大ヒット曲「美しい十代」でデビューしてから今年10月で歌手生活50年目を迎える三田明(64)が16日昼夜2回、東京・中野区のサンプラザホールで「三田明 50周年スペシャルコンサート〜『美しい十代』にもう一度逢いたい〜」と銘打ったコンサートを開いた。
この日を迎え、「歌は自分の人生そのものですし、今日まで自分の好きな歌を歌って生活することができたのは幸せだったなと、つくづく思います。歌手としては、何の苦労もなくここまで来ることができ、たくさんの方に支えていただきましたが、今回のコンサートもふだんからお付き合いしている歌仲間の人たちが喜んでゲスト出演してくださるので、僕自身も楽しみながら歌いたいと思いますし、見に来てくださった皆さんに最後まで楽しんでいただけるようなコンサートにしたいですね」と語った三田。
昼夜2回で合わせて約3600人のファンが詰めかける中、「あれからもう50年ですよ(笑い)。気がついたら50年、うれしい限りです。今日は懐かしい曲をいっぱい歌い、新しい曲も聴いていただきますし、私の親しい仲間がこのコンサートに花を添えてくれます。最後までお付き合いのほどよろしくお願いします」と笑顔であいさつ。
デビュー曲「美しい十代」をはじめ、「明日は咲こう花咲こう」「ごめんねチコちゃん」「恋人ジュリー」「夕子の涙」、同時代にデビューした西郷輝彦の「君だけを」、舟木一夫の「高校三年生」、洋楽ナンバー「慕情」、韓国ドラマ「冬のソナタ」の主題歌「最初から今まで」、それに最新シングル「北のなごり駅」(発売・ビクターエンタテインメント)などメドレーを含めて全25曲を熱唱。途中、歌仲間の田辺靖雄、九重佑三子、山本リンダ、今陽子、北原ミレイ、平浩二が応援に駆けつけ、田辺と九重が「ヘイポーラ」山本が「どうにもとまらない」、今が「恋の季節」、北原が「石狩挽歌」、平が「バス・ストップ」などそれぞれのヒット曲を披露してステージに花を添え、今は「三田明さんはすごく心が温かくて、優しくて、大きな妹分としていつも可愛がっていただいているとても素晴らしい先輩です。これからも元気に頑張って歌っていただきたい」とエールを送った。
50周年の集大成ステージで最後まで熱烈なファンたちを楽しませ、「50年の長きにわたって応援してくださる皆さんがいらっしゃるからこそいまの自分があるんだと、改めて実感しました。これからもまだまだ歌い続けられる限り歌っていきたい」と話していた。
なお、三田は今年10月に50周年記念アルバムを発売する予定となっており、こちらには新曲も収録されるという事で、年月を経ても変わらぬ歌声でファンを楽しませてくれそうだ。
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