これまで世界80カ国以上の国々で平和と友好のためのコンサートを開催してきた実力派歌手・菅原やすのり(66)が、5月23日にビクターエンタテインメントからニュー・シングル「日本よいとこ お祭り音頭」(作詞・湯川れい子、作曲・弦哲也、編曲・若草恵)を発売したのを記念し、同日、東京・渋谷区のマウントレーニアホール渋谷でコンサートを開いた。
同曲は、東日本大震災後に菅原自身が立ち上げた、歌で心のケアをする日本復興プロジェクト「歌声キャラバン」の一環として各地の避難所で行っているふれあいコンサートのテーマソングにもなっており、日本再生と復興へ向けての力強い応援歌だ。
当初、CD化の予定はなかったが、被災地の人たちと一緒に歌ったことで、各方面で大きな反響を呼び、周囲からの強い要望によって今回CD化され、リリースされることになったもの。それを機に、原点に戻って、これまで使ってきた「すがはらやすのり」という歌手名を「菅原やすのり」と、名字を漢字に変え、同曲の大ヒットを目指して意欲満々だ。
この日はその新曲発売日で、約350席の会場はデビュー当時からの熱烈なファンを中心に満席の中、オリジナルヒット曲「四季の歌」をはじめ、60年代のアメリカンフォークから「花はどこへ行った」「パフ」「ドナドナ」、童謡「ふるさと」、昭和の名曲から故・坂本九の「見上げてごらん夜の星を」、因幡晃の「わかって下さい」、美輪明宏(当時・丸山明宏)の「ヨイトマケの唄」、中島みゆきの「時代」、故・美空ひばりの「愛燦燦」、故・藤山一郎さんの「長崎の鐘」、それに新曲「日本よいとこ〜」など全16曲を熱唱。
また、作詞家・湯川れい子(73)と音楽評論家・富澤一誠(61)をゲストに招いてのスペシャルトークコーナーでは、湯川は「私は洋楽の世界を歩いてきましたが、やっぱり日本の歌なんですよ。日本語で一緒に歌える心の歌が必要だなと思って作ったのが、今回の『日本よいとこ お祭り音頭』です」と話し、富澤は「私は、大人の歌を歌える実力派アーティストを『エイジフリー・アーティスト』と呼ぶことにしましたが、菅原やすのりさんは、まさにその『エイジフリー・アーティスト』の一人です」と絶賛。
菅原は「この曲をいただいたとき、明日に向かって行く新しい勇気の沸く歌はこれだと思い、一人でも多くの方に届けていきたいなと決心しました。
戦後の日本の人々が『リンゴの唄』で元気づけられたように、この歌で日本中の人たちを元気づけていきたい。そして、(彼の代表曲の)『四季の歌』に続く代表曲にしたい。これまで世界80カ国以上で歌い続けてきましたが、いまは心から一日も早い日本復興を願って全力で歌い続けていきたいと思っています」と張り切っていた。
今月27日に被災地の宮城・南三陸町のホテル観洋で無料コンサートを行い、8月5日には東京・大田区平和島の「平和の森公園特設野外ステージ」で「地球歌の日コンサート」を開く。
この夏、彼の歌声が日本中に元気を届けてくれるだろう。
<リリース情報>
菅原やすのり ニューシングル「日本よいとこ お祭り音頭」
5月23日発売
CD:VICL-36698 ¥1,500(税込)
【収録曲】
1.日本よいとこ お祭り音頭
作詩:湯川 れい子 作曲:弦 哲也 編曲:若草 恵
2.見上げてごらん夜の星を
作詩:永 六輔 作曲:いずみたく 編曲:若草 恵
3.長崎の鐘
作詩:サトウハチロー 作曲:古関 裕而 編曲:若草 恵
4.日本よいとこ お祭り音頭(オリジナル・カラオケ)
5.見上げてごらん夜の星を(オリジナル・カラオケ)
6.長崎の鐘(オリジナル・カラオケ)
<ラジオ>
ラジオ日本 「菅原やすのり 名曲!歌声劇場」
毎週(月)23:30〜24:00 レギュラー放送中!
http://www.jorf.co.jp/PROGRAM/sugahara.php
<関連リンク>
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