2016年にスカウトされ、以降数多くの映画やドラマに出演、2019年映画『天気の子』ヒロイン役に抜擢され注目を集め、今後、最も活躍が期待される新人女優の森七菜。自身も出演する、岩井俊二監督最新作映画『ラストレター』の主題歌、「カエルノウタ」で歌手としてデビューすることが決定した。
森七菜は本映画に、岸辺野颯香 / 遠野裕里(回想)役の二役で出演している。
「カエルノウタ」は、作詞を岩井俊二、作曲を本映画の音楽を務める小林武史が担当。
森七菜が主題歌を歌う事になった経緯について、企画・プロデュース担当の川村元気氏は下記のように語っている。
『スワロウテイル』におけるYEN TOWN BAND、『リリイ・シュシュのすべて』から生まれたリリイ・シュシュ、岩井俊二監督作品から、いつも素晴らしい音楽が生まれてきた。では『ラストレター』からはどんな音楽が生まれるのか。
岩井俊二、小林武史と話し合いを続けた。たくさんのアーティストが主題歌の候補としてあがるなか、答えが目の前にあることに気づいた。
「試しに」と歌ってもらった森七菜の歌声には、少年と少女の間をたゆたうような瑞々しさと、誰にも真似できない力強さがあった。
その声に惹きつけられて、岩井俊二がおとぎ話のような歌詞を書き、小林武史が映画の世界観を投影したメロディをつけた。エンドロールにこの主題歌が流れたときに、ついに”岩井俊二監督作品”が完成したのだと感じた。
森七菜にとってこれが歌手デビュー作品となる。
シングル「カエルノウタ」のカップリングには小泉今日子の「あなたに会えてよかった」、荒井由実の「返事はいらない」のカバーを収録。
主題歌「カエルノウタ」が使用された新特報は、11月22日より順次全国の映画館で上映される。
なお、映画『ラストレター』のオリジナル サウンドトラックも同じ1月15日に発売となる。
森七菜
デビューシングル
カエルノウタ
2020年1月15日リリース
SRCL-11339 \1,500+tax
1. カエルノウタ
2. あなたに会えてよかった
3. 返事はいらない
4. カエルノウタ(Instrumental)
5. あなたに会えてよかった(Instrumental)
6. 返事はいらない(Instrumental)
プロフィール
森七菜(もりなな)
2001年8月31日生まれ大分県出身。
2016年に大分県でスカウトされる。
2019年7月に公開された映画『天気の子』のヒロイン 天野陽菜役に抜擢され注目を浴びる。
他にも数多くの映画、ドラマに出演し話題を呼ぶ。
2020年1月17日(金)公開の岩井俊二監督作品映画『ラストレター』に岸辺野颯香/遠野裕里(回想)役にて出演。
デビュー曲となる主題歌「カエルノウタ」を2020年1月15日にリリースする。
映画タイトル:ラストレター
・公開:2020年1月17日(金)
・監督・脚本・編集:岩井俊二
・原作:岩井俊二「ラストレター」(文春文庫刊)
・音楽:小林武史
・出演:松たか子 広瀬すず
庵野秀明 森七菜 小室等 水越けいこ 木内みどり 鈴木慶一 / 豊川悦司 中山美穂
神木隆之介 福山雅治
・主題歌:森七菜「カエルノウタ」※作詞:岩井俊二 作曲:小林武史
・配給:東宝
・マルシー:©2020「ラストレター」製作委員会
映画『ラストレター』特報2
映画『ラストレター』公式サイト
ストーリー
裕里(松たか子)の姉の未咲が、亡くなった。裕里は葬儀の場で、未咲の面影を残す娘の鮎美(広瀬すず)から、未咲宛ての同窓会の案内と、未咲が鮎美に残した手紙の存在を告げられる。未咲の死を知らせるために行った同窓会で、学校のヒロインだった姉と勘違いされてしまう裕里。そしてその場で、初恋の相手・鏡史郎(福山雅治)と再会することに。
勘違いから始まった、裕里と鏡史郎の不思議な文通。裕里は、未咲のふりをして、手紙を書き続ける。その内のひとつの手紙が鮎美に届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎(回想・神木隆之介)と未咲(回想・広瀬すず)、そして裕里(回想・森七菜)の学生時代の淡い初恋の思い出を辿りだす。
ひょんなことから彼らを繋いだ手紙は、未咲の死の真相、そして過去と現在、心に蓋をしてきたそれぞれの初恋の想いを、時を超えて動かしていく―――
関係者コメント
森七菜
初めてお話をいただいた時、本当に私で合っているの?と驚きました。今回、歌手デビューとなり、映画主題歌に初挑戦です。それがこんなに素敵な、私が大好きな作品で、さらに岩井俊二監督、小林武史さんに作っていただいた唄を歌うことが、非常に重大な事だと感じました。歌詞、メロディともに一瞬一瞬聴き逃せなく、全部余すことなく歌わないと、と心掛けました。歌うことは楽しいですが、まだまだ未熟なので、ひとつの映画を作るような、お芝居をするような感覚で歌いました。スクリーンで最後に自分の歌が流れるのは、楽しみですが、すごく誇らしげな気持ちになるか、穴に入りたくなるか、どちらかだと思います(笑)。
小林武史
主題歌は、歌独自の世界観はもちろん、映画との関係性というのも必要で、今回、映画のエンドロールの使いどころも、透明感のある森さんの声にピッタリなので、トータルとしてうまく色々な要素がつながることになると思います。森さんは、レコーディングを一回一回重ねるごとに成長してくるんです。最初から表現しようとする気持ちがあり、やっぱり女優さんなんだなと思いました。歌詞の意味を岩井さんに確認したりしていて、その後のレコーディングは、また格段に良くなり、二歳くらい年齢が上がったような感じで、最後はあどけなさだけでなく、女性としての色気が出てきたのかなと思いました。女優だけでなく、歌い手としての顏もどこかで忍ばせていってほしいなと思います。
岩井俊二
イソップ童話のひとつをモチーフにしつつ、ショートフィルムも別に作るような感覚で、映画と程よい距離感を保ちつつ、いろいろな解釈ができる歌にできればと思い、作詞しました。
森さんは、やはり根に女優というものがあるので、「上手く歌おう」というよりも、「表現しよう」というアプローチが、撮影現場で役者としてやっていたアプローチに共通するものがあるんだな、と。歌だけですが、演じるような表現でひとつひとつの言葉に宿すものがあって、まだあどけない女の子なのに、すごく丁寧に、文学的に表現していて、とても感心しました。映画の主題歌には、そこまで観てきた流れを上手く支えて、余裕を持ちながら緩やかに着地していくような役割があると思いますが、そこはとてもうまくいったかなと思っています。映画を観る前に曲だけ聞く人もいて、そういった方々がどんな映画を想像するかな、なんて想いを馳せつつ書いたので、そういう楽しみ方もしてもらえたら嬉しいです。
オリジナル サウンドトラック
ラストレター オリジナル サウンドトラック
1月15日リリース
SRCL-11349 \3,000+tax
森七菜公式リンク
音楽オフィシャルサイト
Twitter(音楽スタッフ(公式))
https://twitter.com/morinanamusic