長谷川白紙と諭吉佳作/menによる初めてのコラボソング「巣食いのて」のミュージックビデオが6/18(金)AM0時よりYouTubeで公開となる。ミュージックビデオであり、ショートフィルムのようでもある本作を手掛けるのは、2017年に『そうして私たちはプールに金魚を、』が第33回サンダンス映画祭ショートフィルム部門グランプリを日本映画として初受賞し、2019年の長編映画デビュー作『ウィーアーリトルゾンビーズ』では第35回サンダンス映画祭審査員特別賞・オリジナリティ賞、第69回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門スペシャルメンション(準グランプリ)を受賞するなど、今世界から熱い注目を集めている映画監督・映像作家の長久允。
長谷川白紙による躍動感溢れるエキセントリックなトラックに乗せて歌う諭吉佳作/menが映像内でも主役を演じ、廃墟となったプールに住み、自身に欠けているもう片方の”手”を探しに旅に出る、僅か4分間とは思えない凝縮されたエモーショナルな物語となっている。このミュージックビデオは6/18(金)AM0時より、YouTube長谷川白紙公式チャンネルでプレミア公開され、同時に各音楽配信サービスで楽曲が配信開始となる。ぜひ、リマインダー設定をして公開を待とう。
※YouTubeプレミア公開とは、映画やテレビ番組のプレミア上映のように視聴する方が新作動画を同時に見て楽しめる機能。リアルタイムでチャットをしながらミュージックビデオを観ることができ、誰でも無料で参加することができる。
■長久允コメント
尊敬するお二人の音楽に、絵をつけることができてとても嬉しいです。河原で拾った1960年代後半に作られた映画のフィルムをランダムにきりぬいて、ミュージックビデオにした。そんなつもりで見てもらえたらと思います。手を探す「俺」のロードムービー、真っ暗な部屋で一人きりでご覧いただけたら幸いです。さひしい、さぴしい、さびしい。チッ、夏の駒か!!!
■長谷川白紙コメント
諭吉佳作/menさんと一緒に「巣食いのて」という曲を作りました。わたしと諭吉さんのばらばらの大量の破片やそれらが合わさったものたちが、何故か高速で繋ぎ止められていて、その上に諭吉さんの奇跡みたいな歌声が乗っています。結果的には奇妙で、キラキラしてて敏捷な歌う獣のような曲になったのですが、その曲に長久監督が想像もしなかったさらに敏捷で奇妙なすばらしい多面を与えてくれました。長久監督が今回作られた映像から私は、私たちの獣の動き全てが何かもっと大きなものの予兆であったかのような感覚や、反対に動きが持つ無数の一瞬の動力を全て捉えて描き表そうとするような感覚も感じました。そして、それらは全て未知のものでした。改めて、諭吉佳作/menと長久監督に心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。皆様、ぜひこの我々の快作をご覧ください…!
■諭吉佳作/menコメント
予て大好きだった長谷川白紙さんとの共同制作で、非常にうれしい経験でした。我々がいつもきいている、長谷川さんの最高にかっこいい音楽ができていく道筋を、すこし一緒に辿ることができました。無責任にも、半ば他人事のようになるくらい純粋にしあわせでした。好きな曲ができました。レコーディングもとても楽しかったです。ありがとうございました。ミュージックビデオは長久允さんとご一緒させていただきました。今後やることはないだろうというようなことをやれて、気持ちがよかったです。素晴らしい映像になっていると思います。ありがとうございました。音楽・ビデオともによろしくお願いします。
■「巣食いのて」MV
※18日0:00(今夜0:00)プレミア公開予定
ミュージックビデオ監督:長久允
【YouTube:長谷川白紙公式アーティストチャンネル】
https://www.youtube.com/HAKUSHIHASEGAWA
楽曲配信リンク:https://ultravybe.lnk.to/sukuinote
【長久允プロフィール】
映画監督、映像作家。短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』はサンダンス映画祭日本人初のグランプリを受賞。その他作品に長編映画『WE ARE LITTLE ZOMEBIS』、演劇作品『(死なない)憂国』、WOWOWオリジナルドラマ『FM999』など。MVはLAMA『Parallel sign』、クリトリック・リス『陽の当たらぬ部屋』、NATURE DENGER GANG『MUSCLE STEP』、Joy Division『Insight』などがある。
【長谷川白紙プロフィール】
1998年生まれ、音楽家。2016年頃よりSoundCloudなどで作品を公開し、17年11月インターネット上でフリーEP作品『アイフォーン・シックス・プラス』、18年12月10代最後に初CD作品『草木萌動』、19年11月に1stアルバム『エアにに』をリリース。20年5月弾き語りカバーアルバム「夢の骨が襲いかかる!」を発表。知的好奇心に深く作用するエクスペリメンタルな音楽性ながら、ポップ・ミュージックの肉感にも直結した衝撃的なそのサウンドは、新たな時代の幕開けをも感じさせるものとなっている。
【諭吉佳作/menプロフィール】
2003年生まれの音楽家。2018年、中学生の時に出場した「未確認フェスティバル」で審査員特別賞を受賞。iPhoneのみで楽曲制作をスタートし、次世代の新しい感覚で?み出される唯?無?の楽曲センスと、艶のある伸やかな歌声で注目を集める。2021年5月26日「からだポータブル」「放るアソート」のEP2枚同時リリースでトイズファクトリーよりデビュー。音楽活動以外にも、執筆活動やイラストレーションなどクリエイティブの幅は多岐にわたる。