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かぐや姫/風の伊勢正三・初プロデュース作品!純粋な言葉たちと透き通る歌声に心癒されるミニアルバム『Windfall』11月4日リリース!!

インタビュー

かぐや姫/風の伊勢正三・初プロデュース作品!純粋な言葉たちと透き通る歌声に心癒されるミニアルバム『W

ボーカルと三線(さんしん)担当の石垣優、ボーカルとギター担当の東里梨生による、沖縄県・石垣島で生まれ育った幼なじみの女性ユニット・やなわらばー。今年4月にフォークソング・カバーアルバム『縁唄(えにしうた)~フォークソングとやなわらばー~』をリリースし新境地を拓いた2人が、オリジナル・ミニアルバム『Windfall』をリリース!「なごり雪」や「22才の別れ」など数々の名曲を輩出している、かぐや姫、風の伊勢正三氏が初めてトータル・プロデュースを手掛けた作品で、純粋な言葉たちと透き通る歌声に心癒される1枚に仕上がっている。メンバーの東里も「世代を越えた名曲が生まれました!フォーク世代の方にも、若い世代の方にも聴いて頂きたいアルバムです」と自ら太鼓判を押す完成度ということでメール・インタビューを緊急オファー。『Windfall』のリリースに寄せて届いたビデオ・メッセージと併せてお楽しみください。

──ニューミニアルバム『Windfall』は、「なごり雪」や「22才の別れ」など数々の名曲を輩出している、かぐや姫、風の伊勢正三さんの初プロデュース作品ですが、伊勢さんとアルバム制作をされて、いかがでしたか? 新たな発見や刺激になったことはありましたでしょうか?
石垣優(ボーカル/三線):今回、私達からアルバムプロデュースをオファーしたんですが、過去に伊勢さんの楽曲を数曲カバーさせて頂いていたこともあり、伊勢さんの楽曲は、主人公の雰囲気や姿形、周りの風景までも見えてきそうなくらいのショートムービーのような世界観が二人ともとっても大好きで、勉強したいと思っていました。
実際に制作に入って、伊勢さんの言葉一つ一つへや、細部にまでのこだわりのすごさを感じました。一曲が出来上がるまでに、何度も何度も修正し、一つのコードを付けるのにも数時間かかるという事もありました。でも、どんなに迷っても、時間がかかっても、絶対に妥協しない。そのこだわりと、忍耐力、想い、姿勢は、本当に勉強になりました。

──『Windfall』というアルバムタイトルは、どのように決められたのですか?
東里梨生(ボーカル/ギター):タイトルはずっと悩んでいたのですが、伊勢さんが提案して下さいました。
伊勢さんと私達、全く違う世代が一緒に作品を作る事で予期せぬ化学反応が起こって素敵な作品ができました。
それが、「Windfall=授かりもの」です。
そして伊勢さんのユニット「風」とも関連付けています。
私達にとっては初の英語のタイトルです。

──伊勢正三さんが4曲を提供、伊勢さんとやなわらばーさんの共作が3曲という7曲が収録されていますが、収録曲そしてアルバムのリード曲は、どのように決められたのでしょうか?
石垣優:今作品は、たくさんのラブソングを作り出されてきた伊勢さんにプロデュースして頂くこともあり、ラブソングをテーマに制作しました。自身の恋愛経験をもとに歌詞を書いた曲もあります。今までは故郷から離れ、夢を追う中でできた曲や、都会に出てきてからの想いなどを綴った曲が多かったのですが、今回は私たちの等身大を表現したく、30代女性を主人公にしたラブソングが多く収録されています。中でも、リード曲の「渋谷川」は、今までのやなわらばーと、今作品で表現したい新しいやなわらばーの両方が表現できてる作品だと思います。

──レコーディングは、いかがでしたか?
東里梨生:今回のレコーディングは、伊勢さんとメールを何度もやりとりしながら、そしてスタジオで色々と話をしながら作り上げて行ったので、歌を入れる頃には自然と歌の中の主人公になっていました。なので、凄く自然体で歌うことが出来たと思います。
伊勢さんは凄く楽しい方で、たくさんお話もして下さるし、奥様も制作の時点からずっと私達の仮歌に合わせてピアノを弾いて下さったりと、両親と娘達というような感じで和やかな空気の中作業は進んでいきました。
お二人とも凄く褒めて下さるので、モチベーション高いままレコーディングできました。(笑)。

──それでは、収録曲についてお聞きします。アルバムのリード曲となる1曲目の「渋谷川」は、どのような楽曲に仕上がりましたか?
石垣優:この「渋谷川」と言う川は、本当にある川で、「春の小川」のモデルにもなっている川です。昔は清流として流れていましたが、現代では、コンクリートの下を流れているところもあったりと、決してキレイと言える川ではありません。しかし、近年、渋谷駅前の都市開発が進み、渋谷川周辺をキレイにする計画があるそうです。その為、コンクリートに埋まっていた部分が100年ぶりに地上に現れたと話題にもなりました。この渋谷川の時代の移り変わりの中に、故郷と都会の距離や思い、男女の切ない物語がスッと心の中に入ってくる曲です。遠距離恋愛をする方だけでなく、故郷を離れ都会で暮らす方にも、自分自身と重ね合わせながら聴いて頂きたい曲です。

──「渋谷川」はミュージックビデオを制作されていますが、どのような作品に仕上がりましたか?
東里梨生:今回は久しぶりに私達もたくさん出演しています。実際の渋谷川であったり、昔の渋谷の街並みと今の街並みを写真で見比べることが出来るストーリーになっています。とても天気が良くて、屋上でのシーンも夕陽がキレイに演出してくれています。
私達が実際にスマホで撮影するシーンがいくつかあるのですが、長らく同じポーズをしなきゃいけないので手がプルプルしました(笑)。

