日本が世界に誇るDJ / ディガーでもあるMUROをプロデューサーに迎えたディスコ・レゲエ・チューン「Feel It」で幕を開ける今作は、鉄板のレゲエ・ナンバーから珠玉のバラード、さらに韻シストを迎えたデュエット・ナンバーやスティービー・ワンダーのカバー曲など、新たなPUSHIMスタイルを体現した11曲を収録。その多彩なサウンドに加え、魂を感じる力強い歌声も勿論健在な、聴き応え十分の1枚に仕上がっている。
『F』のリリースに寄せて、PUSHIMからボイス・メッセージ&メール・インタビューが到着。ボイス・メッセージは4週に渡って毎週新しいメッセージをお届けしていくので、お楽しみに! ニューアルバム『F』と併せて是非チェックしてください。
──2015年に徳間ジャパンに移籍し、新レーベル「Groovillage」を設立されたPUSHIMさんですが、まず、新レーベル「Groovillage」設立されたキッカケや想い、レーベル名の由来をお聞かせいただけますか?
メジャーデビューをし、同じレーベルに長く居ましたが、また新たな音楽の発見が出来ればと、違う環境に身を投じ、更に挑戦をして行こうと思ったのが移籍の理由です。
Groovillageはジャンル関わらず、良質の音楽を発表出来るレーベルになればと望んでいます。
──1月20日にリリースされる『F』は、2年10ヶ月ぶりとなる通算9枚目のオリジナルアルバムです。この間、2014年のデビュー15周年イヤー、昨年の5都市でのZepp公演を含む14本に亘る全国ツアー、そしてフィーチャリング・ワークス・ベスト「RIDE WITH YOU ~FEATURING WORKS BEST~」の制作を経て、ご自身のお気持ち・意識の変化や、影響、刺激されたことは、ありましたでしょうか? また、ニューアルバム『F』の制作に生かしたこと、反映されたことなども、ありましたらお聞かせいただけますか?
約3年ぶりのニューアルバムとなりますが、その間ライヴを重点的に行って参りました。具体的な結果は分りませんが、数有るライヴをこなす事で、おのずと音楽に対する意識の変化を得れた事は今回の『F』のアルバムに反映されているかと思います。
──『F』というアルバムタイトルは、どのように決められたのですか?
きっかけは、子供が私の携帯を勝手にいじり“F F F….”とFの文字をタイプしてた事により、思いついたものですが、Fから始まる英単語には沢山の良い意味も含まれ「なんか使えるな」と思いました。
一番は、このアルバムの制作中に“Forty”になったのが一番大きいですかね。
──ニューアルバム『F』は、1曲目「Feel It」のディスコ・サウンドに耳を奪われ、そこから鉄板のレゲエ・ナンバーやバラード、さらにはデュエット曲にスティービー・ワンダーのカバーまで、ソウルフルな歌声と多彩なサウンドに惹き込まれて一気に聴き通しました。今作の制作にあたって、特に意識されたのは、どのようなところでしょうか?
前作からのこの3年、ずっとアルバム制作をしていた訳では無く、ライヴや違う制作をしたりと充実した時間の延長線で始まったアルバム作りで、正直過去に無い短い時間の中で作り上げたのが『F』です。
なので、今自分が心を惹かれる楽曲を一曲づつ丹念に仕上げる事を目標に取り組みました。
──今作のレコーディングは、いかがでしたか?
上文で答えた様に、短い期間での制作だったので不安も有りましたが、今迄の経験を生かし、有る条件下の中でも良質なものを作る力は有るだろうと、自分を信じ取り組んでいたのがまた新たな経験となりました。
今回は、自分の一番近いミュージシャン達に手伝って頂いて、出来上がったアルバムです。
私の事を良く知っている人達との制作は、何の不安も無く良いものを作りたいという大きな一つの気持ちだけで進んで行きました。
──それでは、収録曲についてお聞きします。1曲目の「Feel It」のプロデューサーに、日本が世界に誇るDJ / ディガーのMUROさんを迎えたキッカケ、理由をお聞かせいただけますか? また、MUROさんとご一緒されて、いかがでしたか?
DJ MURO氏とは今迄も制作を共にやってきましたが、自分のアルバムの曲をプロデュースしてもらうのは今回が初めてでした。制作前に“こんな曲も好き、あんな曲も好き”とお話した上でMURO氏から返ってきたのが、この「Feel It」のオケでした。
聞いた瞬間に、メロディーがほろほろ舞い降り、歌詞がざくざく溢れ出ました。これはレゲエ風に言うと“Guidance”ですね。
──初回限定生産盤付属のDVDに収録されている「Feel It」のミュージックビデオは、どのような作品に仕上がりましたか?
