GIG TOUR 2012 ?End of teenage-」のラストナンバーは「いざさらば 書を捨てよ」。はじめてDroogとして世に放った作品「Droog」のオープニングを飾った曲だ。
最後にカタヤマヒロキ(Vo)が「最高の夜にすると言ったけど約束は守れたでしょうか?」と大歓声の観客に投げかけ、「また逢おうぜ」と観客にひと言残し、Droogメンバー4人はステージを後にした。
『退屈な 十代は もう終わった もう終わった 勘違いの 二十代で好き勝手 やりたい放題』と「ティーンエイジ・カルチャー」で歌っているように、Droogの二十代がどのように突き進み、どのような衝撃を与えてくれるのか目が離せない。
Droog GIG TOUR 2012 -End of teenage-
2012.7.25@SHINJUKU LOFT
SET LIST
M01. ロックンロール以外は全部嘘
M02. BOMB!
M03. 眠たい奴ら
M04. カルト・スターに憧れて
M05. 日々の泡
M06. 我思う故に我あり
M07. LOVE SONG
M08. HORROR SHOW
M09. アハハ
M10. ティーンエイジ・カルチャー
M11. キラキラ
M12. のら犬にさえなれない(THE STREET SLIDERSカバー)
M13. お気に入りのレコード
M14. からかわないで
M15. New Rose (The Damned日本語カバー)
M16. 街の灯
M17. ああ絶望
M18. 全滅ロック
M19. アイラブユー
M20. 健康優良不良少年
M21. 人類
Ec01. からっぽの世界
Ec02. いざさらば 書を捨てよ
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