来る8月17日(水)に、自身初となる“トリプルA面シングル”を発売することが決定している桑田佳祐。その2曲目に収録される、『Let’s try again〜kuwata keisuke ver.〜』の全貌が明らかとなった。
『Let’s try again』といえば、3月の震災後まもなく、桑田が旗振り役となり、所属事務所アミューズのアーティストが一堂に会した「チーム・アミューズ!!」による東日本大震災を受けてのスペシャルチャリティソング。5月にはシングル化もされ大ヒット、現在もロングセールス中である。
この曲は、桑田佳祐が書き下ろしたサビ部分を中心に、参加アーティストの数々の名曲のメドレーミックスが展開していくという形式であったが、このたびその『Let’s try again』が、サビ部分以外もフルコーラス書き下ろされ、完全オリジナルバージョン、その名も『Let’s try again〜kuwata keisuke ver.〜』として、新たな命が吹き込まれた。
その『Let’s try again〜kuwata keisuke ver.〜』の歌詞が本日公開された。サビはチーム・アミューズで歌われていた歌詞のままだが、そのサビに至るAメロ、Bメロなどが歌詞とともに今回新たに書き加えられている。「チーム・アミューズ!!」のために作ったサビがまずあり、そこに至る思いや、震災直後のまさにあの時に考えていたことの道筋が今回改めて歌われているようだ。震災から数ヶ月の時間を経た今、「あの震災について当初よりようやく冷静に考え始めることができ、そしてあの震災から学ぶべきことは何なのかを少しずつ探り始めている」そんな日本全体の空気感を的確に捉えているように感じられる仕上がりで、とてもストレートで強い意味合いを持つ曲として生まれかわった。それに呼応するように曲調も、桑田の音楽的ルーツのひとつでもあるスワンプロック調で非常に骨太な仕上がりになっていることも興味深い。
そんな背景をもったこの曲は、まさに2011年の夏、この日本において奏でられるべき音楽となっているといってよいだろう。そしてさらに、桑田自身が、東北でライブができるならば、この『Let’s try again』を改めて歌いたい、と思ったことが、この『Let’s try again〜kuwata keisuke ver.〜』ができるきっかけになったとのことだから、来月10日、11日に予定されている「宮城ライブ〜明日へのマーチ!!〜」でも必ずや演奏され、そして、特別な感慨を聴衆にもたらすに違いないだろう。
いよいよ約1ヶ月後には宮城ライブが開催される。この曲を含む8月17日リリースのトリプルA面シングルとともに、「いざ宮城!歌をとどけに。」そんな桑田の意気込みが改めて伝わってくるようだ。
なお「宮城ライブ」と、8月17日にリリースされるトリプルA面シングル『明日へのマーチ/Let’s try again〜kuwata keisuke ver.〜/ハダカDE音頭〜祭りだ!!Naked〜』から得られる利益の一部は、東日本大震災からの復興支援活動等の資金として、日本赤十字社および地方公共団体に対して寄付されます。
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「宮城ライブ」東北エリア先行販売決定。
東北へのエールを込めて、このライブを楽しみにしていただいている東北の方々に少しでも多く参加していただければという思いで、8月12日より「宮城ライブ〜明日へのマーチ!!〜」の宮城ライブ実行委員会による、チケットの東北エリア先行販売が行われる。
受付アドレス:http://l-tike.com/kuwatamiyagilivehp
受付期間:8月12日(金)〜8月17日(水)
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2011年夏 東北限定「桑田佳祐×ドコモ」キャンペーン 8月6日(土)より開始。
NTTドコモによる東北限定の夏キャンペーンが、8月6日(土)よりスタート。「今年の夏はドコモでエコ。今ならECOグッズプレゼント!」をキャッチフレーズに、「東北限定!ドコモへGO!ドコモECO!キャンペーン」を8月6日(土)から8月21日(日)まで実施されるが、そのキャンペーンキャラクターとして、桑田佳祐が登場。東北6県の方々とともに撮影したビジュアルを県毎に作成し展開される。このキャンペーンを通じて、東北全体に元気を届けたい。いつもそばにあるケータイだから、誰より力になれる存在でありたい。そんな願いが込められている。
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