#平成最後の夏 メジャーデビューシングル「さだめ」 (Short Ver)./First place (ファーストプレイス)
KENTO、TAIHEI、RYOMA、KAITOの4人から成る男性ヴォーカルグループ、First place。2014年の結成から主に原宿、渋谷でのべ800回を超えるストリートライブを開催し、女子中高校生を中心に人気急上昇中の彼らが、国民的アニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマ「さだめ」で待望のメジャーデビューを果たした。日本レコード大賞作曲家賞を受賞している杉山勝彦氏が作詞作曲を手掛けた今作は、永遠の愛を歌ったバラードナンバー。シンプルな言葉でストレートに心に響く歌詞を、抜群の歌唱力とコーラスワークが奏でる楽曲は、エンディングのオンエア直後から話題沸騰。YouTubeで公開中のミュージックビデオのコメント欄は、『名探偵コナン』ファンからの絶賛の声で溢れている。ということで、First placeに直撃インタビューを敢行。杉山勝彦氏から楽曲提供いただいた経緯、タイアップ決定やミュージックビデオ撮影のエピソード、また、グループ結成からストリートライブのキッカケそしてメジャーデビューまでの軌跡について話を聞いた。
「さだめ」誕生のキッカケはストリートライブ
──メジャーデビューシングル「さだめ」は、国民的アニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマとなっています。YouTubeでミュージックビデオが公開されていますが、コメント欄は絶賛の声が溢れています。
TAIHEI:本当にありがたいです。
──杉山勝彦さんに楽曲提供して頂いたのはどのような経緯で?
RYOMA:キッカケは僕たちのストリートライブでした。原宿でストリートライブをしようとしている時に、杉山さんが偶然いらして。テレビで拝見して杉山さんを知っていたので、これはもう挨拶するしかないと思って。それで僕が声を掛けてFirst placeを知って貰ったんです。
KENTO:そのご縁から楽曲を書いて頂ける事になって。
RYOMA:オリジナル楽曲の中でも、「さだめ」は4人の歌声の良さが一番生きる曲だと思います。
──確かに2番からのハーモニーといい、4人の絶妙な掛け合いに惹き込まれる大サビといい、First placeさんの持ち味が存分に発揮されていて、杉山さんがFirst placeさんのために作られた楽曲のように感じます。
TAIHEI:僕は曲を聴いた時の第一印象が大事だと思っているんですけど、初めて「さだめ」を聴いた時にサビの印象が強烈に残りました。今歌っていても、一度聴いたら忘れられない曲だなと思います。メジャーデビューとなる大事な曲ですし、こんなに素敵な曲を書いて頂いて、杉山さんには本当に感謝しています。
KAITO:僕は作詞作曲もするので、どうしてこの歌詞でこのメロディが浮かぶんだろうとか、歌詞はシンプルなのにどうしてこんなに胸に響くんだろうと尊敬の念を抱いた曲です。聴くだけで歌詞が伝わる曲だから、すごく想いを乗せて歌えています。
──歌詞のどのフレーズが心に響きましたか?
RYOMA:「しわくちゃになった手と手/つなぎながら散歩してる」や「春夏秋冬夢見て/ふたりでずっとずっと生きて行こう」は、永遠の愛をイメージしていて素敵だなと思います。自分自身がこういう恋愛に憧れますね。
KENTO:2番のサビ前の「あなたとならどんなに/高い壁も超えて行ける」はゴリ推しです(笑)。素敵過ぎて男として純粋にカッコイイなと思います。
TAIHEI:僕はKENTOの言ったフレーズの前にある「うれしくて泣いたあの日/僕よりも泣いてくれた」です。僕の事を自分以上に思ってくれている人がそばに居る幸せがすごく伝わってきます。例えば僕が嬉しくて泣いたとしても、ファンの皆さんのほうが僕以上に泣いてくれるんです。それは気持ちの強さだと思います。そういう想いが伝わってくるから、僕のお気に入りのフレーズです。
KAITO:4人で歌の掛け合いをする「今日は僕らにとっての/大事な大事な記念日になったね」ですね。例えばライブやリリースイベントで初めて僕たちの歌を聴いて、ファンになってくれた方がいたとして、僕がその人に向けてこのフレーズを歌ったら、きっとその日の事をFirst placeと初めて出会った記念日として心に刻んでくれるのではないかなと思います。いろんな記念日に届けられる歌詞だと思うので、歌っていてすごく好きなフレーズです。
『名探偵コナン』人気のすごさを実感
──『名探偵コナン』エンディングテーマの決定は、いつ知らされたのでしょうか?
