空前のマッコリブームの波が止まらず、大手国内酒類メーカーも新たにマッコリ市場に参入する中、昨年7月に15周年を迎えた 韓国伝統酒類輸入卸専門会社「イードン マッコリ(東京都足立区鹿浜)」は、初めてのアーティストタイアップによる新CMで攻勢をかける。
(1月21日から関東・関西・名古屋地区を中心に全国放映を開始)
CMソングは、YouTubeでの再生回数が140万回を突破した、DOZ(ディーオージー)の「ありがとうごじゃいます」。記憶に新しい人も多いと思うが、つい昨年の12月8日に、あのエイベックスからメジャーデビューしたばかりの、異色の韓国人ユニットのデビュー曲だ。
YouTube上では話題だが、韓国では無名のアーティスト、そんな彼らの才能と意欲を気に入り、デビュー前にCMタイアップを決めたのは、「成長は一つの運試し」を掲げる社長のアグレッシブな姿勢から。「にっこりマッコリ」商品ブランドの明るくて、元気なキャラクターにとって、「DOZの愉快で健康的な魅力と面白いダンス」が良いイメージを与えるとの期待にかけた思いは強い。日本での設立以来、常にお客様に支えられてきたイードンにとって、「ありがとうごじゃいます」という楽曲自体が、15年目の節目に伝えたい気持ちとも合致した。
ただ、ひたすら「ありがとうごじゃいます」と「すみません」を繰り返すだけの原曲とのタイアップCMは、ただ、ひたすら「にっこり!」と「マッコリ!」を繰り返すだけの、シンプルで強烈なインパクトのCMに仕上がっている。何とも絶妙な相性だ。
YouTubeでも話題の「コミカルな動き」はCM上でも爆発。「にっこりマッコリ」のボトルに扮したDOZが即興で振付けしたオリジナルのパフォーマンスが見ものである。元々、「ありがとうございます」がうまく言えずに話題となった2人だが、韓国人の彼らにとっては使い慣れない「イードン」の長音も見事に発音しており、このCM出演をきっかけに、日本語力が向上してしまったかもしれない。そのネーミングにインパクトがある「にっこりマッコリ」とは、韓国京畿のイードン地方にある白雲山脈の地下岩盤から湧き出る天然水と京畿米を使用し、古式手作りの伝統方法を守りながら、陶器のカメで発酵させたお酒として、本国では50年以上も親しまれている。
イードン マッコリの「にっこりマッコリ」と言えば、従来からTVCMでは“歌”をキー・ファクターとしてきたが、これほどインパクトのある仕上がりは、過去最強だろう。しつこいぐらいに繰り返される「にっこり!」「マッコリ!」は、一度聞いたら、思わず口ずさみたくなる。今年は「乾杯〜!」に変わって、「にっこりマッコリ〜!」が乾杯号令として流行するかもしれない。 ちなみに、ウェブサイト
からリリースされる60秒バージョンは、切ないショート・ストーリーが完結されており、必見だ。以上、ありがとうごじゃいました!
<関連リンク>
■「イードン マッコリ」ブランドサイト
■「韓国食彩 にっこりマッコリ」ブランドサイト
■DOZ オフィシャルサイト