女性5人組ヴィジュアルロックバンドexist†trace(イグジスト・トレイス)が今月15日、ミニアルバム「TRUE」で日米同時デビューする。
2008年からインディーズで本格的に活動を開始したexist†traceは、メンバー全員女性でありながら、男性バンドの専売特許とでもいうべき“ヴィジュアル系”に属している。ボーカルのジョウは“男装の麗人”とでも呼ぶべきルックス。
ギターの乙魅(おみ)はワイルドなたたずまいが女性ファンに人気で、ドラムのMally(まりー)は金髪のショートカットが活発な少年を思わせる。
ベースの猶人(なおと)に至っては、性別不明の怪しげなルックスが存在感を放っていて、唯一女性の格好をしたもう一人のギター・miko(みこ)は、小悪魔的な色気で男性ファンの人気を独占している。
彼女らの奏でる音楽の特徴は、男勝りの激しいへヴィーメタル。インディーズながら昨年はヨーロッパツアーを成功させ、海外でも高い評価を得ている。
また、今年4月には米国シアトルで開催された日本のサブカルチャーを紹介するコンベンション“サクラコン”に招待され、3,000人の前でライブを行い、現地の若者を熱狂させた。
そして今回、日本でのメジャーデビューと同時に、全米でミニアルバム「TRUE」のダウンロード販売が開始され、今夏の全米CDデビューも決定。いきなりの世界展開となった。
18日には東京・渋谷のライブハウスSHIBUYA BOXXで、デビュー記念ライブを行うことが決定している。
メンバーコメント
●Vo.ジョウ
exist†traceが始まってからの長い時間の中で、メンバーと語り合った夢の一つにあったメジャーデビュー。
今、力をつけた私達が音楽シーンを揺るがす時が来たようです。
6月15日、いつかこの日が日本のロック史に忘れられない記憶として刻まれることでしょう。3日後の6月18日、渋谷BOXXにて行われるMemorial one man show -THE TRUTH-でexist†traceは皆さんに今の想いを音楽に乗せ全て伝えます。
日本のトップに立つであろうexist†traceのライヴ、どうぞご期待下さい。
●Gu.miko
日本の音楽が世界的にも支持されている今、こうして日本と同時に全米デビューを掴む事が出来嬉しく思います。私は一時期アメリカに住んでいた事があり第二の母国でもあるので、あの国の音楽界がいかに厳しく、レベルの高いものであるかは肌で感じていました。
けれど私達日本人だからこそ奏でられる繊細な美しさ、女性だからこそ紡ぎ出せる言葉の数々。そして私達が生み出し続けている唯一無二のサウンドは、きっとアメリカの皆さんを驚愕させる程の力があると思っています。私達が合衆国をも巻き込み、日本の底力を世界に示していきます。