KENTO:郷ひろみさんのNHKホール公演を4人で観に行った時に。事務所の社長から終演後に話があると言われていたので外で待っていたんです。そこで社長からデビュー曲の「さだめ」がTVアニメ『名探偵コナン』のエンディングに決まったからと言われました。
KAITO:本当に唐突でした。ましてや外だったので重要な話では無いと思っていたんです。郷ひろみさんのライブが素晴らしくてその余韻に浸っていた時でしたし、最初は何を言われているのかよく理解できなくて。だから、後になってからすごい事だなっていう実感が湧いて来ました(笑)。
KENTO:エンディングの放送がスタートしてからは、『名探偵コナン』のファンの方々からも沢山のコメントを頂くようになって、あらためてコナン人気のすごさを実感しています。
RYOMA:エンディング初のオンエアの日は台風が来ていたので、早く家に帰って各々リアルタイムで観ましたね。
TAIHEI:テレビから自分の声が流れてくるのが不思議で仕方なくて、最初は「これは何だ!?」みたいな感じでした(笑)。でも、放送が終わった後に、友達や親族から電話とLINEで感想を貰って、やっぱり『名探偵コナン』のエンディングを歌わせて頂けるのはすごい事なんだなって感動しました。
──また、今回は3形態のリリースです。初回限定盤のDVDにはミュージックビデオが収録されています。撮影はいかがでした?
KENTO:ミュージックビデオの撮影は初めてでした。
RYOMA:長野県の霧ケ峰で早朝5時に撮影しました。とても寒かったです。
TAIHEI:ディレクターさんから表情が寒そうって言われました(笑)。
RYOMA:それが顔に出ないように、寒さに耐えつつ表情を作るのが大変でしたね(笑)。
KAITO:撮影ではドローンも使っています。空から壮大な景色を映したシーンは見所の1つだと思います。
──TAIHEIさんが持っている巨大なフラッグは?
TAIHEI:First placeという名前に因んだシンボルです。僕たちはファンの皆さんを「ZERO place」と呼んでいるんですけど、フラッグはZERO placeの皆さんと僕たちの場所はここにあるというシンボルですね。
RYOMA:グッズでも小さいフラッグを作っています。ライブではファンの皆さんと一緒に振って盛り上がりますし、フラッグが僕たちのシンボルになればと思っています。
──フラッグの星のデザインにはどのような想いがあるのですか?
KAITO:以前からグッズには星をデザインしています。デザイナーさんとメンバーで話し合って、様々なデザインの中から僕たちが決めました。
KENTO:ストリートライブを重ねる中で、いつかきっと星を掴もう、星を目指して頑張ろうという想いがあります。
First place結成の経緯
──プロフィールについてお聞きします。First placeさんは2014年7月にKENTOさんとTAIHEIさんが結成されたそうです。
KENTO:僕とTAIHEIはヴォーカルスクールが一緒でした。その発表会でお互いの存在を知って、僕がTAIHEIの声はいいなと思ってカラオケに誘ったんです。それで一緒に歌っているうちに意気投合して、「今度一緒にライブに出てみようよ」という話からFirst placeが始まりました。
──資料には、2015年にRYOMAさん、2017年にKAITOさんが加入とありました。
KENTO:最初はTAIHEIと2人でやっていくつもりだったんですけど気付いたら4人になっていました(笑)。
RYOMA:僕もKENTOから誘われたんです。
KENTO:初めてTAIHEIと2人で出たライブに、RYOMAがソロで出演していたんです。歌は上手いしビジュアルもカッコイイし、人気の加速に繋がると思ったので、TAIHEIと話して3人でやろうと。
RYOMA:僕はソロ活動をしていくつもりだったんですけど、急遽KENTOから誘われて、勢いでFirst placeに加入しました。
──桃太郎みたいな経緯ですね(笑)。
KENTO:言われてみればそうですね(笑)。
KAITO:僕もKENTO君からキビダンゴを貰って(笑)。First placeに加入する以前、僕はデュオを組んで活動していました。それで、たまたまFirst placeと一緒になった対バンライブが、僕のデュオの解散ライブだったんです。その時に、KENTO君から「一緒にやりませんか?」と誘われました。既にソロ活動の計画を考えていたところに突然誘われたから、ソロ活動を進めるのか路線変更してFirst placeに加入するのか、すごく悩みました。でも、3人が入って欲しいと言ってくれたので、そんなに人から求められると嬉しくて。それでFirst placeのメンバーになりました。
──ちなみに、First placeというグループ名の由来は?