監督、ISSEI氏も含め私の古くからの友人のアーティストやダンサー、そしてスタッフの方々に友情出演して頂きました。
出演している皆さんの華が凄いので、めちゃめちゃかっこいいミュージックビデオになったと思います。
──続いて、4曲目の「MATTAKU feat. Shyoudog (韻シスト)」で、韻シストのShyoudogさんとコラボレーションされて、いかがでしたか? また、歌詞はShyoudogさんと、曲は韻シストBANDさんと共作されていますが、楽曲制作は、どのように進められたのですか?
韻シストとは、昨年TOWER RECORDS企画からリリースした「Don’t Stop」をきっかけに、公私共に仲良くなれたのがとてもラッキーでした。彼らに出会って韻シストの音楽が大好きになり、引き続き一緒に音楽制作出来たらと願っていましたが、今回の自分のアルバムですぐに実現して、やっぱりラッキーでした。
自身のアルバムの中に男の人の声が欲しくなり、自分が思うアイデアをShyou君にぶつけてみたところ、快く引き受けてもらいました。彼には、帰りの遅い恋人を呆れて待つ女の心を、またなだめてしまう程のキュンキュンする事を歌中で言って欲しいとお頼みしました。韻シストBANDのオケも、今迄の数々の経験とセンスでどーんと腰を据えた様な、心騒ぐ、そして安定のサウンドで、一気に作りました。
──一方、6曲目の「Keep Peace Alive」は、ピアノ伴奏のみの歌唱がとても印象的です。アレンジはどのように決められたのですか?
この曲は昨年の初めに作り録音もし、去年1年間ずっと歌っていた曲です。
私なりの反戦ソングなんですが、歌詞を聞いて欲しいのでシンプルなピアノアレンジにしました。
本当はこの様な曲を歌わないで済む平和な日々を望みますが、私も含め音楽が好きな若い皆さんも今生きてる時代にもっと目を向けて欲しいとこれからもこの歌を歌うのでしょうね。
──7曲目の「A Place In The Sun」はスティービー・ワンダーのカバーですが、この曲をカバーされたのは、どのような想いからですか? また、カヴァーにあたって特に意識した点、こだわった点は、どんなところでしょうか?
去年の秋に、韻シストとツーマンライヴをしました。その際に韻シストBANDと演る、新鮮なものをと思いこのスティービー・ワンダーの曲をカヴァーしました。
同じ時期、移籍発表も有りこれからも引き続き宜しくという意味も含め、この歌詞の内容が自分にピッタリでした。
──ニューアルバム『F』を通して、リスナーにどのような想いを伝えたいですか? もしくは、どのようなところに注目して聴いてもらいたいですか?
このアルバムの中に、皆さんの好きな曲が一つでも有ります様に!
──ニューアルバム『F』のリリースから2016年のスタートを切るPUSHIMさんですが、今年の抱負をお聞かせいただけますか?
『F』の全国ライブツアーも有りますし、また新しい出会いと新しい発見が有る充実した1年になります様に。
4. MATTAKU feat. Shyoudog (韻シスト)
9. Welcome To My Village feat. AFRA (Skit)
10. ねむれない夜
11. Family
【Bonus Track ※通常盤のみに収録】
12. Feel It (Long Edit)
【初回生産限定盤DVD】
1. Feel It (Music Video)
2. People In The Shadow (Music Video)
3. Keep Peace Alive (Lyric Video)
4. FOREVER feat. 韻シスト (Live at Zepp DiverCity Tokyo on 2015.6.5)
5. Keep Peace Alive with HOME GROWN (Live at Zepp DiverCity Tokyo on 2015.6.5)
【CD情報】
[初回生産限定盤 CD+DVD]
アルバム
徳間ジャパンコミュニケーションズ
発売:2016.01.20
TKCA-74319
3,333(税抜)
CD購入
【CD情報】
[通常盤 CD Only]
アルバム
徳間ジャパンコミュニケーションズ
発売:2016.01.20
TKCA-74323
2,963(税抜)
CD購入
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その歌声を聞くと、誰もが“Feel The Soul(=魂を感じる)”“Strong Voice!(=力強い声)”“One & Only(=誰にも真似できない)”と形容されるプレミアム・シンガー。
“クイーン・オブ・レゲエ”として、今やジャパニーズ・レゲエ・シーンNo.1シンガーの座を確固たるものにしたと同時に、日本の音楽シーンの中でも希有な存在として偉才を発揮。95年に地元大阪で活動を開始し、1999年にシングル「Brand New Day」でメジャーデビュー。2000年にファーストアルバム『Say Greetings』をリリース以降、これ迄にオリジナルアルバム8枚の他、多数の企画アルバムをリリース。2014年にはデビュー15周年を迎え、アーティスト活動は元より、姉妹(PUSHIM&YOUNGSHIM)によるレディースアパレルブランド “Tome2H” (トミトエイチ)のプロデュースや、2015年には自身のレーベル“Groovillage”を設立するなど、更に活動の幅を拡げている。