OKAMOTO’S が約10ヶ月ぶり、2012年第1弾となる両A面シングル「マジメになったら涙が出るぜ/青い天国」(7月18日発売) のリリースをバンド自身による声明文付きで発表した。2010年5月のメジャー移籍後、わずか一年半で三枚のアルバムを立て続けに発表。ライヴも国内外で年間100本を超えるという怒涛の活動を展開してきたOKAMOTO’Sだが両A面となる本作はM-1「マジメになったら涙が出るぜ」ではいしわたり淳治氏、M-2「青い天国」ではBASE BALL BEARの小出祐介氏とそれぞれ歌詞を共作し、注目のコラボレーションも実現した。リリース情報と共に発表されたOKAMOTO’S自身による声明文ではこの新作が生まれるまでのストーリーや心境が綴られている。
【OKAMOTO’Sによる声明文】
“マジメになったら涙が出るぜ”“まさかのやれちゃう感じ?”2012年初夏、オカモトズ流ご機嫌で意味深なメッセージ。
“世界制覇するしかねぇ!”これがオレらのバンド結成の根源。そして2010年メジャーレーベルへ移籍。感覚だけでモノを捉えていたオレらは、その感性のまま、この二年間がむしゃらに突っ走ってきました。“とにかく休みなんていらない!もっとライヴやってもっとレコーディングしてぇ!”って具合に。『10’S』『オカモトズに夢中』『欲望』とわずか一年半で三枚のアルバムを出して、ライヴは年間約100本、多いときはひと月に15本もライヴをやった。国内はもちろんアメリカやオーストラリアでもツアーをし、ベトナム、香港、台湾公演など積極的に海外にも突進した。岡本太郎生誕100周年もお祝できて、最高に忙しい、最高に詰まっているルーキー時代。普通では考えられない経験ばかりで、素晴らしい出来事の連続だったと感じています。
“さあ、それも今では過去の話。次はどうする?”
“新しい一歩は、どこに向かって踏み出そうか?”
少なくとも次に出す作品ではOKAMOTO’Sが明らかに進化した感じを出さなきゃいけないと思ったし、そうしないとオレらの音楽がもっと沢山の人に広まっていくことはないだろう。そう、世界制覇には文句ナシのヒット曲が必要だから!そこから(昨年秋にツアーを終えた頃)はひたすらに楽曲と向かい合う日々。メンバー全員で100曲以上は曲を書き、そこから40曲ほどのバンドアレンジをし、歌詞もたくさん書き殴った。どれもいい感じにはなったものの、前作三枚の延長線上にあるもので、あきらかに突き抜けたなと実感できるものではなかった。“やりたかった音楽ってなにか”“伝えたい事なんてないんじゃないか”という、バンドにとって、実に根本的な壁にぶち当たったことも事実。とはいえ、前に進むしかない。新たな一歩を踏み出したかったオレらは、Base Ball Bearの小出君、そしていしわたり淳治さんと歌詞を共作するという一歩を踏み出してみた。メンバー以外で制作をしたことがなかったから、それはそれはとても新鮮。小出君と作り上げた「青い天国」は、オレらが醸し出す独特のおバカ・イメージを“まさかのやれちゃう感じ?”って最高にイカしたフレーズに込め、ディスコビートに乗せて、ライヴハウスをダンスフロアに変えていく共振性を備えた新しいキラーチューンが完成した。
そして「マジメになったら涙が出るぜ」はいしわたり淳司さんへメンバーそれぞれが詞を書いて提出するという、これまた新たな試みとなるバンド内コンペを実施。ミーティングを何度も繰り返し、オレらの唄うべき姿がより鮮明に感じることができる大事な時間を持てた。“カッコいいとこ見せたい”“いい事言いたい”なんて、みんな思うこと。だけど、音楽で生きる、バンドが人生になるということはきっと、生きてりゃしょうもないことも起こるし、朝うまいコーヒーを淹れられたことにその日一番の喜びを感じることもある。そういうことを素直に歌にできることなんじゃないかと感じた。そういう歌を唄えるのってカッコいいと思ったんです。結果、より自分たちに対して正直になって制作を進めていく中でこの曲が誕生しました。“マジメになったら涙が出るぜ マジメになったら死にそうだぜ―けどこのままじゃダメだって誰か叱ってくれないか”前だったら“叱って欲しいなんて情けねぇ!”と唄わなかったでしょう。だけど、日常の感情そのままが、こんなドラマチックなんだ。こんなに突き刺さるんだ。そう感じたんです。オレらにとって大きな一歩を踏み出した大事な曲ができました。
Buddy Hollyは飛行機事故に遭い、22歳という若さで亡くなりました。オレらも今年で22歳になります。同い年の奴がビートルズやストーンズに影響を与えてるっていうのにオレらときたら…悔しいばかり。こんな状態で死ねるわけありません。てか絶対死なねぇけど。いや、逆にいつ死んでも恥ずかしくないように名曲を残しておきたい。今はそれが全てです、そこに向かって走っています。
OKAMOTO’S
そして初回限定盤の特典DVDには両A面となる2曲「マジメになったら涙が出るぜ」、「青い天国」のミュージックビデオが収録される。このミュージックビデオはサカナクションやPerfumeをはじめ、数々のミュージックビデオを手がけているクリエイティブチーム“トリプルオー”が制作。視覚的にも進化を感じさせる強力な新作となっている。
また、毎月1回「タワーのおかず」と題して制作されるフリーペーパーのVol.2が5月25日より全国のタワーレコード店頭で配布される。タワーレコードはこれまでにも、毛皮のマリーズや怒髪天などのコラボフリーペーパーを制作してきており、今年はOKAMOTO’Sが持ち前のセンスを注ぎ込んだフリーペーパーを毎月1回、1年間(2013年3月まで)に渡り発行していく。
第二号は「怪奇!!オカモトレイジの素顔に迫る!!!」と題したドラマーのオカモトレイジ特集号。オカモトレイジ以外のメンバーが普段あまりしられることのない素顔のオカモトレイジを斬る欠席裁判や、母親や妹からの直筆の手紙も公開される。他にも創刊号から続く、オカモトレイジによって綴られたOKAMOTO’Sメンバーの出会いからメジャー移籍に至るまでのエピソードや秘話が満載の長編OKAMOTO’Sヒストリーの中編、月替わりでメンバーそれぞれが極めて個人的な音楽のツボを告白する“今月のズリネタ”コーナーなど盛りだくさんの内容となっているのでタワーレコードの店頭でぜひGETしよう。
【新作リリース情報】
OKAMOTO’S
2012年第1弾 Double A Side NEW SINGLE
「マジメになったら涙が出るぜ/青い天国」
2012年7月18日発売
DVD付き初回限定盤:BVCL-353/354 ¥1.575(税込)
通常盤:BVCL-355 ¥1,200(税込)
1.マジメになったら涙が出るぜ
2.青い天国 ※TBS系フライデードラマNEO「白戸修の事件簿」主題歌
3.ミスターファンタジスタ
◎初回盤特典DVD:
◆「マジメになったら涙が出るぜ」 MUSIC VIDEO
◆「青い天国」 MUSIC VIDEO
【東京・大阪ワンマンLIVE】
▼6月24日(日)大阪・梅田CLUB QUATTRO「Two Much Monkey Science in Osaka」
OPEN/START 17:00/18:00
▼6月27日(水)東京・渋谷CLUB QUATTRO「Two Much Monkey Science in Tokyo」
OPEN/START 18:00/19:00
チケット料金¥3,150(Drink別)
<関連リンク>
■OKAMOTO’S Official Website