中島美嘉:今回のシングル、最初はアップテンポの曲を選ぼうと思ってたんですよ。でも、amazarashiさんからこの曲をいただいて、そんな予定は吹っ飛んで"絶対、この曲を歌いたい"と思って。最初の聴いたときは、泣くのをこらえながら放心状態になりましたね。本当にすごい曲だなって…。
中島美嘉:死のうとは思わなくても、きもちがどんより曇っていて、生きることがつらい時期って誰にでもあると思うんですよ。私も実際、27才くらいまでは何もかもがイヤだなって思ったこともあったので…。だから、この曲の歌詞にある“死ぬことばかり考えてしまうのは きっと生きる事に真面目すぎるから”というフレーズにはすごく心に残りました。“そうか、確かに”って思えたし、歌ってると元気が出てくるんですよね。
中島美嘉:amazarashiさんの曲は譜割りが独特だし、いままで歌ったことのないタイプの曲だから、最初は対応するだけで必死でしたね。レコーディングまでに何度も何度も聴き返して、(デモ音源のボーカルを)完コピするくらいの感じで(笑)。歌詞の世界観は自分に合うと思ったし、そこは心配してなかったんですけどね。もしかしたら、年齢も関係あるかも。もっと若いときにこの曲を歌ってたら、重みがないというか、単に“カッコいいね”で終わったかもしれない。30代のいまだからこそ、良い意味の重さだったり、リアルな表現が出来るんじゃないかなって。楽曲をしっかり受け止めて、責任を持って歌えるというか…。そこは変わってきた部分だと思います。
中島美嘉:タイトルだけを見て、誤解されちゃうと悲しいなって思います。でも、最後まで聴いてもらえれば、ちゃんと伝わるんじゃないかなって。生きることに真面目で、今日を大事にしたいということを歌っている曲ですからね。
文:森朋之
2. Today
3. 桜色舞うころ-natural edition-
4. 僕が死のうと思ったのは(Instrumental)
シングル
発売日:2013.8.28
Sony Music Associated Records
初回生産限定盤(CD+DVD)
AICL-2573
¥1,575(税込)
通常盤(CDのみ)
AICL-2575
¥1,223(税込)
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