今なお世界中に多大なる影響力を誇る不世出のシャンソン歌手エディット・ピアフ。2018年はエディット・ピアフが1963年10月10日に亡くなって55年。その年に、大竹しのぶ主演の舞台「ピアフ」の4度目の再演、ピアフ楽曲のCD化、そして2019年明けにはピアフの楽曲を歌うコンサートツアーの実施と、大竹しのぶによるピアフ関連の舞台・CD・コンサートが三位一体となった特別プロジェクト「SHINOBU avec PIAF(シノブ・アヴェク・ピアフ)2018-2019」の発表がビクタースタジオにて行われた。
このプロジェクトは、ピアフの楽曲を大竹しのぶが歌唱したアルバム「SHINOBU avec PIAF(シノブ・アヴェク・ピアフ)が10月10日に発売、そして11月4日から始まる舞台「ピアフ」、さらにはピアフの楽曲を歌うコンサートツアーと、2018年から2019年にかけて実施する「舞台×ピアフ楽曲のCD化×コンサート」が三位一体となり、ピアフと大竹が時を超えてシンクロニシティーする一大プロジェクト。
記者発表の冒頭から、10月10日(ピアフの命日)に発売されるアルバム「SHINOBU avec PIAF」より、「愛の讃歌」を歌唱。CDのプロデューサーである坂本昌之氏のピアノだけをバックに紅白歌合戦での熱唱を彷彿させた後には、CD収録曲「群衆」を、レコーディングメンバーによるバンド形式で歌唱。シャンソンの枠にとどまらない、ある種ロックなアレンジを施された、しのぶ流ピアフに記者会見場も騒然。本楽曲はCD発売に先駆けて8月22日に先行配信される事も発表。2曲のスタジオライブ後は、舞台「ピアフ」の共演者である辻萬長、川久保拓司、駿河太郎、上遠野太洸の4人が登場。4人からバラ1輪ずつ贈呈された大竹は「4度目の舞台の上演が決まりましたが、舞台でピアフを見た人から、CDでもピアフの歌を聴きたいというご要望があり、やっとCDを作ることができ、彼女の命日にあたる10月10日にCDを発売します。4度目の再演ですが、みんなで1回、1回、必死になって作り上げるこの舞台が大好きなので、またそれを皆さんに届けられるうれしさでいっぱいです。ピアフの歌は、暗かったり、重かったりするのですが、強い歌が多いので、強い心を届けられたらいいなと思っています」とあいさつ。歌のフレーズ、そして言葉の端々から女優・大竹しのぶのオーラがビクタースタジオを圧倒した記者会見となった。
CD情報
2018年10月10日発売アルバム 「SHINOBU avec PIAF(シノブ・アヴェク・ピアフ)」大竹しのぶ
VICL-65051 全11曲収録 定価2,778円+税
<収録曲>
1.バラ色の人生 (La Vie En Rose) 詞:Edith Piaf / 曲:Louiguy / 日本語詞:永田文夫
2.私の神様 (Mon Dieu) 詞:Jacques Vaucaire / 曲:Charles Gaston Dumont / 日本語詞:鈴木ひがし
3.美しい恋の物語 (La Belle Historie D’amour) 詞:Edith Piaf / 曲:Charles Gaston Dumont / 日本語詞:常田景子
4.愛の讃歌 (Hymne à l’amour) 詞・曲:Margueritte Angele Monot / 日本語詞:松永祐子
5.群衆 (La Foule) 詞:Enrique Dizeo / 曲:Angel Cabral / 日本語詞:なかにし礼 ※
6.知らない街 (La Ville Inconnue) 詞:Michael Vaucaire / 曲:Charles Dumont / 日本語詞:なかにし礼
7.アコーディオン弾き (L’accordeoniste) 詞・曲:Michael Emer / 日本語詞:岩谷時子
8.老兵 (Mon Ami Mon Ami) 詞・曲:Jean-Claude Darnal / Rudi Revil / 日本語詞:岩谷時子 ※
9.ミロール (Milord) 詞:Giuseppe Mustacchi / 曲:Margueritte Angele Monot / 日本語詞:岩谷時子 ※
10.パダン・パダン (Padam Padam) 詞:Henri Alexandre Contet / 曲:Norbert Glanzberg / 日本語詞:なかにし礼 ※
- 水に流して (Mon Je Ne Regrette Rien) 詞:Michael Vaucaire / 曲:Charles Dumont / 日本語詞:岩谷時子
※は舞台「ピアフ」で大竹しのぶが歌唱しなかった曲
■配信情報■
◎「群衆」先行配信決定!…アルバム発売に先行して収録曲「群衆」をiTunes Store、レコチョクほか主要配信サイトやApple Music、dヒッツほか定額制聴き放題サービスで8月22日より配信スタートします。アルバム本編はCD発売と同日に配信開始します。
■大竹しのぶプロフィール■
1957年7月17日生まれ。東京都出身。
1974年「ボクは女学生」の一般公募でドラマ出演。そして、1975年 映画「青春の門 -筑豊編-」ヒロイン役で本格的デビュー。その鮮烈さは天性の演技力と称賛され、同年、朝の連続ドラマ小説「水色の時」に出演し、国民的ヒロインとなる。以降、気鋭の舞台演出家、映画監督の作品には欠かせない女優として圧倒的な存在感は常に注目を集め、映画,舞台,TVドラマ,音楽等ジャンルにとらわれず才能を発揮し、話題作に相次いで出演。作品毎に未知を楽しむ豊かな表現力は、主要な演劇賞を数々受賞して評価されると共に、世代を超えて支持され続けている名実ともに日本を代表する女優。