9月4日カケラバンクが四谷天窓で2マンライブを昼、夜のダブルで開催。昼の部は、「フラット生きる」をテーマに堤晋一と、夜の部は「12年目のスタートライン」をテーマにMinxZoneと。昼、夜ともに、人生と生き方をテーマにしたライブとなった。トップバッターは、堤晋一。カバーからオリジナル楽曲まで、会場を笑いで包み、終始楽しいムードを一貫する。途中、ギターの弦が切れるハプニングがあったが、そのハプニングすら堤晋一の魔法にかかれば、ワークショップという追い風に変わる。ラストの「ブラザー」では、何度も繰り返される“行こうぜ”という歌詞が、未来へ、先へ進もうという明るいメッセージを会場に届けた。そして、なごやかなムードの中、カケラバンクが登場。Perの伊藤からカホンの音が響き始める。インストの「光」からソリッドなライブが展開する。会場が堤晋一とは対照的なムードに一転。凛とした空気の中「NoNoNo」、「引力」。櫻井の言葉が伊藤のパーカッションに重なる。ラストは、「目を閉じて見えるモノ」。大切なモノは、目に見えないモノが多くある。「フラット生きる」そんな生き方の中にも大切な何かを探し求める2人が垣間見れるライブとなった。
夜の部。青と黄色のライティングの中、MinxZoneは登場した。12年目というスタートラインであることをお客さんに告げ、1曲目「花歌」を演奏。続く「イライラメガネ」では、頭の上で手拍子をするなど、会場を一体にしていく。MCでは、音楽の存在、音楽の重要性。自分にとっての音楽を熱く語った。ラストは、「ここから」。“選んだ場所がどうこうじゃない選んだ今をどう歩くかさ”という人生のメッセージが込められている。12年目の生き方がこの曲に込められているかのようなライブだった。この日2度目のラストを飾るカケラバンク。生歌の「ハナウタ」から始まる。生歌で広がる会場にパーカッションが混ざり合う。今回初披露となった伊藤のハピドラのみで「蝉時雨」「家族写真」を演奏。ハピドラが奏でる幻想的な広がりが、会場を異空間へと誘う。「タイムマシーン」「Let’s go」「靴飛ばし」など怒涛のカケラサウンドが続く。
そして、ここで来年1月のワンマンライブ開催決定のMC。“先の見えないこの時代で”をテーマに、何を伝えるのか。カケラバンクが見る先の時代をこの日にきっと見せてくれる。そんな気持ちにさせてくれたのが、アンコールの「バトンタッチ」。先の見えない時代だからこそ、今を生き、次の命に繋ぐ。そんな思いからこの曲が作られたのだろう。2つのメッセージがしっかりと伝わったライブ。だから、昼も夜も、終演後の会場には暖かい空気が満ちていた。
<カケラバンク「バトンタッチ」発売記念ワンマンライブ“先の見えないこの時代で”開催決定!!>
京都編
日程:1月21日(土)
会場:都雅都雅 (http://park20.wakwak.com/~togatoga/)
料金:前売3000円 / 当日3500円(ワンドリンク代別途)
東京編
日程:1月27日(金)
会場:ASTRO HALL (http://www.astro-hall.com/)
料金:前売3000円 / 当日3500円(ワンドリンク代別途)
ニューシングル「バトンタッチ」
発売日:11月2日
収録曲:1.本音 2.ワンコイン 3.バトンタッチ 4.クローン
価格:1,000-(税込)
品番:TRAK-0119
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■カケラバンク・オフィシャルHP