2017年にRoadrunnerより鮮烈なデビューを飾り、ロック誌の新人賞を総ナメした6人組ホラーパンク・バンド、クリーパー。突如1年間シーンから姿を消していた彼らの、奇跡のカムバック作品となるアルバム『セックス、デス&ザ・インフィニット・ボイド』が7月31日にリリースされた。音楽誌ケラング!では「尽きることのない情熱が注ぎ込まれた、色鮮やかで美しいカーニバルのようなサウンド、まさに音楽の奇跡だ」と5点満点の高評価を受けている。
アルバムのコンセプトにはフロントマンのウィル・グールドの実際の人生が反映されている。新たな街に移った少年がグレて、とある女の子に出会い恋に落ち、彼らの知っている世界が終わる。この世界の終末的ロマンスがウィルの並外れた知性を通して映画のような冒険に描かれている。カラフルでセンチメンタルな、ブルース・スプリングスティーンやロイ・オービソンといったアメリカーナの要素、そしてマーク・ボランやTレックスといったシアトリカルなグラムロックの要素を取り入れつつ、クリーパーらしい音楽へとバンドが再構築したという。
アルバムの1曲目であり、コンセプトの主人公である少年ロウ、そしてヒロインのアナベルが登場する、バンド初のアニメーション作品である最新ビデオ「ビー・マイ・エンド」はこちらから。
クリーパー「ビー・マイ・エンド」
クリーパーはメンバーが死に直面するような悲劇を経験し、またセカンドアルバムを制作する上での過度なプレッシャーからメンタルヘルスの問題に悩みながらも今作を完成させた。アルバムの制作秘話は彼らのポッドキャストで公開されており、Appleで初登場6位を記録するなどファンから好評を博している。クリーパーは12月にアルバム発売記念ライブを開催、来年3月にはヘッドラインツアーを予定しているという。因みにクリーパーはイギリス南部のサウスハンプトンで結成され、活動を始めるとすぐに「クリーパー・カルト」と呼ばれる熱狂的なファンたちに支持されるようになり、そのストーリー性が高いシアトリカルな世界観と、エモーショナルで壮大な冒険心のあるサウンドに虜になるリスナーが後を絶たないという。デビューアルバム『エターニティー、イン・ユア・アームズ』は全英チャート初登場TOP 20入りを記録し、ケラング!誌主催アワードで最優秀新人賞、メタル・ハマー誌主催アワードで最優秀新人バンド賞、そしてロックサウンド誌の読者投票でも最優秀新人賞を受賞している。
■リリース情報
クリーパー / Creeper
ニュー・アルバム『セックス、デス&ザ・インフィニット・ボイド / Sex, Death & the Infinite Void』
7月31日発売
《収録曲》
01.Hallelujah!
02.Be My End
03.Born Cold
04.Cyanide
05.Celestial Violence
06.Annabelle
07.Paradise
08.Poisoned Heart
09.Thorns of Love
10.Four Years Ago
11.Holy War
12.Napalm Girls
13.The Crown of Life
14.Black Moon
15.All My Friends
▼ダウンロード/ストリーミングはこちら
https://RRjapan.lnk.to/Creeper_SDTIVPu