KENTO:バイト先の先輩にグループ名を相談した時に「First placeがいいんじゃない」と言われて。1度聞いただけでカッコイイ名前だなと思ったし、意味もすごくいいなと思いました。
TAIHEI:ミルクティーかFirst placeのどちらかで迷って、First placeが勝ったんです。
KENTO:「午後の紅茶」のミルクティーが好きだったので、最初はミルクティーにしようかと。ふわふわしていて可愛いかなって(笑)。でも、10年20年先まで考えた時にミルクティーは合わないように思って、それでFirst placeに決めました。そうして決まったグループ名ですけど、やっぱり活動をして行くうちに愛着が湧いて来るんですよね。
KAITO:メンバーになってからグループ名の由来を聞いた時は、何か意味があるものと思っていたので少しショックでした(笑)。でも、始まりの場所、最初の場所から初心を忘れずに頑張って行こうという意味もあるように思います。楽曲も増えて、ライブを重ねてグループとして成長して行く中で、いろんな意味が付加されて、すごく素敵な名前に育ってきているなと今は思っています。
──リーダーはRYOMAさんですが、どのように決まったのですか?
TAIHEI:僕たちには知らせずに、ライブで突然リーダーを名乗ったんです(笑)。
KENTO:ワンマンライブの最後、メンバーが1人ずつ自分の想いを語る感動系の場面で、急に「僕から重大発表があります。僕がリーダーに就任しました!」って。
KAITO:突然ケジメを付けたよね。
RYOMA:リーダーは自分しか居ないのかなと思って。それで宣言しないといけないのかなと。
──メジャーデビュー以前は、主に原宿、渋谷で800回を超えるストリートライブをされていたそうですが、始めたキッカケは?
KENTO:First placeを知って貰うためには、ストリートライブが一番早い方法だと思ったんです。僕たちのファンを増やして行こうという想いで始めました。最初にTAIHEIと2人でやった時はまだ度胸が無くて、お互いの友達を先に呼んでおいて、お客さんが集まっているように見せてからライブを始めていました(笑)。そこから少しずつ友達を呼ばずにライブをやるようになって。回を重ねてライブ度胸が付きましたし、ストリートライブの経験が今のステージに生かされているかもしれないですね。
ZERO placeの皆さんと一緒に夢を叶えて行きたい
──メジャーデビューはどのように決まったのですか?
RYOMA:サプライズです。去年の8月7日に渋谷のduo MUSIC EXCHANGEで開催したワンマンライブの時に、所属事務所決定を発表するとは言われていたんです。ライブ中にその発表があって、その直後さらに、僕たちも知らされていない中で突然メジャーデビューが発表されたんです。
KENTO:その時は、ステージ上でメンバー全員が涙しました。誰も全く喋れなくて。お客さんも全員号泣してくれて。
KAITO:アンコールの時に、スクリーンにバーンとメジャーデビュー決定と映し出されて、一瞬何が起こったか分かりませんでした。メジャーデビューを目標に活動していましたけど、いざそれが決まったら本当に嬉しくて。僕たち全員無意識に、体が勝手に、ただただ泣き崩れたんです。
KENTO:僕とTAIHEIの2人で結成した時は、まさかメジャーデビューできるなんて思ってもみなかったので。ここまでやって来れて良かったなって思いました。メジャーデビュー発表の瞬間は、今でも思い出すたびに鳥肌が立ちますね。
──そして、現在「SHOWROOM」で、毎月隔週月曜日20時から「First placeはじまりのばしょ」という生配信番組をされています。
RYOMA:ライブは歌が中心ですけど、僕たち4人の素顔が分かるようなバラエティ的な要素の詰まった番組になっています。
KENTO:いろんなチャレンジをしています。失敗すると罰ゲームがあったりするんです(笑)。
──一方でライブも、今年3月から毎月1日にマンスリーライブを開催しています。
RYOMA:8月は渋谷 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催しました。
KENTO:回を重ねる毎に大きい会場でライブが出来るように頑張ります。
──メジャーデビューからまた新たなスタートを切り、益々の活躍が期待されますが、今後の抱負、目標をお聞かせ頂けますか?
