芸人!?ミュージシャン!?コラムニスト!?巷で噂のマキタスポーツ“本当に”メジャーデビュー?！

唯一無二！！今、最も“CDが出そう” な 芸人/最も“シニカル” なコラムニスト/最も“シリアス”なミュージシャンであり、各ジャンルをクロスオーバーさせながら独自の活動を展開し、巷で何かと話題に登るマキタスポーツ。そのマキタスポーツが6月18日(月)「俺はわるくない」でいよいよメジャーデビューする事となった。

この楽曲は、マキタ本人も出演する映画「苦役列車」(7月14日(土)公開)の挿入歌となっている。このデビュー曲は、マキタ本人は映画を総括する音楽としてエンディングロールに流れる主題歌宜しく、得意の音楽理論を駆使しデビュー曲にしてミリオンセラー(AKB超え)を狙い作曲。山下敦弘監督と主演の森山未來に自信満々にプレゼンをしてみたが、狙い過ぎで禍し、惜しくも挿入歌となった。そして今年20周年を迎えるロックレーベルのスピードスターレコーズより、メジャーデビューも併せて決定したが、こちらもCD化まで届かず、惜しくも配信デビューとなった。

マキタと言えば、ヒット曲の法則に基づく“社会実験”的楽曲で話題となった「十年目のプロポーズ」(マキタ学級名義で作品発表)の記憶が新しいが、今回の“シリアス”な楽曲はマキタ本来の持つミュージシャンとしての味がシンプルに詰まった名曲となった。この楽曲がヒット間違い無しの映画「苦役列車」に乗ってどこまで届くのか。また、メジャーデビューだがCD化は果たす事が出来るのか・・・マキタスポーツの音楽的社会実験はまだまだ続いていく。

※本日フジテレビ系「HEY! HEY! HEY!」に出演！！！

【映画「苦役列車」】
○公開：2012年7月14日(土)　東映系全国ロードショー
〇出演：森山未來・高良健吾・前田敦子・マキタスポーツ・田口トモロヲ
〇原作：西村賢太「苦役列車」(新潮社文庫刊)　第144回芥川賞受賞作品(2011年)
〇監督：山下敦弘
〇主題歌：Trash / ドレスコーズ(日本コロムビア)
〇挿入歌：俺はわるくない / マキタスポーツ(スピードスターレコーズ)

昨年、芥川賞を受賞し、大きな話題を呼んだ小説「苦役列車」。作者西村賢太自身を思わせる主人公、北町貫多は19歳の肉体労働者。バブル前夜の1980年代中盤、浮かれる日本の片隅で、ひねくれた青春を送る貫多の姿を、独特の文体で綴った作品は多くの熱狂的な支持者を集めた。主演は、森山未來。昨年「モテキ」で現代を生きる男子のリアリティを見事に体現した彼が、屈折しまくり、でもどこか憎めない貫多の一筋縄ではいかない人間像を絶妙の緩急を織り交ぜて妙演する。メガホンは「どんてん生活」から「マイ・バック・ページ」まで、青春のもやもやを唯一無二の映像で追いかけてきた山下敦弘監督。可笑しさと切なさ、爆発と静寂、焦燥とやるせなさなど、相反する感情や状態にさいなまれる若者の肖像を瞬発力と熟成が同居した筆致で画面に定着させている。貫多が生まれて初めて友情らしきものを育む相手、同僚の日下部役に演技派、高良健吾。貫多が心を寄せる映画オリジナルのヒロイン、康子にAKB48の中心メンバー前田敦子。そして、マキタスポーツ、田口トモロヲら芸達者が脇を固める。瞬く間に過ぎ去っていくかけがえのない時間。個性的な主人公を通して見えてくるのは、誰の胸にも憶えのある普遍的な情景である。いま、ここに青春映画の真新しいスタンダードが誕生した。

【リリース情報】
2012年6月18日（月）配信 『俺はわるくない』