──収録曲の中では曲調が独特で印象的だったのが、4曲目の「ねごと」です。石垣優さんの作曲、作詞は石垣優さんと伊勢正三さんとの共作ですが、曲作りは、どのように進められたのですか? また、曲の終盤に「Voice」(ラップ)を入れた経緯をお聞かせいただけますか?
石垣優:この曲は、今までのやなわらばーのイメージより、もっとありのままの自分をぶつけてみようと思い、実際の経験を元に書きました。伊勢さんに最初に歌詞を見せた時、リアルすぎて怖いと言われ、伊勢さんにサポートして頂き、少し柔らかい表現になりました。なので初めはもっとトゲトゲしてました(笑)。
「ねごと」はアルバムの中でも、スパイスとなる曲にしたかったので、アレンジを聴いたとき、これだ!という感じで嬉しかったです!
そして、歌を録り終えた時、頭の中にラップが流れてきたので、ラップを入れたいと伊勢さんに提案してみました。すると、まさかの展開!伊勢さんのマネージャーさん(MIKI-LOWさん)がラッパーということもあり、表のリズムにMIKI-LOWさんにラップを入れて頂き、裏のリズムには伊勢さんがボイスを入れて下さるという、奇跡のコラボレーションが生まれました!

──また、6曲目の「いいんだよ」は、歌詞の「言刃」という表現が目を引きました。東里梨生さんと伊勢正三さんのお二人で作詞、作曲をされていますが、楽曲制作は、どのように進められたのですか?
東里梨生:この曲は、なかなか思っていることを上手く言葉で伝えられずに違う意味でとらえられたり、人を不快にしてしまったり、また悪気なく傷つけてしまったり、傷つけられたり、、そんな言葉の操り方に少し悩んでいる時に作り始めた曲です。なので、言葉が武器にもなるという意味での「言刃」伊勢さんの造語です。さすがですね。
元々、長渕剛さんや吉田拓郎さんの曲をよく聞いていたので、やなわらばーにもそういうテイストと曲があってもいいなと思って。
私は最初、凄くシンプルに書いたんですが、伊勢さんからは、もっと具体的に書いたほうがいいということで伊勢さんがガラッと歌詞と曲をアレンジしてくださいました。伊勢さん曰く、こういった歌詞は初めて書いたとのことですし、吉田拓郎に聞かせたいなぁとおっしゃってました(笑)。ゆったりとした三連のリズムは、歌ってみるとなかなか難しいので、アコースティックギター一本でやる時は相当リズムを意識しなきゃと思っています。このアルバムの中では少し男らしい曲になっています。

──ニューミニアルバム『Windfall』を通して、リスナーにどのような想いを伝えたいですか? もしくは、どのようなところに注目して聴いてもらいたいですか?)
石垣優:今回のアルバムは、伊勢正三さんと言う偉大な方にプロデュースをして頂き、一曲一曲が個性的で、とても切なく、けれど温かい世界観になっています。
やなわらばーを知って下さっている方には、新鮮な私たちを感じとって頂けると思いますし、伊勢正三さんのファンの方には伊勢さんの素晴らしい世界観を改めて感じとって頂けると思います。
聞いて下さる方々の心に潜む傷や、今抱える重荷みたいな物をそっと包み込み、楽にしてくれるアルバムになればと思っています。

──そして、ニューミニアルバム『Windfall』を引っ提げ、11月25日より「Windfall Tour 2015」がスタートします。今回のツアーに向けての抱負をお聞かせいただけますか? また、併せて来年に向けての抱負もお聞かせいただけますでしょうか?
東里梨生:今回のツアーは、大阪、名古屋は鍵盤とギターをサポートに迎えてのアコースティックライブ。東京はベースとパーカッションも加わって、さらに!伊勢正三さんもゲストで出演してくださいます!!
その後の沖縄公演は二人だけでのBOUNENKAIライブとなります。
今回の楽曲たちは、いつもより声量を抑えて、ニュアンスや息遣いを大事にしている曲が多いので、それをいかにライブで表現する出来るかが鍵となると思っています。レコーディングした時と同じように新鮮な気持ちで歌いたいと思っています。来た頂いた方には心地よくも、終わった後には心がスッキリするようなライブが出来ればと思っています。
来年も引き続きこのWindfallを持って全国に届けていきたいと思います。そして伊勢さんとの制作作業の中で学んだことを、これからの曲制作にも活かしていきたいですね。妥協せず良いものを作る。
来年はその精神で何事にも取り組んでいきたいですね。

柔らかな物体



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LIVE

Windfall Tour 2015

◆~Acoustic Night Billboard Live OSAKA Special Live~
【日時】11月25日(水)
★1回目 開場17:30 / 開演18:30
★2回目 開場20:30 / 開演21:30
※完全入れ替え制
【会場】大阪・Billboard Live OSAKA

◆~Acoustic Night~
【日時】11月28日(土) 開場17:00 / 開演17:30
【会場】名古屋・JAMIN

◆~Tour Final Special Night~
【日時】12月12日(土) 開場17:00 / 開演17:30
【会場】東京・虎ノ門ニッショーホール

◆~BOUNENKAI~
【日時】12月18日(金) 開場19:00 / 開演20:00
【会場】沖縄・OKINAWA LIVE HOUSE MOD’S

●各公演の詳細、最新のLIVE情報はOfficial HPをご確認下さい。
http://www.ya-na.net/

-インタビュー

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