RYOMA:ストリートライブから応援してくれている皆さんとメジャーデビューの夢を叶える事が出来たので、これからもZERO placeの皆さんと一緒に沢山の夢を叶えて行きたいです。近い夢で言うと、より大きい規模の会場でワンマンライブを成功させたいですね。
TAIHEI:僕は歌を始めた時から、歌は自分の気持ちを相手に伝えるものだと思っています。メジャーデビューをキッカケに、ファンの皆さんへの感謝の気持ちだったり、自分の夢への熱い気持ちだったりをより多くの人に届けられると思うので、ファンの皆さんと一緒に成長して、もっと大きなステージに上がって行けたら嬉しいです。
KAITO:僕たちはヴォーカルグループとして歌で勝負をしています。様々な場所でライブを行って、シッカリと歌心を込めて、聴いて下さる方1人1人に気持ちを届けて行きたいです。そうして1人1人に歌を届ける事でZERO placeの輪が広がって、1歩1歩ライブ会場を大きくして行けたらなと思います。メジャーデビューは本当にスタート地点だと思っているので、ここからゴールの無い旅をZERO placeの皆さんと共に歩んで行こうと思います。
KENTO:夢は沢山ありますけど、まずできるだけ近いうちに、横浜アリーナで公演をすることが目標です。絶対実現出来るように頑張りたいと思います。険しい道だとは思いますけど1つでも夢を叶えて行けるように、4人で力を合わせて一生懸命頑張って行くので是非とも応援して頂きたいです。
取材・文:岡村直明
■うたまっぷレビュー「First place」インタビューはコチラでもお楽しみいただけます
・初回生産限定盤(CD+DVD)
・通常盤(CD)
・名探偵コナン盤(CD)
以上3形態でリリース
※全形態共通封入特典:直筆メッセージ(プリント)入り各メンバートレカ(全5種類のうち1枚ランダム封入)
<CD収録曲>
・初回限定盤
1. さだめ
2. TREASUER TRAVEL
3. さだめ -Instrumental-
4. TREASUER TRAVEL -Instrumental-
Bounus Track
5. secret base ~君がくれたもの~
DVD
・「さだめ」MUSIC VIDEO
・Making of 「さだめ」
・通常盤CD
1. さだめ
2. FIRST PLACE
3. さだめ -Instrumental-
4. FIRST PLACE -Instrumental-
・名探偵コナン盤
1. さだめ
2. TREASUER TRAVEL
3. さだめ(TV SIZE)
4. さだめ -Instrumental-
5. TREASUER TRAVEL -Instrumental-
※曲名クリックで歌詞を表示
■First placeの歌詞一覧はコチラ
【CD発売情報】
[オフィシャルサイト]http://1place.beinggiza.com/
[オフィシャルTwitter]https://twitter.com/1place_official
RYOMA:https://twitter.com/fp_ryoma
KENTO:https://twitter.com/fp_kento
TAIHEI:https://twitter.com/fp_taihei
KAITO:https://twitter.com/fp_kaito
[オフィシャルInstagram]
RYOMA:https://instagram.com/firstplace_ryoma/
KENTO:https://instagram.com/firstplace_kento/
TAIHEI:https://instagram.com/firstplace_taihei/
KAITO:https://instagram.com/firstplace_kaito/
[YouTube公式チャンネル]https://youtube.com/channel/UC0eHKE7hfTu4bsFEBTD5y5A
SWISH TOUR 2018 ~autumn edition~
9月8日(土) VUENOS(東京・渋谷)
9月9日(日) club FLEEZ(群馬・高崎)
JOL*fes
9月18日(火) 豊洲PIT
※各公演の詳細、最新のLIVE情報はOfficial HPをご確認下さい。
http://1place.beinggiza.com/
2014年7月にKENTO、TAIHEIによって結成、2015年にRYOMA、2017年にKAITOが加入。
主に原宿、渋谷でのべ800回を超えるストリートライブ開催。
原宿、渋谷のストリート界隈で女子中高生を中心に知名度が急上昇している。
シンプル且つストレートな歌で、幅広い世代に支持されるボーカルグループを目指して活動中!!
2017年3月「原宿アストロホール」、7月「渋谷 duo」、12月「渋谷 WWW X」と立て続けにワンマンLIVEを大成功に納めた。
ソロ活動も活発で、TAIHEIが人気ファッション誌の「Popteen」イケメン総選挙で、史上初の1000票超を獲得し、堂々の1位に輝く。
また、KAITOは劇団ズッキュン娘。主催公演「夢で逢いま笑」にて準主役「優斗」役を熱演した。
勢いそのまま、“平成最後の夏”8月29日に「さだめ」でメジャーデビュー!!
左から、RYOMA【リョウマ】・KENTO【ケント】・TAIHEI【タイヘイ】・KAITO【カイト】