デビュー前にして、異例のドラマ主題歌に大抜擢され注目を集める女性シンガー”hinaco”の歌声が、昨夜スタートしたドラマ「Mother」でそのベールを脱いだ。
松雪泰子主演で「母性」をテーマにした話題沸騰のドラマ「Mother」は、放送直後から日本テレビ内のオフィシャルホームページに視聴者からの多数の書き込みが殺到し、早くも大反響を呼んでいるが、女性シンガーhinacoが歌う主題歌「泣き顔スマイル」にも多くの反響が寄せられている。
この楽曲はドラマのために書き下ろしたもので、ドラマの世界観そのままに、感動を呼ぶバラードソング。
初回放送エンディングでは、ほぼフルコーラスでオンエアされ、hinacoのオフィシャルホームページにもアクセスが集中。放送前と比較して約20倍のアクセス数を記録した。
この新人シンガーhinacoの魅力は、独自の楽曲の世界観のみならず、デビューにいたるまでの経緯にある。
彼女が音楽の道を選んだのは21歳の冬。階段から9段も転げ落ち、生死を彷徨う経験をしたことで、「人生の終わりは一秒後かも」と心から実感。
それまでの就職活動に対する迷いを断ち切り、まともに弾いたこともないギターを手にし”歌うことで今を生きる”ため、ステージに立つことを決意。
そこから苦節4年間。
ストリートを中心とした地道な活動が実を結び、携帯サイトに投稿したデモ曲が全国ランキング1位を獲得。
デビュー前にしてドラマ主題歌の大抜擢に至った。
25歳というデビューには決して若くない彼女は、6月2日「泣き顔スマイル」でCDデビューが決まったが、決して輝かしいシンデレラストーリーではないのだ。”日常にあふれる「切なさ」を嘆くのではなく、「そこにもキラキラした輝き」を見出す”という世界観は、間違いなく、彼女自身で乗り越えた経験から生まれたものだ。
■hinaco「泣き顔スマイル」4月28日より着うた(R) 超先行配信スタート。
■hinaco デビューシングル「泣き顔スマイル」6月2日発売