2020年1月24日に全国公開となる映画 『ロマンスドール』の本予告が本日YouTubeで解禁、この中でnever young beachが書き下ろした主題歌「やさしいままで」の音源が一部公開されました。
「ラブドール職人と、一目で恋に落ちて結婚した妻との日々を描く」という型破りな設定とセンセーショナルな展開が描かれた、タナダユキの小説「ロマンスドール」が原作となっている当作品。2008年「ダ・ヴィンチ」の連載開始から10年、原作者自らが脚本・監督を手掛けました。高橋一生が主演、蒼井優がヒロインを務め、浜野謙太、三浦透子、大倉孝二、ピエール瀧、渡辺えり、きたろうといった粒ぞろいのキャストでお送りします。
never young beachは「やさしいままで」の書き下ろしにあたり、「愛するということは許すということなのかな。そんなことを思い作りました」とコメント。タナダ監督もまた、 「その詞や曲、歌声が、主人公の哲雄の哀しみや後悔をも優しく肯定してくれているようで、深くあたたかく胸に響き、感極まりました」と感想を寄せています。
なお、本予告とともにポスタービジュアルもあわせて公開。スモーキーブルーに包まれ、二人の視線に思わず目がいくシンプルで美しい写真となっています。
[本予告]
[映画情報]
映画『ロマンスドール』2020年1月24日(金) 全国ロードショー
出演:高橋一生 蒼井優
浜野謙太 三浦透子 大倉孝二 ピエール瀧 きたろう 渡辺えり
脚本・監督:タナダユキ 原作:タナダユキ「ロマンスドール」(角川文庫刊)
©︎2019「ロマンスドール」製作委員会 配給:KADOKAWA
[never young beachプロフィール]
安部勇磨(Vo, G.)阿南智史(G.)巽 啓伍(B.)鈴木健人(Ds.)
土着的な日本の歌のDNAをしっかりと残しながら、USインディなど洋楽に影響を受けたサウンドと極上のポップなメロディ、そして地に足をつけて等身大の歌詞をうたった楽曲で、音楽シーンに一石を投じる存在として、注目を集めるバンド。2014年春に結成。2015年に1stアルバム 『YASHINOKI HOUSE』を発表し、FUJI ROCK FESTIVALに初出演。2016年に2ndアルバム『fam fam』をリリースし、様々なフェスやライブイベントに参加。2017年にSPEEDSTAR RECORDSよりメジャーデビューアルバム『A GOOD TIME』を発表。2018年に10inchアナログシングル 『うつらない/歩いてみたら』をリリース。そして2019年に4thアルバム『STORY』を発表し、初のホールツアーを開催。また近年は中国、台湾、韓国、タイでもライブ出演。
[never young beach:コメント] 自分たちのつくった曲が映画館で流れるという経験がないのでワクワクしました。映画の本編が終わり、エンドロールを観ながらエンディングの曲を聴いている時間が実は一番脳みそから何か出ている気がするんです。見終わってジュワーといろいろ実感するというか。あの時間に自分たちが関われるなんて。そんな気持ちがあったので主題歌のオファーを頂いた時は単純に嬉しかったです。 映画から受けた印象は、余白があって、凄く素朴。だからこそ役者さん、音、映像、様々な個性を感じられました。 人間、誰かを愛しても様々なすれ違いがあると思います。ベストな状況は少しの間。日々の中、互いに変わっていき、ぶつかる。それでいいと思うんです。正しさだけが人を救うわけじゃない。疲れちゃう。どんな状況になっても受け入れ、楽しみ、互いの違いを理解出来たら。 愛するということは許すということなのかな。そんなことを思い作りました。
[タナダユキ監督:コメント]
never young beachを知ったのは3年近く前のこと。彼らの作る曲には新しさと同時に、どこかノスタルジーがありました。とっつきやすいのに、一筋縄ではいかない豊かさ。ひねくれてなんかいないのに、でもやっぱりちょっとひねくれているような可愛げ。いつか何かの映画で主題歌をお願いしたいなとずっと思っていて、ようやくそれが叶いました。
初めて完成した主題歌を聴いた時、その詞や曲、歌声が、主人公の哲雄の哀しみや後悔をもやさしく肯定してくれているようで、深くあたたかく胸に響き、感極まりました。最後の一音が終わるまでが、映画 「ロマンスドール」の世界です。この曲が沢山の人に届きますように。